ちょっといいたいだけ

主に私立恵比寿中学とukka(ex:桜エビ~ず)について書いています。

「今年の私と皆さんのテーマ曲にしましょう」20220118 真山りか 真山りか生誕ソロライブ「まやまにあ -Level.6-」 Zepp DiverCity(TOKYO)

本日は久々のお台場、ということでZepp DiverCity(TOKYO)の方に「まやまにあ」の私は毎年恒例の真山さんの生誕「まやまにあ」を見に来ました。

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夜のZepp

地獄の平日の2部制ということですが、まやまにあの私は両方申し込みますし、今回は両方当たったので1部(15時開演)から来ることになり、有給休暇を行使することになりました。ちなみに弊社は始業時間が遅いので、午後半休は15時からとなっておりますので仕方ないですね。
コロナ禍までは毎年夏にTIF休みをとっていたんですが、一昨年去年ととっていなかったので有休の消化がない状態でしたので、今年の前半はそこそこ有休をとろうということを個人的に決めました。とはいえ、何もない日に休むというのも結果的に休めないことが多いので、今日などは丁度良いという感じです。ちなみに年末の平日大学芸会の二日間も半休をとりましたので計画は順調ではないでしょうか。

さて休みをとったので、昼に近所へつけ麺を食べに行きまして、その帰り道に電車までちょっと時間があったのでドトールでアイスコーヒーを飲んでいたら思いのほかいい時間になってしまったので本来なら別の路線で行く予定でしたが、面倒くさくなってしまいドトールの目の前が駅でしたので自転車を停めて予定とは違う路線で台場駅に向かうことにしました。帰りにいつもの駅に行って途方に暮れることがなければいいですね。(先に言っておくとちゃんと乗った駅に戻って帰りました)

本日物販に行くイメージはなかったので、開場時間過ぎに台場へ到着する感じで電車に乗り込みました、そういえば引っ越ししてからこのルートでゆりかもめに乗ったことがなく、久しぶりだったので乗り継ぎの仕方に失敗しました。いつもならこんなに歩かないなという距離、駅の中を移動して外に出て乗り換え。時間的な余裕はあるので何も考えないとこうなるな。毎年このルートで何度かお台場に行っていたはずなのに。

とはいえ、ゆりかもめも順調、台場の駅を降りてダイバーシティ東京プラザへ。ダイバーシティの横まで来た時点で14時過ぎくらいだったはずなんですが、入場の列が外まであったのでちょっと経ってからにしようと思って一旦通り過ぎたら、そのタイミングで入場自体が開始した様子でした。開場ちょっと遅れたのかな?

ここに来るのは2019年のTIF以来でしょうかね。久々にガンダムユニコーンを見ました。そのままちょっとガンダムを眺めていたんですが、外が寒かったので中に入ってから本でも読んで時間を潰そうと思い、とりあえずちょっと動き始めて短くなった列に合流して入場しました。今日は寒くて飲み物を飲む感じでもなかったのでドリンクはレッドブルにして荷物の軽量化を図りました。

1部の座席はほぼ最後尾で直前までチケットを売っていたのに最速のFC先行でとった席がここなのか?という毎回感じる疑問を今回も感じました。
会場内に人が増えてくると最後尾下手寄りからの視界は、ちょうど自分の前の席が空いていたので前列にいた高身長の人がが下手側に寄っていてステージセンターから延長線上にバッチリ人が入ってしまい何も見えない状況に。ギリギリ避けると5列くらい前の高身長の人がさらに視界を塞ぐという感じでしたね。自分の上手側隣の席も空いていたんですが、そっち側に寄ると完全に被ってしまい、前が何も見えないので下手側に避けるしかありませんでしたね。ということで覗き込むようにして見ました。2部はそこそこ前の方の席だということでそっちに期待をして1部はあきらめました。

さて中に入ってから本を読もうと思っていたわけですが、客電が紫で暗めだったので本を読むのは無理でしたね。

自分の席に座って客入れのBGMを聴いてShazamとかしながら開演を待ちます。新しい音楽を全然聴かなくなってもう何年も経つんですが、毎年真山生誕の開演待ちの時間が最近の楽曲をチェックする時間になっています。


おおこれが羊文学か、などと思っていると客電が落ちバンド(シンセイマヤマバンド)のメンバーがステージ上に。演奏が始まって真山さんがステージに出てくるとえびちゅあを歌い始めました。毎年、真山生誕えびちゅあは凝っていてありがたいなと思ってしまいます。
そして、「キラキラネスキラネス」を歌い始めたので、珍しい!と思いました。これいつぶりなんだろう*1なと。

そして、去年のちゅうおん*2の課題曲「真夜中のドア~stay with me」*3が来たので、「キラキラネスキラネス」後はもうカバーなのか!となりましたが、カバーをいっぱいするというような話も事前にあったのでなるほどなと。

一旦MCでバンドメンバーの紹介。今回のバンドはバンマスのお馴染みSinさん*4のピアノとギター*5、ベース*6とパーカッション*7のドラムレス構成。アコースティックでという話でしたがエレキも適宜使っていましたね。


