本来なら10周年イヤーが終っての、新しい時代の幕開け*1となるべく開催される予定だった春のツアー*2が延期延期を繰り返して結局全公演中止、ツアー断念で払い戻しになってっていうところで配信ライブ開催(仮)の発表があって、配信苦手なんだよな、どんな作りでやるのかな……という感じでしたが、ツアーのチケット払い戻し分もあったし*3、ここで見ないでスルーっていう選択肢も思いつかなかったので、配信を見ることにはしました。
正直、「playlist」は良い曲が揃っていると思ったし、2019年にライブで小出しにされていた曲も含めて、どの曲もライブで見たい!と思っていたので、ものすごく残念な気持ちと、そして安本さんがとうとうステージに戻ってくるということでめちゃめちゃ期待していたツアー*4だったので、(代替えとは言えないとは思いますが)配信ライブの発表があっても、延期延期で春じゃないじゃん*5となってもいいから生で見たかったです。
とはいえ、世界の情勢としては有観客のライブが許されるような状況ではなく、配信でもライブをやってもらえるのはありがたいなという感じにまでなっては来ました。
配信ライブの何が苦手なのかというと、始まってみるまでちゃんと見れるかどうかわからないところ。世間的にも実績があり、個人的にも実績のあるプラットホームじゃない限りは安心できないじゃないですか。テレビの画面で見たいので、ちゃんとキャストできるのかとか配信が始まってみるまで信用できないじゃないですか、例えばZAIKOとか。ただこのライブに関してはGYAOでの配信だったので安心感はありました。結果ちゃんと見ることが出来ましたしね。
配信当日、万難を排してテレビの前で配信開始を待っていると、意外な映像からスタート。これがアレンジバージョンのebitureで、謎のおしゃれ映像(モノクロ)の映像からはじまって、「ジャンプ」に繋がる流れ、完璧だなと思って見ていました。
安本さんが参加しての「playlist」楽曲としては全曲初披露*6と言っても良いと思いますので、これが期間限定でしか見れないということは残念だとしか言いようがないです。
構成的には前半約40分、衣装チェンジを挟んで約40分、「愛のレンタル」がスタンドマイク、「HISTORY」が6分割*7で振付け無しの2曲から、最後3曲で約100分、「playlist」楽曲を全曲含む21曲。
このサイズ感が今のエビ中の最大限なんだろうなという風に感じながら見ていました。実際、衣装替えのタイミングと「サドンデス」のところでは編集されてるなと思いながら見ていましたがどうだったんですかね。この復帰時の安本さんのコンディションと星名さんのコンディションとを掛け合わせるとこのくらいがベストなんじゃないでしょうか。*8そこに不満も過不足もなかったように思います。*9
配信ライブ(特に配信のみのもの)で編集があるのは問題が無いというか、きちんと編集されていることの方が重要かなと思いました。編集に関しては良い場合もあれば、悪い場合もあるので一概には言えないですが。生配信ではない配信ライブはパッケージだと思うので、ライブ録りっぱなしである必要はないと思うので、ちゃんと見やすいアングルで繋いでほしいですね。生配信はそうもいかないとは思いますけど。ちなみにこのライブは「無観客、オンラインライブ」ということで生配信とは謳っていなかったですし、作り込まれているなと思いました。
このチームのなんとも商売がうまくないというかなんというかなところは、ダイジェストをYoutubeにポツンと置いて終了になってるの多いなっていうところですね。ライブをメディアで出すのにコストがかかるのは分かりますけど、ダイジェスト見た人は何をどう思えば良いんだろうっていうのはよく思います。
後追いで本編を見ることもできないし、(この時点では方法が無い)次の機会がいつあるか分からないわけで、特に現状では次の機会は何がどうなってるか分からないわけですし。*10
そういった意味で、先日のRYUTistがやっていたアーカイブの有料配信は良い流れだと思いました。話題になった(この場合は無料配信でしたよね?)ものをちゃんと見る機会が与えられた感じだったので。*11
既存ファンのライブ欲を見たし、不運な新規ファンの希望の光だったMUSiCフェスと2018クリスマス大学芸会の公開もとうとう終了*12して、平常運転に戻った感じはありますが、そして残ったものはダイジェスト、その本編は見ることができないって難しいなと思いました。私が考えることではないのでその辺はうまくやっていってほしいかなと思いますが。ダイジェストで満足する人はそもそも買わない人だと思いますから、その先に進む人に対しての準備の方が重要なんじゃないですかねー。
追記的に書くと、結果的に復活した安本彩花さんは、この後@JAM、ちゅうおん2020の4ステージ、そして生誕ソロライブに出演しただけ*13で、悪性リンパ腫ということで治療に専念することになって再び休演することになってしまいました。この件に関して、私には何も言うべき言葉が無いですけど、治して戻ってきてくれることを信じて待つしかないなと思っています。
私立恵比寿中学オンライン学芸会〜all of our playlist〜ダイジェスト映像
「私立恵比寿中学オンライン学芸会〜all of our playlist〜」
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*1:締めくくりはボクコネの予定でした
*2:「私立恵比寿中学 ど真ん中スプリングツアー2020 ~playlistを共有しますか? はい/いいえ~」2020/4/18 千葉~2020/7/5 大阪の予定
*3:ちなみに1公演しか当たっていませんでした
*4:チケットが無い・地方には行けないという状況であっても、ステージ上の情報がある事だけでもだいぶ心持は違っていたと思います
*5:春から夏に向けてのツアーだったので、延期日程は完全に夏のツアーになっていた
*6:前年の大学芸会でVTR出演した「HISTORY」がありましたが
*7:「私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド」での「HISTORY」のセルフオマージュ
*8:ちゅうおん2020は、ダンスが基本的に無いというところと、途中にソロコーナーがあるので、連続した部分に関しては40~50分になるかなと思いますので、似たような配分かなと思います
*9:作り込まれた2時間弱のパッケージという感じ、そしてアンコールの要/不要論とか
*10:「ちゅうおん2020」は無事に開催されました
*11:その後BDが発売されることになりました
*12:2020/10/7いっぱいで非公開になったようです
*13:復帰自体は6月のオンラインやついフェスでした(追記)