ちょっといいたいだけ

主に私立恵比寿中学についてブログを書いています。

Limited Edition

今回は映画館なので、上映中はもちろんですが、
ティーチインの最中もメモはあまりとらなかったので記憶に残っている部分で。

今回は運よく12/1のれいなゲスト回と12/4真山さんゲスト回を見ることができました。

劇場版の内容がわからない時点では、EP3中心の内容だと思っていたので、
いきなり転校したメンバーまで呼んで何するの?って感じではありましたが、
喋らないストーリーテラーの七木奏音さん*1のグループの軌跡をまとめたものだったので、これには納得できました。

当然、本編で多くの時間を割いているのは8人になる過程*2から、
8人になってからの2つのツアードキュメント(EP2、EP3)の内容になっていて、
素材の量とか、(制作者側の)意気込みの違いが反映されているような気はしました。
ここはデフスターウォーズからEPシリーズのナンバリングが進んでいて、
それが進むにつれて収録時間が増えていっていうのと同じことかなと。

とはいえ、「リーダー」宮崎れいなの転校宣言からはじまる
冒頭の10分間くらいだけでも正直こんな規模での上映じゃ勿体ないよ。

でも、この映像に価値を感じる人がどのくらい居るのかって話になると
もう何とも言えないなっていう。

あの頃を知っている、あの頃に興味がある人にとっては
ものすごい価値のある映像だし、デフスターウォーズの
最後のチャプター以上の映像を見る機会があるとは思ってませんでしたので、
ある意味衝撃的でした。

そんな、「EVERYTHING POINT -Limited Edition- 」ですが、
この作品は、初期メンからカホリコまでが歩んできた道を、
メジャーデビュー直前のリーダー転校(引退)を起点にして、直近のツアーファイナルまでが
まとまっているわけですから、実際の活動内容的には非常に濃い4年間だったはずなんだけど、
この映画に収まっているのは、ステージ上での場面もありますが、
多くは非日常(アイドル)の日常の映像で、リハだったりケータリングだったり
この辺はEPのツアードキュメント、旅の記録たる部分ではありますね。

それでは気になったいくつかの場面をとりとめなく。

れいな転校の発表から、残り3回のイベントに向けての
「イッショウトモダチ」のリハでは、ほとんどのメンバーが泣き崩れる中、
当のれいなは苦笑い、この辺はイメージ通りでした。
瑞季が泣いていないのも含めて。

カホリコの俺の藤井2014における密着パートでは、
チーム大王イカから小芝居への流れ、小芝居終わりでこれで良かったのかという逡巡。
真山安本と遭遇する場面で教育係として声をかける安本さん。
控室でカホリコのエビ転入を聞く大王イカの面々、
これからも仲良くしてくださいと挨拶するかほちゃん、
その言葉に乗っかってお願いしますと頭を下げるりこちゃん。
理事長のおちゃらけなしの言葉が聞けるのは珍しい。
エビメンに合流してのまた明日、Ustでも転入発表。
この部分は俺の藤井は3Bのイベントだから、BD/DVDになっているとはいえ
エビを追いかける形でのメイキングにはできないですよねっていう。
勿体なさ過ぎる。

その他にも、俺の藤井2014では、なっちゃん留学前最後の円陣の場面もあって
盛り沢山なのに、これはこの映画じゃないと見ることができない部分になるのかな…。

三人の転校を前にした武道館前のレッスンで、
安本さんが「また会えるかな」を歌っていると、なっちゃんと裕乃さんが感極まっていて、
裕乃さんがなっちゃんにタオルを取ってもらって涙を拭う場面はなっちゃんの髪型の可愛さとか、
裕乃さんが崩れているところとか、貴重な映像だった。

俺の藤井2014のメイキングからも、武道館のメイキングからも
こぼれた部分については、ツアーとは別の案件なのでEP枠では拾ってもらえないから
これまで見られる機会もなかったワケですよ、れいな転校の下りも含めて
その辺りの貴重な映像が見れるのは本当に贅沢な時間だったと思います。

EP3に含まれるであろう内容に関しては、北海道公演後の空港での
食事に至るまでのシーン、海鮮が苦手なかほちゃんのサーモンのくだりは、
まさに小林歌穂の小林歌穂たる部分なんだけど、それを引っ張り回す廣田さんも良さがあるし、
海鮮食べたそうだけどくっついていくりこちゃんも良い。
そして、集合したあとに騒動中のかほちゃんの真似をする柏木さんも良い。

そしていくつかの場面で語られる、真山さんのエビ中への思い。
青春を感じられる場所はもうエビ中しかないからとか、エビ中好きなんですよ…とか、
安本さんの声がないジョニー初出しは嫌だとか。

この作品、そしてEP3では安本さんの離脱はいろんなドラマを産んでいて、
このくだりから藤井さんは生意気なことを言ってごめんなさいと涙ながらに謝る真山さんに
「メンバーとスタッフは50/50だから、ホントなら聞かれるより前に藤井ちげーよって言ってくれても良かった。
この場を設けたのはみんながどう思っているかを聞きたいからで、大人が決めてやらせる事よりも、
メンバーの気持ちで決めたかった(意訳)」っていうチームの成長がダイレクトに感じられて、
すごいなと思う場面でもありました。