今回はバンドなのでステージセットも無し(楽器と椅子のみ)で、スクリーン・モニターもなかったのでいたってシンプル。

続くカバーブロックは「SWEET MEMORIES*8「だいすき」*9「ストロー」*10ということで、「だいすき」まで世代的なハマりかたがビタっときていたので、急なaikoで「ストロー」は多分初めて聴いた*11んですが「はじめて知らない曲だなー」と思いながら聴いていて、とはいえこれはaikoかな……?と思っていたら、aikoだったので「だよね~」となりました。*12SWEET MEMORIES」の英語のところで思わず笑みがこぼれてしまいましたが、真山の「SWEET MEMORIES」になっていて良かったなと思いました。
3曲終ってMCで、なんか唐突にこのブロックの曲には共通するテーマがあります、分かりましたか?と客席に問いかけるも声出し禁止なので前方の人はジェスチャーで何かを訴えていたようですが、違うと一刀両断したりしながら話を進めていくと、このブロックの選曲テーマは「愛」だと言いはじめたので、それは難しすぎるよと思いました。ヘポタイヤー。

更に続けてカバー曲で知ってるけど知らない曲*13Official髭男dismの「HELLO」で急に我が出たなと思いましたが、真山さんは男性ヴォーカルの曲も歌えますね。この曲とかは結構高音な方だとは思いますが、声の線が男声も行ける線なんですよね。
続いての曲は「この曲知ってるなー、好きな曲だなー、なんだっけなー」と思ってたらサビで「オレンジ」じゃん!ってなって泣いてしまいました。*14もしかしたら、不意に聴く「オレンジ」が一番良い曲なのかもしれないなと思ってしまいましたね。

そしてソロ曲&フィーチャー曲のブロックに来るわけですが、今年の「LiarMask」はピアノとタイマンで。椅子に座っての披露で南流石要素が無くなりましたね。6年連続6回目の「LiarMask」ありがとうございます。
2曲目からは他のバンドメンバーが参加して、「春の嵐」はアコギでワンコーラスだったかな、ツーコーラス目からはバンドで。「蜃気楼」はあの手振りだけやってましたね。6年連続6回目の「蜃気楼」ありがとうございます。「愛のレンタル」もちょっと久しぶりに聴いた感覚ありますが、エビ中の曲の中ではソロで歌うのに適した曲だと思いますし、真山色の強いソロになる。真山さん、トレース能力がどんどん上がっていて、カバーもそうですが自分以外のパートを歌う時に若干モノマネが入る時がある気がするのですが、この曲はあんまりそういうのがないかも?と思いました。

このブロックがはじまる前に真山さんのアニソンとの関わりみたいなところから、アニメとアニメソングが持つ力や、またアニメに関わる仕事をしたいといった話をしていました。真山さんは以前から、「LiarMask」を聴いた海外のアニメファンからDMとかが来るっていう話をしていたんですが、その内容が「17歳で凄い!」みたいな内容だったらしくて、もう25歳、8年前ですいませんみたいなことを言ってたので笑いました。
1部だったか2部での話だったか忘れてしまいましたが、本人に「2枚目出してくださいよ!」みたいなことを言われるけど、出せるもんなら出したいよ!ということを言っていましたね。あのタイミングでオリジナルでOP/EDをソロでシングルで出せたってある意味奇跡的なことだったんだろうなと。またチャンスを狙ってほしいけど真山さんの努力だけの問題ではないのでね……。
年に一度の「LiarMask」と「蜃気楼」を今年も堪能してしまったな。また来年。

本編最後では、ライブをやっていて「また明日」って言えることが希望だという話から「また明日(曲名の方)」をやるのかと思ったら「さよならばいばいまたあした」がはじまったので、おおそっちか……と思いましたが、「さよならばいばいまたあした」がまた良かった。歌い終わって颯爽と真山さんはステージを後にしましたが、バンドメンバーはそのままアウトロを弾き終えて本編終了。

客電は点かずに手拍子によるアンコールで再び真山さんが登場。
新メンバーが入ってから特にグループを引っ張っているとか、強いとか言ってもらえるのは嬉しいけど、本来はそんなに強い人間ではない。今日会場に来ている皆さんは自分がほにゃほにゃしている人間なことを知っている人達だと思うけど。みんなのパワーになれているとしたら、みんながいるから。強くなくても良い、でも自分には負けないで。ということで、「輝きだして走ってく」を歌って、この曲ドエモいなと思っていましたが、サンボマスターだったので納得しました。「今年の私と皆さんのテーマ曲にしましょう。自分に負けずに、自分を肯定してあげてください」*15
今みんなが一番歌いたい歌を歌うということで「Anytime, Anywhere」を歌って、今年の生誕ソロライブは終了。この曲は真山さんとか星名さんとかが丁度なんだよな。新メンバーが入ってもこの曲をできるのがエビ中の強みだな。

さて2部も入りまして、2部は肉眼で表情まで確認できる距離だったので非常に良かったです。*16
1部で感動した「オレンジ」が2部では「1/2」*17になっていたので、まじかよとなりましたが、めちゃめちゃ作り込まれたアレンジだったのでこれはこれで楽しめました。いうてもちょうど懐かしい曲なので。
もう1曲aikoゾーンの曲が差し変わって「シアワセ」になっていて、実際はよく分からないですが、「ストロー」の倍くらい長さがあったような気がしました。この曲も初めて聴いたよぷな気がしますが、「1部と違うけど、これもaikoかな……?」と思ったらaikoだったので納得しました。

