本当は発売当時、既に見ていましたが、今*1まで放置しておりました、7thアルバム「私立恵比寿中学」期間生産限定盤BのDISC2、「シン・EVERYTHING POINT 2/2」を見ておりましたということで。
今回は発売日からだいぶ日数が経っていますが、ネタバレを回避したい方は以下の内容は読まないようにしていただければと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。
前作「シン・EVERYTHING POINT 1/2」では、6人体制最後のツアー*2から、新メンバー(ココユノノカ)がデビューする予定だった2年ぶり開催*3となるファミえんに向けたリハーサル風景の映像が中心になっていました*4の開催が発表されたところで終わり))が、今作はそのちゅうおん2021のリハの風景から。
ちゅうおん2021は、夏にファミえんが中止になり、ココユノノカの初ステージになった@JAMではりこちゃんが体調不良で休演になった為、9人の新生エビ中が初めてステージに立つことになりました。9人で初めてのライブに向かうエビ中、しかしこのライブを最後に柏木さんが一旦お休み*5に入るという微妙な空気感。そういう意味でも全体的には柏木さんへのインタビューや映像*6が多い構成*7。
映像はリハスタジオで青い顔してイヤフォン探す小久保。藤井さん、他スタッフが一緒にスタジオ中を巻き込んでの捜索をするが見つからず、大騒ぎした後リュックに入っていたことが分かって謝るところからスタート。安本さんは@JAMでは緑だった髪を「ちゅうおんの頃に良い色になるように」とピンクに染めていたり、教育係のかほちゃんが小久保に発音、リズムの取り方をアドバイス*8したり。リハで歌うりこちゃんはマスクが辛そう。これが2021年秋を象徴しているような気がします。
真山さんが7年ぶり*9にエビ中現場についたスタッフが昔のスタッフ用の服を出してきてくれていたこと、歌がうまくなったと褒めてくれたことを喜んでいましたが「そりゃね7年も経てばうまくなってないとね」と。
ちゅうおんが終わったら柏木さんが(無期)休養に入るからだろうか、新メンバーとじゃれあう場面も多い。休養を目前にした柏木さん本人は、9人でできるライブを大事と感じていること、コロナの後遺症で声が出にくかったが、喉の調子は戻ってきていることを話します。
ステージでのリハで「なないろ」を聴くココユノノカから、小久保と真山さんの「なないろ」についてスタッフを介しての会話が良い。*10
今作登場機会があまり多くない星名さんですが、小久保のためにリズムをとってあげているといういい話をインタビューで答えています。前述のかほちゃんのアドバイスの件、この星名さんの話など、エビ中が小久保をどうにか育てようとしている感じがあり、それが秋田で爆発するという結果になったんだろうかと思いました。
本番の安本さんのピンクの髪は程よい発色。恒例の中山タイムから円陣。1曲目の演奏が始まるステージ裏ではののかちゃんの表情が緊張を隠せない。
初日が終わってココユノノカの加入に対するインタビュー。安本さんは3人を引っ張ってあげるという感覚ではなく、自分たちが今まで通りにやっていくことで3人がついてきてくれるのが良いと思っている、前を向いて戦闘モードで行くことで横や後ろを気にするのではなく進んでいく、歌穂ちゃんは加入してから妹的な感じだったけど、いざ新メンバーが加入してきたら大人になってた、ありのまま良いところを伸ばそう、意識的に変わるのではなく自然に変わっていく。りこちゃんはお休みしていた@JAMを配信で見て今の子凄い。時代替わったんだなと思います、私も二十歳で全然若いですけど。
新メンバーも公演終了後に三者三様のコメント。ココナちゃんは「なないろ」について邪難になるんじゃないかという不安があった、でも校長に入りなさいと言われたので一度歌うことにした同じ気持ちにはなれないけど分かろうとすることを考えていた、調和できていればいいなと、ののかちゃんは「サマーデジャヴ」での表現について、小久保はukkaの新メンバー発表が気になる。
2日目はののかちゃんが寝坊、開演前に小久保は星名さんに筋トレを勧められる*11、真山も小久保に筋トレさせる話をしていた。このままでは大学芸会で持たない。ののかちゃんは柏木さんと休養前に一緒にできる最後だから目を合わせに行きたい。「美怜ちゃんとは目が合う、美怜ちゃんはそういう人だから」開演直前に小久保の奇行*12を見て、星名さんが衣装が黒くなるからやめなさいと注意。小久保は床と仲良くなりたいと答えます。
ちゅうおん終演後ステージ残った柏木さんが声を震わせて休養に入る挨拶「(この日発表されました)大学芸会に向けて心身ともに休んで戻ってこられれば」。ステージ袖で待つ星名さんとののかちゃん、迎えてハグ。
