ちょっといいたいだけ

主に私立恵比寿中学とukka(ex:桜エビ~ず)について書いています。

20191227 ukka「ukka year-end party」恵比寿 The Garden Room

今年は何故か奇跡的に木曜で仕事を納めていましたので、朝いつも通りに起きて恵比寿へ。恵比寿は(精神的な距離が)近いからちょっと気を抜いてしまいますね。

乗り換えなどをしながら恵比寿駅に到着、なんの気無しに流れに沿って改札に向かうと普段降りたことのない改札だったので、一度ホームに戻ってガーデンプレイス側の改札に。無で行動しているとこういう事になります。
ちゃんとガーデンプレイス側の改札を出ることに成功して、動く歩道を歩きながら意外と改札から遠いんだよなと、恵比寿に100回行って100回思うことを今回も思いました。昔、この辺で仕事をしてたのに何の記憶もないなという感じにも毎回なります。

さて、ガーデンプレイスに着いてガーデンルームにとりあえず向かいまして、券だけ入手をしておこうということで物販で買い物を済ませます。そして、一旦現地を離れて椅子と屋根のあるところで時間まで暇を潰します。
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1部(vol.1)の整理番号は250番から後ろということで、入場待機列の後ろ目に並んだら後ろ目過ぎたので、途中でちょっと前進したら、それはそれで前進しすぎだったような気もします。まあそれもそれで。入り口には「乾杯をするので入場時に紙コップを受け取ってください」との貼り紙。番号はかなりカジュアルに呼ばれていたので、入場待機列の進みは良かった気がします。
さて、呼び出しが回ってきたのでチケットのチェック、ドリンク代を払って入場しますとドリンクカウンターに向けて柵で導線が作られていて、件の紙コップを受け取りドリンクを交換して会場内に入るという流れでした。

会場内に入ると、前方は5〜7列くらいの詰まり具合、中央は更に膨れている感じだったので下手側から人の隙間を覗くようなスタイルに決定して乾杯を待ちます。

クリスマスソング的な客入れのBGMが流れていましたが、BGMの音量が上がってはじまります。謎の和風曲*1でエンヤコラーセのドッコイセとステージ上に出てくるメンバー、これは新しいovertureではないとのこと。
まずは乾杯をして、今日は忘年会気分でやるとの宣言からスタートです。
序盤に古い曲が並んでいたので、いつかのイベント*2の再現とかやるのかなと思いましたが、そんなセトリのイベントもなければ、そんなこともありませんでした。
「オスグッド・コミュニケーション」から始まったので、無になっていましたが、「360°シューティングガール」がきたので生き返りました。ケセラセラ

自己紹介のMCでは、川瀬あやめさんの自己紹介が「めっちこと」から「あやめちゃんこと」に変わっていました。めっちって呼んでた人がいたのかどうかも私には分かりませんが、悪くないなと思いました。
MC後のブロックは、昔やってたカバー曲をやるので最初のコールを頑張ってくださいとあやめちゃんこと川瀬あやめさんからのオーダーではじまったのは「シャボン玉」で、「愛する人はーあやめだけー!」をやって欲しかったようです。ともあれ、シャボン玉なんかの頃ですと丁度私のハロプロなので興奮しました。あーい。
「Fallin' Snow」はもうご本人*3が歌うことがなさそうというか、もはやそのような存在ではない*4ので、ある意味ここ*5ならではな感じでしたね。ふわり舞う雪虫のところでミラーボールが回って、雪虫が舞いました。
「やらかいはぁと」はイントロがいつまでたっても覚えられないので歌い出したところでアイドリング!!!だと毎回思っている気がします。私はアイドリング!!!をバラエティタレント集団だと考えている節があります。*6

カバー曲ブロックが終わってTwitterで募集した質問コーナー、くじ引きで質問を引いてたんですが、特にこれといった内容じゃない個人宛の質問などが選ばれると、あやめちゃんこと川瀬あやめさんの「握手会で聞けよー!」とか「今じゃないだろー!」が炸裂して面白かったです。メモもとってないのでアレですが、気になったのは「免許が取りたいか?」という質問に学校が取れない学校だから卒業してからかなとあやめちゃんこと川瀬あやめさんが言っていたのと、その他のメンバーも口々に免許がほしいと言っていましたが、水春さんだけ特にコメントをしていなかったので、既に持っているのか興味がないのか、持ってないと不便な世界に暮らしているはずなので既に持っているのかなと思いました。私は桜井さんの運転する車には乗りたくないなと思いました。