ちょっと心配なのは、このセットリストを本人が完全プロデュースしているとしたら、周りの人間が40代(以上)過ぎない?ということくらいです。

昨年、エビ中に新メンバーが入ったことによって、逆説的に真山さんの転校も当分なさそうだなと久々に何も気にしないで見られるライブだったので、良い歌を聴くだけのライブだなと思っていましたが、結局泣いてしまう*18ということにはなりましたが、今年も良いライブでした。ずっと歌い続けると言ってくれたので、こちらも行けるところまで行きたいなと思いました。


本当に真山さんというのはこういうことやで……。

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20220118
真山りか
真山りか生誕ソロライブ「まやまにあ -Level.6-」
Zepp DiverCity(TOKYO)

#シンセイマヤマチャン
seesaawiki.jp
natalie.mu

*1:2019/12/31 私立恵比寿中学 カウントダウン学芸会「ねずみ年の幕開けはエビチュー」以来のようですのでそこまで空いてなかったけど、2年ぶり

*2:エビ中 秋声と螻蛄と音楽の輝き 題して「ちゅうおん」2021

*3:オリジナル:松原みき

*4:橋本しん

*5:田口慎二

*6:真船勝博

*7:中北裕子

*8:オリジナル:松田聖子

*9:オリジナル:岡村靖幸

*10:オリジナル:aiko

*11:とはいえ2018年の曲でしたが……

*12:個人的にaikoは2003年くらいの曲まではめちゃめちゃ聴いてたんですが、その後はぼちぼちしか聴いていないので全然知らない曲があります

*13:聴いたことあるけど、誰が歌っているなんていう曲かはよく分からないけど、流行ってる曲なんでしょう?という感じの曲です

*14:とらドラ」は特に見ていなかったんですが、10年ちょっと前に色んな所で聴く曲だったので聴くたびに良い曲だなぁって思っていて、当時の記憶というか、楽しかった思い出とか懐かしさとかなんとか色んな感情が急に乗ってしました

*15:ナタリーから引用

*16:1部と2部の間はそこら辺の椅子に座って本を読んで過ごしました、予定の本が読み終わったのでそれも良かったです

*17:オリジナル:川本真琴

*18:1部の「オレンジ」が良すぎて、そしてサンボマスター

20211227、28 私立恵比寿中学 大学芸会2021 ~Reboot~ 東京ガーデンシアター

本当に待ちに待った大学芸会に行ってきました。
新メンバー加入からファミえんが出来ずにちゅうおんは開催されたので見ることが出来ましたが、フルのライブは6月の6人活動のロスタイムでお馴染みのMOVE*1以来に見るので、本当に待ちに待ったといっていい感じです。
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平日の結構早めの時間*2開催で、DAY1、DAY2両日とも当日までチケットを売っていたので、ちょっと心配な感じもありましたが、結果的にはいい具合に埋まっていたんじゃないでしょうか。DAY1はアリーナ、DAY2は第2バルコニー中段ということで*3初日に気合を込めてました。
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会場は去年も行った有明の東京ガーデンシアター、恐らくほぼフルキャパでの開催になりました。今回も引き続きマスク着用の声援禁止ということで、ガイドライン的には「収容率」の基準(声出し無しの100%以下)で開催されたという感じですかね。*4
ちなみに初日は気合が入り過ぎて、そんなに早く行ったわけでもないのに個人的な思い出の有明聖地巡りをしてから会場に行きました。
初日(DAY1)は17時過ぎに入場列に合流したところでTwitterを見たら、開場が遅れるとのTweetがあって毎年遅れるなぁと思いました。冬のライブは寒いんで早くロビーに入れてほしいし、夏のライブも暑いんで早くロビーに入れてほしいです。春と秋のライブは気候が良いんで気持ちよく待てますが、待つの嫌いなんでロビーに早く入れてほしいです。
会場に入りまして去年は2日間とも着席指定だったのでバルコニー席だったので初のアリーナで、自分史上ではそこそこ良い席だったので久々ステージを見上げましたね、肉眼で表情が見れる距離ってやっぱり良いな……。モニターはステージ左右に1枚ずつ。客入れのBGMは洋楽でした。

定刻で客電が落ちてOPVからスタート、新しい制服衣装はなんか久々*5の感覚です、そのエビ茶色のブレザーを初見では武装風紀委員会*6の制服か、と思いました。*7なんとなく「スーパーヒーロー」のMVをオマージュしてるのかなと思いましたが、特にそういうことでもないのかな。制服でキーとなるアイテムをもって集合していくサマは1stワンマンのOPVも彷彿とさせましたね。*8

OPVで最後に着替えた衣装で「イヤフォン・ライオット」からスタート、ちなみにebitureは今回用のものだった気がします。9人のスタートはこれからじゃないとという感じですね。@JAMもTIFも行ってないので、ちゅうおん ver.しか見たことが無かったからトビキリの新鮮さで見れました。続く「Family Complex」には新メンバーの追加パートもあって、パッと聴きだと小久保パートのどこに「ゆの」があるのか分からん!となりましたが、「ゆの」など存在しなかったので見つかるわけもなく、歌詞に織り込まれているのは「こくぼ」だったという。パワーアップしたとはいえ、スーパーファミコンというほどではないなと思いました、いうなればツインファミコンディスクシステム*9といった変化。イメージとしては十分に斬新な進化ですけど。「ちちんぷい」*10「オメカシ・フィーバー」*11と勢いのある曲から「SHAKE!SHAKE!」まで突っ走って最初のMC。
全体を通してMCは短めで良かったと思います。