公演後、柏木さんは自分にとって(今回のちゅうおんが)特別なものになってるから、ステージ中みんなの顔を見た、「なないろ」の最初でリットしていくところであやかと目を合わせていた、新メンバーを感じているのは、ユニゾンの声が明るくなった、明るい声は気持ちも明るくなる。
ココユノノカは、始まったらすぐ終わった、「フユコイ」*13あたりでもう終わる!と思った、忘れないで、歌詞忘れないでと「忘れないで」いじりをされる小久保。ソロまでは緊張、小久保は最初だから終わってみんなのソロを落ち着いて聴けた、カラオケ行きたい、コロナ明けたらねとののかちゃん。
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秋田に向かう電車の中で寝ているののかちゃんを撮影する小久保。みんな白目で寝てたとかほちゃん。
前日リハの「大人はわかってくれない」は小久保カメラ。ステージ上で小久保が藤井さんに(たぶん)怒られて、ココユノノカがエミコ先生といくえ先生に怒られる、真山さんに怒られる*14。そして安本さんに小久保が怒られる*15。
秋田分校は、この作品のハイライトとも言える場面になっています。*16
秋田分校当日、真山さんが顔面を怪我している*17。前日の夜ののかちゃんと心菜ちゃんはホテルで夜練習した。昨日に続いていくえ先生に怒られる小久保*18。ののかちゃんは練習の成果か褒められる。
昨日の説教の話をする真山さん*19「然るべきタイミングで叱らせていただきました」。
ココユノノカは3人でひたすら練習、控室からステージまでの移動?廊下階段を「イヤフォンライオット」を歌いながら一列で移動。そしてステージ袖で小久保の奇行*20、これが奇行自体を捉えた初めての瞬間かもしれない。
秋田分校のライブダイジェスト*21は結構たっぷり目にあった感じがします。
本番終わってリンゴを食べる、小久保。やり切った感が凄い。
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今作はココユノノカ初めて、そして柏木さん復活の大学芸会で幕を閉じます。
柏木さんが戻ってきた大学芸会のリハ。
りこちゃんは「Anytime, Anywhere」を気に入ってずっと聴いている話、歌っているときは皆さんに向けて歌っている、聴いているときはメンバーを歌詞に重ねている、歌詞は思い出せない。りこちゃん流石っす。
ののかちゃんはリハ中に秋田分校の反省を生かして客席の高いところ、遠いところにいる人を意識してリハーサルしている、りこちゃんに褒められて喜んでいる。
リハ期間中に誕生日を迎えた真山さんにサプライズケーキをしようとロウソクに火をつけたら真山さんが来なくて一度ロウソクを消す。早く来いと呼ばれて来た真山さんが状況を見て「そういうことかー」。
件の奇行*22についてインタビューされて説明をする小久保。最高。
大学芸会初日。柏木さんが戻ってきた大学芸会からは、また柏木さんを中心に「新メンバーは初めての大学芸会、私も3か月ぶりなんですよ、ドキドキ」、中山さんはフィルムカメラでバックステージ撮影をしていましたが、カメラが壊れる。*23気を取り直して中山タイム、真山さんが円陣の前に怪我だけしないようにと声掛け。
柏木さんがののかちゃんに「楽しもうね、あんだけやってきたんだからできるよ」初日の本編はダンストラックの数秒だけ。
初日が終わって小久保は「早く終わった、思ったよりも(体力的には)大丈夫だった」心菜ちゃんは「明日はもっと落ち着いて、今日駄目だったところは明日までに練習」のりを食べる小久保で初日は終了。
大学芸会2日目、柏木さん「フルでやったの久々でこんなだっけって、ちゅうおんはあったけど歌って踊っては@JAMぶり、でも楽しかった」心菜ちゃんがカメラを見つけて「みんなここなのことすきになーれ」といって恥ずかしくなって逃げようとする、メイキングを撮っているスタッフから、エビ中でやれる人が他にいないと言われて「柚乃とかにやらせたい」ののかちゃん「ちゅうおんは2公演目に慣れが出た、今日は緊張感をもってやる」中山さん「フィルムカメラが壊れたからこれ(写ルンです)買ってきた」。
円陣前に真山さんが今日も怪我に気を付けて、ヤバかったらはけてもだいじょうぶ、ステージ上で倒れたら事故だから(星名さんが調子悪かった様子)と声掛け。この日の円陣の雰囲気がこんな感じなのは未来から来た私には理由が分かります。
本編は「HOT UP!!!」の柏木とやす。袖からステージを見つめる小久保。
公演終わりにあれだけ怪我に気つけろと言っていた真山さんが2015年のさいたまスーパーアリーナの時と同様にマイクをぶつけて鼻を怪我をするということに。対応は冷静。鼻が高いから。
最後は「Anytime, Anywhere」に載せて期間中のステージ(TIFのキョンシー)やリハなどのメイキング映像。最後の最後に大学芸会の「響」の時にオフマイクで言った柏木さんの一言の謎に迫ります。*24