後半のブロックは「嘘とライラック」からはじまって最高、以降はOctave曲というセットリストでした。
足並みの揃わないアンコール発動から、イントロが鳴ってからステージに戻ってくるタイプの「214」で、歩きながら歌うみたいな感じになってたのでもうちょい頭のとこちゃんとやってほしいなと思いました。最後は「まわるまわるまわる」で終了。コーナーも思ったよりやっていないのでイベントとしてはちょっとコンバクトな感じでした。*7
私事ですがスタンプカードがめでたく埋まりましたので、このタイミングで消費をするなどして、ガーデンプレイス内でランチを食べました。平日なので日替わりランチ(生姜焼きとカキフライの定食)が食べられました。食事も終わってコーヒーでも飲もうかということで店を出て移動しようとしたらどこも満席で座れず、寒風から身を守れる場所で佇むしかありませんでした。
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2部(Vol.2.)のチケットはVol.1よりは若い番号だったので、Vol.1よりも若干高め*8の位置で入場待機列に加わりました。呼び出しはVol.2でもVol.1の雑な呼び方を踏襲した形行われていたので、開場以降はサクッと入場できました。Vol.2もVol.1と同様、乾杯用の紙コップをもらっての入場、Vol.1と同様に下手から、Vol.1よりは若干前にズレたくらいの位置に。Vol.1よりは視界が良かったです。
「帰れない!」からはじまるライブは楽しいですね。みんな大好き「Magik Melody」、「わたしロマンス」のイントロがかかったところでちょっとフロアが沸きましたが、あの夏あんなに嫌われてた曲*9なのに今来てる人は好きなんでしょうか、私は前から好きなので、おーっと思いました。「灼熱とアイスクリーム」は意外とオールシーズンの曲ですね。夏のせいでアイスは溶けてますけど。

自己紹介*10を挟んで、カバー曲コーナー。Vol.1との合間に、Vol.2では曲を変えてくるだろうなという話をしていたんですが、基本的にはハロプロ曲のカバーが多いので何曲か候補が上がっていたんですが、候補の中では一番良いかなと思ってたセクボからだったので、興奮しました。Vol.1からステージ袖というか、ステージ上の照明辺りに置かれていたマイクスタンドがステージに持ち込まれたのでヒマ屑*11かー!となりました*12が、JUJUだった*13のでちょっと意外でしたが、そう言えばこれやってたなーとなりました。この曲桜エビ(現ukka)版しか聴いたことないので、なかなかピンとはきませんでしたが、水春さんフィーチャー曲といっても過言ではないので見応えありました。続いて近くにいた人から、「しらす聴きたいな……」と声が漏れていたので、本気で言ってんのかよと思いましたが、「およげ!しらすちゃん」のイントロがかかったのでちょっと呆れ顔になりました。途中の歌詞が「ukka(ゆーけーけーえー)」に変わってましたが、「J:COMみてみて」が「SHOWROOMみてみて」に変わってた*14りするのですが、微妙に気まずい元歌詞が残ってたりするのとかをちゃんと変えればいいのになと思いした、まあそれよりもこの曲をやるのに時間を使わなくてもいいのでは?という感覚もあります。
前日の川瀬さんの個人SHOWROOMでレッスンが7時間あったという話をしていましたが、MCでレッスンではカバー6曲で3時間の予定が、レッスン時間をほぼほぼ使ってしまったという話をしていて、しらすにどれだけ時間を割いたのかな……と思いました。いや、やるなら時間を割くべきだと思いますが。

MC中のコーナー「ukka(旧桜エビ~ず)の重大ニュース」の発表はコタツに入ってはんてん*15を着て、みかんを食べながら。「投げてもいい」って藤井さんに言われたからと言って、フロアにいくつかのみかんが投げ込まれました。(重大ニュースの詳細は覚えていません!)
後半ブロックは圧巻のoctave曲、「さいしょのさいしょ」「グラジェネ」からの終盤の3曲はVol.1と同様した、「キラキラ」が今年後半からアンセム化しているし、「リンドバーグ」と「それ9」が来るので、勝ちしか見えないセトリになってしまいますね。
アンコールでは「タリルリラ」と「エビ・バディ・ワナ・ビー」という2017-2018シーズンの勝負曲も忘れてないよという感じで終了。
忘年会ということで楽しさにパラメータを振ったライブだった気がします。
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ukkaさん、2019年はこれで仕事納めとのこと、年内この後に控えていた関連イベントがももクロ紅白、エビ中年越しだったりしたので、まあももクロ紅白なら早い時間帯に出ることも可能だったかとは思いますが、特に無理する必要もないでしょう。良い締めくくりだったんじゃないでしょうか。