「頑張ってる途中」では新メンバーが「私たちまだまだ成長中パート」を任されて継承されてるのが良い、他にも良いパートをもらっているのが、もっと頑張ってる途中の新メンバーという感じがあった。ここでモニターからカットインしてくる校長、映像の中で真山さんに邪魔をされるものの「命を燃やせ」という振りから「サドンデス」この辺りのスベり確定の場面で出てきてきっちりスベるところに校長の決意を感じる。曲終わりでサムズアップしてるところまでスベりきったというかやりきったので覚悟が見えた。
「イエローライト」まで聴いて、やっぱり安本さんがいるのといないのではグループの輪郭が違うし、さらに新メンバーが絡んでくると何を見ても新鮮だよなという気持ちに改めてなりました。

そしてステージ中央の階段の上に2人を残して他のメンバーがハケて残った2人のうちの1人安本さんがアコースティックで始まった「君のままで」を歌い始めると、ののかちゃんが続いて2人のユニットで歌ったワケですが、これは凄かった。素材としてはオーディションの時点から抜けてた感覚がありましたが、そこからレッスンと主にちゅうおんの経験値だけでこのデュエットを乗り切れるのかっていう。やっぱり幼さとか拙さとかを感じる部分は当然あるんですが、それを含めて表現としているというような完成度があったように思いました。この先どうなっていくんだろうか……。*12
次はどう来るのか、と思っていると今年のちゅうおん衣装でかほちゃんが登場して「フユコイ」、何故か「フユコイ」は星名さんのフィーチャー曲だと思っているので、イントロで星名さんを探したら見つからなかったんですが、途中で出てきたので安心。このユニットの新メンバーは小久保、「忘れないで……」は持ち味を完全に生かした出来、小久保は他も良いパート貰ってた。真山さんが全体を〆る感じで、このメンバーこの曲に合ったエモーショナルがある。
ユニットブロック最後はダンスの強い3人で「アンコールの恋」ファミえんで着る予定だった衣装で。この衣装は確かTIFのキョンシーで着ているんですが、その時にりこちゃんは体調不良で休んでいてステージで着ていないんですよね、りこちゃんの夏をここで回収している。心菜ちゃんが歌い出しも担当していて、歌が苦手だって言って泣いていたのがもう信じられないですよね。柏木さんは言わずもがな。ユニットに関しては、ショート版でしたかね。
一旦ステージ上の照明が落ちて、ダンストラックス。安本さんのソロダンスからはじまって、出順は曖昧な記憶ですが真山星名ペア、小久保風見ペア、かほりこのダンスと心菜ちゃんのソロダンス、心菜ちゃんが踊るところで赤い照明がバチバチに決まってた、最後に柏木さんのソロダンスからレーザーを使ってのダンスと次の曲への繋ぎ。全般的に照明とレーザーは良かった気がします。合わせて花火系と火を使った演出も良かった。

レーザーと戯れた柏木さんが「EBINOMICS」のイントロを奏でて、かほちゃんのオリビアに繋ぐ。全員がファミえん衣装で「イート・ザ・大目玉」と「HOT UP!!!」で中止になってしまった今年のファミえんを回収した。この2曲のうち、どちらかしかやらないイメージだったので驚きましたが、そういう意図かな?と思うと納得が行きました。どっちも好きなので嬉しかった。そして、安本さんがブン回す「HOT UP!!!」を久しぶりに見れたので酷く興奮してしまいました。逆に安本さんの休んでいた時に鬼のようにパートを持っていた真山さんが通常運転に戻って、これまでお疲れ様という気持ちに。
「YELL」に関しては、時間が経って好きになった曲ではあったんですが、Lのジャンプで会場の床がうわんうわん揺れていてめちゃめちゃ怖かった。集中できない。

「スーパーヒーロー」は静かに燃えるエビ中が見れる曲でもありますが、歌い出しの安本さんを感じる曲でもあると思うので、柏木さんのラストシューティングと並んでの見所のだと思っています。安本さんの復帰でイロドリが変わったな*13と思います。「星の数え方」は安本チーム*14に心菜ちゃん、柏木チーム*15にののかちゃんと小久保というチーム分け。MUSiCフェスの時かな?6人で歌ったステージを見た時から、安本チームは意外と個性がぶつかるんだよなと思っていて、心菜ちゃんがプラスされてもイメージはあまり変わらなかったかな。柏木チームは意外にバランスが良くて、ののかちゃんと小久保が入っても上手いことバランスを保ってた。良いか悪いかは別にして、面白いなと思いました。

仮契約のシンデレラ」は色んな人を渡り歩いてきたパートがさらに新しく振り分けられたりしているわけですが、9人の頃の歌割(配分)に戻るわけでもなかったような気がするので面白いなと思いました。「ペダルをこいで……」が心菜ちゃん*16、「見た目は大人……」がののかちゃんというのは渡るべきところに渡っているなと。小久保は #シンEP でレッスンしていた「契約してください、契約してください、契約してくださーい!!!」の3つ目がバッチリ決まっていた。