この辺りについて、ティーチインでされた質問への回答で、藤井さんはこんな話を。

      • -

昔はメンバーに意見を求めてもうーん…って感じだったり、
遠慮があったけど今は聞けば意見が出てくるようになったから話を聞いてみるようになった。
カホリコに聞くことは流石にないけど…でも、全員の意見を聞くことはあるかな。
(意訳)

      • -

いつかのティーチインでキネオ監督がEP3の主役は真山と星名だと言ったそうです。
この二人が今のエビ中の支柱であることは間違いないと思いますが、
真山さんから指摘があったようにこの劇場版では安本さんが主役であるな
と思って見ていたので、このキネオ監督の話は意外に感じました。

「キネオさんの推しはあやちゃんなんじゃないの?」
「でも、私が主役なんですよね?」
なんてことを真山さんは言っていましたね。

話を「イベント」に戻すと、やっぱり今回のイベントで特筆すべき部分は、
転校メンバーの中でも芸能活動をしていない宮崎れいなを登壇させたこと。

高校生活のほとんどを費やしたという部活を引退して、進学も決まった(らしい)、
この今しか呼ぶことはできなかったのかもしれませんね。

別に芸能界に未練もなければ、残ったメンバーや
スタッフとも特にわだかまりがあるようなところもないからなんでしょうね。
見た目はあんまり変わっていなかったし、喋り方もイメージのままだったけど、
受け答えの内容の端々に大人になったなっていう感じがありました。
良い関係っていいですね。姿を見ることができて良かったです。

私が最終日のティーチインで聞きたかったことは、
(劇場版の)この内容で、このイベントを含めて、どうしてこのタイミングだったのか?って辺りでした。

一応手を上げたりもしたんですが、そんな中で「この企画(映画)の趣旨は?」という質問がありまして、
校長はこんな感じで答えていました。

      • -

映画館でかけられる映画はずっと作りたいと思っていた。
内容的には約4年間のイイトコ取りだから、他界したファンにも見て欲しかったし、
さいたまに向けて今のファンにもエビ中っていうのはこういうものだっていうのを見て欲しかった。
(意訳)

      • -

ここで大体聞きたい内容が答えられていたのでひとまず納得しました。

年長メンバー、元メンバー達の区切りがたまたまこの時期に来ていること、
エビ中の置かれている現状がちょうど巡り合わせでこのタイミングになったんだろうな
という風には思っています。

これもティーチインの中での話ですが、この日*3もたまたまそういう流れになって
藤井さんは良く「推しがいなくなっても見に来てほしい」っていう話をします。

      • -

推しがいなくなって他界する、他界するんだよ。
でも、推しが歌ってた曲も残ってるし、推しがいたグループも残ってるから(他界しないでほしい)。
(意訳)

      • -

推しがいなくなったことで他界するのは仕方がないと思う部分と、
それだけじゃない繋がりを作ることが出来なかったっていう部分がいつもせめぎ合ってる。

この話に合わせて、真山さんが「他界しないで…」って言ってたのは面白いけど、
結成メンバーの中でただ一人残っている真山さんは、一番(エビ中から)他界したファンを
見ているから、それちょっと笑えないなとは思いました。笑うところですけど。

こういった形式*4での上映もそうですし、
濃い目のファンに向けて映画であるという風に思っていましたが、
校長的にはそうでもないっていうことで、そこの点はちょっと意外でした。

さすがに、これまでのエビ中を見てない人に向けて、
エビ中ってこいういものだよっていう映画にはなってないかなとは思いました。

私は幅広い観客に向けての映画とは感じられなかったわけですが、
とはいえ延べでも2000人程度しか見れないのは勿体ないと思いました。

一部売り物にできない素材があるそうで、映画館でしかかけられない
みたいなことをキネオ監督が言ってましたが、大きな声が上がれば
また上映できるかもしれないし、続編の可能性もあるかもしれないそうです。

映画を見ていた時の気分としては、これまで見えていた部分、見えていなかった、
これまでの雑誌インタビューやラジオで細切れのエピソードとして語られていた部分の
答え合わせをやっている感覚でした。

この映画を見て立ち返ったのは、結局のところエビ中の成長譚を見ているようで、
実際はエビ中っていうフィルターを通して、毎回違うマドンナ(メンバー)と紡ぐ
藤井さんの成長物語を見ているような感じになってるなと思いました。

映像の中に一番思想が出ているのは校長で、校長の思想を拾うことが
一番うまいのがキネオ監督なんだろうなっていう。
そう考えれば、EP2のOPはそうなりますよって話ですね。

あれの賛否についてはここでは触れませんが、それも昔の話です。

さて、いろいろと書き連ねてまいりましたが、そろそろ終わりにします。
諸般の事情により手元にはまだEP3がございませんので、
答え合わせの答え合わせがまだ済んではいませんが長くなりましたので。
そんな感じです。

*1:作品中では「(苗字無しで)奏音」ていう在籍当時の言い方をしていました、エンドロールではアルファベット表記でフルネームだったと思います)(結成時メンバー)がナレーションで綴っていく 約4年間((奏音のモノローグに続いて、キネオ監督が参加しはじめた時期の宮崎れいな転校発表(2011年12月4日)の場面から始まります

*2:2014年の「俺の藤井」で大王イカのメンバーだったカホリコが合流するところあたりから

*3:最終日

*4:約300席の映画館でティーチイン付きの1週間限定イベント上映