この後、ukka(旧桜エビ~ず)的にはアイドル楽曲大賞の各部門を席巻したわけですが、こと楽曲に絞られた評価基準であれば、その結果もまあ不思議ではないというか、これ*16が今のアイドルファンに向けられているのか?ということにおいては疑問が残るところはあると思いますが、むしろそんな狭い世界に向けて活動する必要はないと思うので、幅広いファンを調教しながら進んでいくのが良いのではないかなと思いました。

どこまでどういうふうに行くのが成功なのか、何を持って勝ち負けが決まるのか、みたいなところは常にあると思いますが、狭義のアイドル*17としては、やっぱりいい曲といいパフォーマンスをやり続けることしかないと思いますし、それを成功させるのか失敗に終わらせるのかは、大人の仕事の範疇ではありますので、どうかいいラインに乗せてあげてほしいなと思います。
そういう意味では春のツアー、ファイナルがGWでキャパ1300のホールは半年遅いんじゃないかなと思ったりはしています。(2018年からの配信があったことで)2019年が躍進の年になると思っていたんですが、半歩遅れているなと感じていたところでの改名で、もう半歩遅れたかなと思います*18ので、2020年は巻き返して、夏にはもう一回り大きいところでできるといいですね。3月に「can't go back summer」入りのシングル出してる場合じゃないような気はしています。*19

とはいえ、去年から続く好調感を持続して、ひとつブレイクスルーすることはできたかと思うので、非常に楽しい一年でした。また、来年も良い年だったなと振り替えれるよう、大人のみなさん頑張ってください。いや、ホントに。

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20191227
ukka(桜エビ~ず)
ukka year-end party
恵比寿 The Garden Room

*1:関ジャニ∞浪花いろは節

*2:3rdから5thくらいのワンマンみたいな選曲だなと思っていました

*3:唯月ふうか aka momo(川上桃子)さん(momonaki名義ですが、wiki情報ではこのシングルは既にmomoちゃんだけの編成になっているとのことでした)

*4:レ・ミゼラブル

*5:スターダストプラネット

*6:曲はSOWが一番好きです

*7:全編で2時間弱だった気がします

*8:入口に近いという意味です

*9:個人の体感なのでみんな好きだったのかもしれません

*10:ここでも川瀬さんは「あやめちゃんこと」でした

*11:東京女子流「ヒマワリと星屑」

*12:マイクスタンドがあったので予想されていた選曲で、世間的にも声が上がっていました

*13:What you want

*14:これはたぶん前からです

*15:この日の特典会の衣装でした

*16:ukkaの活動自体

*17:歌い踊る若い芸能人という意味です

*18:逆に追いついて追い越していただければ素晴らしいですが

*19:音源を盤で出していただけるのはありがたいです

20191220、21 私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会2019「エビ中のフルバッテリー・サラウンド」(DAY1・DAY2) 幕張メッセ イベントホール

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今年も大学芸会の季節がやってまいりました。
そうです、今年も幕張メッセです。今年は金、土曜開催ということで、金曜は当然仕事を抜けて行ってきました、幕張なのに開始時間も早い*1ので、なかなかに厳しい日程感でした。

さて、年末の週末に仕事を投げて幕張に向かいます。投げた仕事は数日後の自分に戻ってきますが、これは仕方が無いですね。開場時間よりも早く幕張メッセに到着、FC抽選があるということを昼に知った(気づいた)ので会員証を持って来ていませんでしたが、なんとか抽選をさせていただきました。まあ会員証を忘れるような人間は参加賞しかもらえませんね、と思いました。ということで参加賞*2でした。

ひとまずやることもなくなりましたので、早めに入って明日の席の位置でも確認しようということで、開場待ちの列に並んで待っていました。この日は外で待つのもそんなに寒くなくて良かったです。
早めに入場したので物販にも並ばず入れて、パンフを購入して一旦自席へ。安定の着席指定でしたが、今年屋っとFCの抽選で当たったなっていう感じの席*3でした。メインステージの両サイドにも大きめのモニターがあるのでなかなか見やすそうです。
さて、あとは席に座ってゆったりと待っていましたが、特に聴くでもなく客入れのBGMを聴いていると、去年のユニットの曲が流れていたので、逆に星名さんが去年出来なかったユニット曲がセットリストに入ってるんじゃないか?という風に思ったりもしていました。*4