仮シン終わりの安本さんのありがたいお言葉から「スターダストライト」だったわけですが、これがエグかった。めちゃめちゃ泣いてしまいました。
歌い出しはこれまで通り全員のユニゾンからなんですが、真山さん1人を残して全員がハケて、Aメロを歌い出すと続いて安本さんが入ってきて、さらに星名さん、柏木さんと順に入ってきて、続いてカホリコが2人で入ってきたところで、単なる出席番号順じゃないんだという気付きがあった瞬間に感情が爆発してしまいました。そもそもいつ聴いても泣いてしまう曲だというのに。
柏木ちゃんまでの3人は同期のメンバーがいた中で残っている1人ずつで入ってきていて、カホリコとココユノノカは同期が一緒に入ってくるので、自分の知りうるエビ中史が頭を廻って今ここにいないメンバーのことを思い出したりもしました。
今回の「スターダストライト」は新しいメンバー構成の中でのひとつの解を出したパート構成だったなという話で、そもそものパート割りが加入時期に合わせたもので初期メン(真山瑞季)+当時の最新加入メンバーの柏木さん、杏野安本廣田、50%増量世代に分けられていたことを考えると、今回のパート割りは最適解に最も近い可能性があるなと思いました。後半の8人以降のパート割りに(たぶん)出席番号順に1人ずつ追加された3*3の構成も美しい気がしました。とかいって、泣いてたからうろ覚えで書いてますが。
パート割りから演出まで最高過ぎました。

心乱れたまま「感情電車」でだいぶそのまま揺らされてしまいました。電車の車両が伸びて景気が良い。ちょこちょこと新メンバーのパートもあったような。9人だからこそ(というか、人数が多いと)見栄えがする場面っていうのは少なくないし、この曲の連結シーンや連なって回転しているところなんかも良い感じになっていたように思います。
「ジャンプ」は安本さんがいるかどうかで大きく印象が変わると思いますが、ライブで安本ジャンプを見たのって初めてだったんじゃないかな。りこちゃんの「今だー!」も良かったけど、安本さんが自分のパートを全部やっているとやっぱり全然イメージが変わってるし、安本フィーチャー曲なだけにパートも多い。これを今まで5人でやってたのって凄いことだなと思いました。今の安本さんの歌唱イメージに寄っている曲なので、大変だっただろうな。5人ジャンプももうなかなか見れることが無いかと思いますが、あのジャンプも良かったですよね。
りこちゃんが「9人で9つの色、見てください」といって「なないろ」がはじまりましたが、この曲は確か6人でパートを割ったままで、歌に関しては新メンバーは全員パートだけだったように思います。恐らくそういう意図を持った9人 ver.の仕上がりになっているんだろうなと思いました。こういうところも正しい判断だと思いますし、単純に全員にパートを振ったりせず、実行難易度のコントロールもできていると思うので、色んな意味で納得感があるなと思いました。

過去曲については今後もパート割りが変わることもあると思うし、全員で出られないこともあるだろう*17から、今無理に崩す必要がないところはダンスとコーラスに集中してもらうっていうのは悪くない選択だと思いました。今は新メンバーのパートが少なかったり、無かったりもするけど、新しい曲*18が増えればまたさらに新しい風景も見れるんでしょう。

「なないろ」が終って、挨拶をしてステージセットの箱の中に戻っていきました。メンバーがあみだくじ?で順番を決めて、エンドロールを手書きするというのを「イヤフォン・ライオット」に乗せて流していくVTRが流れました。その時にステージ上の動きが見えていたんですが、全員がハケてステージの照明が落ちてすぐから紙吹雪(銀テープが細かくカットされたもの)を片付け始めていたので、まだ出てくるんだなとは思っていたんですが、VTRが良かったのでモニターを見上げていたんですが、手書きエンドロール超良かった。最後に「ファミリー」に向けのがあって、VTRが終っても客電が点かなくて、アンコールの手拍子がはじまりました。そういえばステージ掃除してたなと思ったんですが、暗いステージ上上手にドラムセットみたいな影が見えて、「え?ここからバンド?」と思っていたら、人が動くのが見えたので、いよいよバンドかと思いました。
バンドメンバーが演奏を初めて、OPで着ていた制服衣装を着たメンバーが入ってきて、バンドのみんなと大学芸会がはじまったので度肝を抜かれました。アンコールありがとうと言っていましたが、これってアンコールなんだよな?と思いました。

シンガロン・シンガソン」がバン!とはじまって、いきなり盛り上がりましたが真山さんの深呼吸のところで、後ろに控えるメンバーが8人もいる!と思ってちょっと興奮してしまいました。この曲もキーとなる曲のひとつだなと思いました。*19そして、バンドといったら「自由へ道連れ」ですよねという感じでまた盛り上がりましたね。安本さんの歌い出しから、柏木さんの「道連れしちゃうぞ」から全部いいんですけど、超パワー系のりこちゃんが生きる歌でもあるので、新メンバーはいつか中山莉子の存在と闘う日来るよ……と思いました。
アンコールありがとう的な小休止を挟んで、真山さんが1人だけ下手に離れて「この9人になってもこの曲で運命と戦い続けます」からの「響」で、これは本当にこの人たちは2018年1月4日*20と闘ってるんだなと改めて思いました。あの日に立ち返れば奮い立つ気持ちが湧いてくるんだろうか、よく分からないですが、このセリフが決意表明*21になるんでしょうね。
ということで、ラストは新曲「Anytime, Anywhere」、初披露が生バンドですか。この曲はリアル中学生が歌う曲じゃないかなとも思うんですが、エビ中でなら中学生でも歌えるっていう典型的な曲だと思います。振付けにもクラップが入っていて、会場全体にクラップが広がっていく感じも良かったような気がします。MOVE*22のジャンプでやった会場全体でのクラップ*23とは全然違う緊迫感・緊張感とは真逆の曲で、クラップの空気になるのが良かったなと思います。