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ということで、内容をざっくり*25と抜き出したので、振り返りますが思えばこの時点*26で柏木さんは転校する旨をメンバーには伝えていて*27、自身は3か月ぶりの復帰戦。そしてココユノノカは柏木さんの転校を胸に秘めての初大学芸会という激ムズモードの中での公演でした。このメイキングではその話もできないですし。
しかし、私たちはこの映像を2022年の1月以降に見ているわけで、「シン・EVERYTHING POINT 2/2」の最中、そして後の出来事を知っていいます。この後柏木さんが去り、エマユナが加入することも知っているという不思議な感覚ですね。ということは、2023年の小久保柚乃が2021年の秋田分校の小久保柚乃の何倍凄いかも分かっているわけです。
さて、今度は「ANNIVERSARY POINT」ということなんですが、これもまたすでに1年前の発売で実際に見たのも1年前なんですよね。*28
正直2021年のエビ中はもういないし、2022年のエビ中ももういないという感覚が凄いあるんですよね。完全にパラダイムシフトが起こっている。2023年春ツアーの前にやるべきだったな……と、今ら言ってももう遅いんですけどね。
もしかしたら「ANNIVERSARY POINT」でまたお会いしましょう。
*1:2023年9月
*2:安本さんはまだ復帰前でステージは5人で、ココユノノカは加入していたがステージデビュー前で見学に来たりしていた
*3:2020年のファミえんが延期(中止)になっていて、2019年から2年ぶりに開催の予定だった
*4:最終的には2021年のファミえんも中止、ココユノノカのデビューステージは@JAMになり、ちゅうおん2021((エビ中 秋声と螻蛄と音楽の輝き 題して「ちゅうおん」2021
*5:この時点では期限を切っておらず、年末(大学芸会)で復帰できればという感じだった
*6:全編を通してココユノノカが柏木さんに絡んでいく様子が結構多いです
*7:柏木さんがいない秋田分校は結果的に小久保がメイン
*8:「先輩ぶってますね、先輩ぶってまーす」
*9:2014年12月の有明コロシアムで行われたクリスマス公演、ストリングスやバンドセットがあったのでその際に参加していたローディさんのようです
*10:小久保曰くの見どころは「なないろ」ボイトレの時に歌わないという風にいったけど、藤井さんが9人のスタートだからとオールの部分だけだけど歌うことになった、それを受けて真山さんは3人が歌うのは難しい、オール大事だよ、(ココユノノカと6人は)同じではない、でも別の意味を3人が持たせてくれてもいい、色を重ねてくれもいいと思うというような事を
*11:小久保は筋トレすると心まで疲れてしまう
*12:床を触り床を叩く
*13:本編8曲目、フユコイ~イエローライトからソロコーナーに入っていく
*14:私も出来てないことはある、客前で完成ではレベルが低すぎる、みんなが優しく言ってくれてるうちにできるようにならないと
*15:前に言われたことをまた言われると前回言われた時間が無駄になる、一回でできるようにする、分からなかったら聞く、できない人はクビになる、アイドルだからじゃない、タレントとしてやっていくなら
*16:壁に向かって一人確認をする小久保で場面このは終わる
*17:目覚まし止めて寝ようとしたら顔に携帯を落として流血、ニキビパッチ貼ってる、左目の下ゴルゴ線がついた、眠くて覚えてない、せっかくなのでエピソードトークにできるようにしないと
*18:あなたがすることはフリを見せる、パフォーマンスを見せる、笑ってるだけなら赤ちゃんでもできる、今は何もできてない、東京から来たお客さんではなく、秋田のお客さんを東京に連れて行かないといけない、それじゃないとお客さんは増えない
*19:(ワンマンじゃないので)曲数も少ないし、ライブの機会も少ないからクオリティ上げてやりたい、あんなこと言ったの初めて、入ってきてから(新メンバーには)かわいいしか言ってこなかった
*20:本番前にステージと繋がった床を触る
*21:イヤライ(全体から小久保)、オメカシ(風見・星名)、一週間(桜木)、ハイタテキ(小久保)
*22:ステージ袖で床を触り叩く行為
*23:撮影枚数的にはまだフィルムが終わっていないはずなのに、フィルム終わりの自動巻取りが始まる
*24:詳細はシン・EVERYTHING POINT 2/2を見てください
*25:なるべくそのままじゃなくて端折っています
*26:2021年大学芸会
*27:「ANNIVERSARY POINT」に収録
*28:その後も何回か見返しているんですが