初日が終って、一応ネタバレなどに考慮して内容については触れない感想だけを出してましたが、初日に見た優越感とかもありましたが、もう1回は同じ気持ちには厳密に言えばなれないので、明日この気持ちになれる人がいるのかと思うと羨ましいなと思ったりもしました。ちなみに初日を見て思ったのは、新メンバーのデビュー戦というよりも安本さんの復帰戦のように感じました。

2018/1/4から2021/12/26までの歴史を一気に体感するみたいな時間で、本当に全員が横一列になったと考えていくのが良いなと思いました。

2日目は第2バルコニーの中段からで、こちらもちょっと上手寄りでしたが、まあぼちぼちの視界だったのでフォーメーション含め良く見えたような気がします。初日はステージを見ようという感じだったのでモニターに抜かれる様子も結構見ていました。ステージの上の方で展開されていた演出も良く見ることができました。*242日目、丸々同じ内容ではないんでしょうねと思っていたんですが、本編終るところまで「基本おんなじだな?」と思っていましたが、アンコールのバンドセットの1曲目が「えびぞりダイアモンド!!」になっていて、キーとなる曲はほぼコンプ*25したのかもなと思いました。
最後に心菜ちゃんが「あともう1曲やりません?」と言いはじめたので、オマージュが過ぎると思いましたがこれは本当にフライングだったみたいでそれはそれで面白かったなと思いました。*26

初日には恒例の2月のFCイベント開催と合わせて、2022年3月発売とだけ告知されていた7thアルバムの発売日が2022年3月23日発売となってタイトルが「私立恵比寿中学」ということで、凄いところにきたもんだなということと同時に、5thアルバム「MUSiC」、6th「playlist」ときての「私立恵比寿中学」なので、大きな枠からどんどん絞り込まれて行き着くところまで来たなという感じがしました。
2日目は3月のアルバム発売を受けての4月から全国ツアーを行うという告知、今のところ地名のみの発表になりました。

当日まで配信も放送も告知されていなかったのでメディアでの発売があるかなという感じでしたが、初日の終わりに配られたチラシで2月にCSフジテレビTWOで放送とのこと。チラシの時点では放送枠が出ていなかったんですが、CSフジテレビのTwitterで90分枠での放送とのことですのでこれはメディアで出そうなので嬉しいと今のところ喜んでおこうかと思います。これで出なかったら話にならないですが。*27

結果的にファンとしてこのグループの紆余曲折のほとんどに付き合ってきた感じになるんですが、ステージ上に関しての信頼度は高いのでいつでも楽しみしかないなと思うけど、メンバーチェンジを初めて経験する人にしてみれば不安しかないというのも分かりますが、この日のステージを見てどうでしたか?と聞きたかった。2日目に初めて見る人はこの時点では自分の好きだったエビ中がどうにかなってしまっているんじゃないかと心配しているかもしれないですが、正直あんまり心配しなくていいんじゃない?と思いました。*28

やっぱり今回の単純増員はまず良い結果が出たと思いました。人が抜けた穴を補うような形で継ぎ足し感がある増員は、これまでとの違いをどうしても探してしまうと思うので、ファンにもメンバーにもあまり良くないんじゃないかなと思います。そういう見方をする限り、良くも悪くも絶対に違いが見つかってしまうので。単純増員になったのは6人のエビ中の完成度が高かったからなので、あの時にメンバーを増員しなかったことにひとつ結果が出たんじゃないかなと思います。みんな頑張った。*29

9人になってセンターのいないグループとはいえ、誰かが真ん中に立ったときに両翼がちゃんと広がるのは見ていてとても良いなと思いました。
たまに演出が変わると新しい発見もありますね。去年はバンドと立体ステージだったのでだいぶ味付けが違いましたが、今回も大学芸会とはなんぞや?みたいな概念がそこそこ崩されたという感じがありました。グループも演出もフレッシュだった。

いつの頃からか、このチームは足りていないところを「足りてませんよ」と見せるスタイルなって、できないことを隠すのを辞めたように思います。多分メジャーデビューの頃からだったのかって思うんですが、それが戦略だったのか苦し紛れだったのか分からないけど、とにかくやるしかないってところから、いろんな芽が出てきた。できないことも向いてないことも乗り越えたところに何かがある。得意不得意あるものとして、客前に出したら結果100点のステージになるみたいな場面をいっぱい見てきた気がしていて、今回の新メンバーは幼さ拙さ粗さが当然ありながらも、完全にエビ中クオリティに仕上がっていたと思います。素晴らしい。

2021年5月5日のオーディション結果発表から半年強でこれができるんだから、安本さんのことも含めて本当に凄い。やっぱり欲を言えば、もっともっと荒削りであったであろうファミえんが見てみたかったなというのは贅沢な話なんでしょうね。

個人的には今日安本さんの復帰戦が終って、これからのフェーズは小久保のきらきら星屑ストーリーだと思いました。*30とりあえず早く9人でさいたまでスターコンダクター*31(アトラクスター*32)をやってほしいです。

今年はこれで終了*33、来年は恒例の公録から*34です。

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星名さんが、会場入りしてリハ中にコーヒーを買いに行ってガーデンシアターを締め出されたと思われるタリーズ

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オズワルド*35の「ニューラジオ」で感想を語っていますので是非。
youtu.be

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※20211231 誤字脱字の修正
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20211227
私立恵比寿中学
私立恵比寿中学 大学芸会2021 ~Reboot~(DAY1)
東京ガーデンシアター
seesaawiki.jp

20211228
私立恵比寿中学
私立恵比寿中学 大学芸会2021 ~Reboot~(DAY2)
東京ガーデンシアター
seesaawiki.jp

natalie.mu

*1:5人のステージでしたが

*2:月曜・火曜の16時開場、17時開演という社会人殺しの日程ですが、もう仕事納めさせてくれよ……という気持ちが漏れてきました

*3:当日券は主に第3バルコとかだったのかな?

*4:もしかしたらめざましテレビで約5000人の観客って言っていたので、「人数上限」の5000人の方だったのかもしれないですが、去年あった空き座席はありませんでした

*5:毎年秋田でセーラー服着てるよっていう話はありますが、アレはもはやコスプレという感じがありました

*6:2016年から2017年の約1年間サービスをしていたゲームアプリ「出撃!私立恵比寿中学 武装風紀委員会」(開発 ナツメアタリ)

*7:当時の写真を見直したら意外と違ってました

*8:1stワンマンはエビ、今回は衣装、それぞれに色分けされた布を持ってそれぞれが気づいていくところが「スーパーヒーロー」のマントをイメージさせました

*9:ぼんやりこれを考えている時にディスクシステムの書き換え可能なところがエビ中らしくもあるなと思いました

*10:発声禁止のちちんぷい最高

*11:竹中先生が直しで入れたというコミカル部分良かった

*12:この時点でこれをやられたら、逆にこの先が心配になります

*13:正確には戻ったなのかもしれないですが、9人になったのでやっぱり変わったで良いのかな

*14:安本、真山、小林

*15:柏木、星名、中山

*16:見てるよ瑞季のところもやってました

*17:とか書いていたら、いきなり今年のももいろ紅白を星名さんが休むというお知らせがありました

*18:アルバム楽しみ

*19:6人になって初めて披露した曲

*20:私立恵比寿中学新春大学芸会 ~ebichu pride~

*21:6人+3人ではなく、9人であるという風に宣言したという感じでしょうか

*22:私立恵比寿中学 Concept Live ~MOVE~

*23:MOVEのラスト「ジャンプ」でコロナ禍で発声ができない状態での有観客ライブで、会場全体でクラップをした時は当時の状況とも相まって張り詰めた緊張感があった気がします

*24:セットが演出用のモニターになっているので、そこに前撮りされた映像や歌詞の演出、それと各メンバーからの手書きメッセージなどが流れていました

*25:初オリジナルのえびぞり、デビュー曲の仮シン、永中の頑張ってる途中、感情電車、なないろ、6人最初のシンガロン、6人初オリジナルの響、イエローライトあたり、当然もっとありますが感覚的にはという感じです

*26:ちなみに心菜ちゃんと小久保にはいろんな意味で星名要素を強くを感じています、学力的にはののかちゃんにもありそうですが

*27:発売の形式は問いませんがとにかく全編見られるようにしてほしいというのが私の願いです

*28:変わらないものは無いので変化はありますので、距離を置く人もいることはあると思っています

*29:例えば、あの時新メンバーが入っていたとしても別の形で良い結果が出ていた可能性は低くはないと思ってはいます

*30:小久保はやっぱり人の倍動いてるように見えますね、リズムのとり方が星名さんよりも大きくて動きが大きすぎて次の動きに間に合ってない感じすらあったような。そこであんまりごまかしてないのが面白いなと思います。ポジション移動はキョロキョロしてるところがあったような気がしましたね。それすらも良い味になっているなと思いました

*31:年忘れ大学芸会2013「エビ中のスター・コンダクター」

*32:年忘れ大学芸会2015「エビ中のオールアトラクスター」

*33:ももいろ紅白には行きませんので

*34:星名さんの体調はどうなっているでしょうか……

*35:初日を見にきていて、その直後に配信していた

見ました「シン・EVERYTHING POINT 1/2」

仕事が午前まで続いたこの日、ちゅうおん2021*1 のdisc3、「シン・EVERYTHING POINT 1/2」をやっと見ることができました。
今回も発売日から日数が経っていません*2ので、ネタバレを回避したい方は以下の内容は読まないようにしていただければと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。

今回は安本彩花を欠いたまま行われた6人体制の最後のツアー*3から、新メンバーの加入、安本彩花の復帰、そして新メンバーのステージデビュー戦であるファミえん*4に向かう、今回は主に新メンバーのレッスンを軸にしたドキュメンタリーで今回も監督は近藤キネオ氏ですね。

この「シン・EVERYTHING POINT 1/2」では、激動の2021年から夏までを切り取った前半戦になります。

2020年のツアーは延期に延期を重ねた結果、全公演払い戻しで中止となりましたが、今年(2021年)は6公演とコンパクトながら全国を回る形で行われた春のツアーからスタートして、年始から募集していた新メンバーのオーディションを経て5/5*5の配信ライブでの加入発表から、ファミえんを目指してレッスンを始める新メンバーと久々の合流となった安本さん(4月に悪性リンパ腫からの寛解を発表)を含めたレッスンでは柏木さんが振り写しをしていく様子であったりとか、教育係のかほりこと一緒にレッスンする姿も収められます。

新メンバーの発表の配信が終ったところで会場に来ていた安本さんもステージに上がって挨拶と写真撮影(後に公開される写真ですが、当時は会場に安本さんが来ていることは発表されていませんでした)等をしている場面も見ることが出来ました。

新メンバーがファミえんで披露する20曲以上のレッスンを続ける間、6人はFIRST TAKEのリハーサルをしたり。

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新メンバーのボイトレとレコーディング(イヤフォン・ライオット)、着々と夏に向けての準備が進んで行けばいくほど、その先の現実を知っている私は切ない気持ちになって行った気がします。目指して進むファミえんはコロナ禍に飲み込まれて中止になってしまいます。あの呼吸のしにくいマスク姿で準備を進めていたのに。(良いことではないと思いますが、呼吸を確保する為にマスクに隙間を空けて肩で息をしている場面などもあるので、大変だったよなと思います)

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そして夏、(結果的に2年連続で)中止になった夏のファミリー遠足ことファミえんの代わりに配信された「ファミえん28h」*6の最後に本来だったらライブをしていた時間に会場となる予定だった横浜赤レンガで9人体制で初めての楽曲「イヤフォン・ライオット」を踊るという場面から、その後の安本さん復帰戦で新メンバーのデビューとなった@JAM*7、りこちゃん不在の@JAMの「イヤフォン・ライオット」から、そのまま9人揃ったレッスンの「イヤフォン・ライオット」に流れて終わるという構成。完璧な繋ぎで最高だったのではないでしょうか。レッスン風景を見ていて、凄く久しぶりに「4」の数字が踊っているのを見たなと思いましたね。*8
1/2の終盤は、ファミえんが出来なかった赤レンガでちゅうおんの開催を発表して、実現しなかった夏から、実現させたい秋に向かって行くという流れで終了、そして2/2へという感じ。

これまでのEPはツアードキュメンタリー*9なので、ツアーで訪れた各地での食事シーンが多く収録されていましたが、今回はツアードキュメンタリーではないし、主にレッスン風景を追っているので、レッスンスタジオで車座になって弁当を食べる場面が何度か挟まれていて、やっぱり食事のシーンは欠かせないなと思いました。透明プラの弁当箱に詰まった白米がなかなかいい雰囲気を出している。

作品序盤の6Voicesで各会場で披露された各メンバーのコメントや手紙でしたが、その中でも感情的な言葉にならないようにか、柏木さんは書いてきたものを読んでいました。今回の新メンバーの追加に関して、6人になった時に新メンバーを入れないでやりたいということを言ったというのが独り歩きしていて、今回も不満があるんじゃないかみたいな雰囲気がありましたね。その時したかったチャレンジ、新しいメンバーが入る事への期待等を語る場面がありました。でも、これって当時に出してあげた方が良かったんじゃないかなという風には思いました。実際に私は観に行けていない公演*10ですし、これ超重要な場面じゃないですか?と思いました。オーディションの結果発表前のタイミングでしたし。約3年間背負って来たものがやっと下ろせたという感じだったんでしょうかね。

それとやっぱり基本的にマスクをしているシーンがほとんどで、これから世界がどうなっていくのか分かりませんが、これが2020~2021の世界として時代性を帯びた映像になるのかなという風に思ったりもしました。というか、そういう映像になってほしいなという願望も含めてですが。

最後にもレッスン上で車座になってうどんを食べているカットが入って終わる、EPの美しい終わり方だなと思いました。
続きは来年*11、楽しみに待ちたいと思います。*12

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*1:エビ中 秋声と螻蛄と音楽の輝き 題して「ちゅうおん」2021

*2:到着が12/21(フラゲ日)、見たのが12/22(発売日)の深夜、これを書いているのが12/24、修正してアップしてるのが日付変わって12/26になってしまいました

*3:私立恵比寿中学 Best at the moment series「6Voices」

*4:毎夏の恒例行事、夏のファミリー遠足

*5:メジャーデビュー記念日

*6:ファミえんの予定されていた日程をブチ抜いて配信された28時間連続配信

*7:中山莉子休演で9人揃わず

*8:全くの個人的な話になりますが、BDを再生していたPS3が元々調子悪かったんですが、いよいよダメな様子で@JAMのチャプターの途中から再生が出来なくなっていて最後が見れなかったので途中まで書いていて、最後の方が思い出せないんだけど寝落ちしてたのかなと思ったら、寝落ちもしてましたが再生もされていませんでした(再生が止まっているのに気づかず寝落ちしていましたが、再度再生したらそこで止まったので、そういうことかと分かりました)さっきやっとPS4で見れたので良かったです

*9:EP劇場版3を除く

*10:4/3福岡

*11:2022年

*12:ちなみにMOVEの大宮公演を新メンバーが見に来てた映像とか無かったなとか、オーディションは映像にまとまらないんだなとか思ったところはありました