定刻をちょっと過ぎたタイミングでBGMの音量が上がってebitureが流れます。ステージ前にスクリーンがあったので、1曲目でドンと落ちてスタートかな?と思っていたら、久しぶりのイントロが流れて「半世紀優等生」からスタートしたので、興奮しました。とはいえ、「半世紀優等生」は五五七ニ三ニ〇さんの楽曲なのでスクリーンはそのままで影を映していました。*51曲目が終ってスクリーンが落ちて「Family Complex」がはじまると、序盤で爆発があって、結構久々の爆発*6だったので、結構ビクッ!としてしました。急な大きい音は死人が出ますよ。「イート・ザ・大目玉」は思った以上に早い段階に投入されて、この流れで「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」までやって、自己紹介です。相変わらずMXはまだやるんですねっていう感じでした。バンド映えする曲か……。

自己紹介は安本さんの分を柏木さんがやって、6人分の自己紹介です。そして、真山さんは最初のブロックで喉を飛ばしていました。*7このブロックで喉を飛ばすと思っていたという真山さんは「私が私の体を一番知っている」と言っていました。今はMXのシャウトとかをやったりもしているので、相当喉に来ることは予想していたようです。

ちゅうおんver.とは別アレンジの「YELL」*8から、まさかの「結果オーライ」でまた「半世紀優等生」の時と同じように「おお……」となりました。
「梅」*9はもう今年に置いて行こう、もういいじゃないですか。
柏木歌唱の真骨頂というか、私の柏木さんの平場の歌のイメージが強い「青い青い星の名前」で気持ちをちょっと整えたところで、ステージ暗転してマイクスタンドが出てきて「愛のレンタル*10」がはじまったので大興奮。真山さんはずっとセンターで両サイドの4人が入れ替わったり、前後に動いたりする感じ、これはステージ上がシンメトリのバランスになった時どうなるんだろう?ということを思ったりはしました。スタンドマイクでっていうのもやっぱり大人の雰囲気が出て面白いです。

シンガロン・シンガソン」を挟んで、既発表のPlaylist楽曲から「ちがうの」。個人的には楽曲として最高だなと思っていますので、あんまり気にしていなかったんですが、ステージ両サイドのモニターにはずっと歌詞が出ていた*11ので、歌詞を読みながら聴いていたら、これ登場人物のバランスがなんかおかしくない?となりまして、そこから色々考えながら聴いてしまいました。まあ何がどうと語っている曲でもないので、別に気にする必要もないんですが。

「フォーエバー中坊」も久々に聴いたなという感じでした。「紅の詩」「自由へ道連れ」というバンド映えする曲の後、一旦メンバーはハケてVTRがはじまります。
VTRは足元からのリハ映像、スタジオで今回の大学芸会のリハをする5人。場面替わって屋外、歩くサイドゴアブーツとスキニーのブラックジーンズ?の足元。ああ安本さんだなと思いましたが、今ここで姿を見せることに怖さがあった*12ので、結構ネガティブな方向性の想像が膨らんでしまいましたが、変わらない姿*13で映像に出てきてくれたし、特に何があるということでもなかったので安心しました。*14

一旦、VTRが終ってメンバーが着替えてステージに戻ってきました。ステージ上には椅子が置かれ、ちゅうおん形式で椅子に座って4曲*15、この時はアリーナ席も椅子に座っていたし、ほとんどのペンライトも消えていました。*16
4曲の中でも「曇天」が群を抜いていたような気がしました。「曇天」はダンス*17があってこそみたいなイメージがありましたが、生演奏と歌だけで全然見せられるという風に思いました。
再度VTRがはじまると、各メンバー初期の映像*18から、建物に入っていく安本さんがiPhoneから出たイヤフォンを指して何かを聴き始める安本さんと合わせて「HISTORY」の初披露は6人で、ということになりました。

演出の近藤キネオ氏もTwtterで触れていましたが、姿を見せることが出来る状態でただただ良かったなと思いました。

そいうえば、今回は恒例のOPVがありませんでしたね。これは設定がない、バンドライブだったからかなと思いますが。

「フレ!フレ!サイリウム」「MISSION SURVIVOR」はトロッコで。今回、始まる前にステージ周りを見ていた時にはトロッコが地味で気づかなかったので、今年はトロッコ無いのかな?と思いましたが、地味目なトロッコがステージ横から出てきました。*19
「MISSION SURVIVOR」の後半からステージ上で盛り上がった流れからの「PANDORA」で、やっぱりこの曲はライブ映えするというか、星名さんのパートもそれに対するパフォーマンスも最高だなと思います。曲はあんまり好きな感じではありませんが、ライブで見ると良いなと思ってしまいます。
「HOT UP!!!」は個人的には安本さんの不在を一番感じる曲なんですが、不在を感じながらも不足は感じないというか、今回はこういうパターンなのか!という感じになりました。
そして、「オメカシ・フィーバー」の初披露で、りこちゃんの狂気を感じられる曲で楽しい。振付けは竹中先生とのことですが、ハロプロというよりもロックダンスが中心で中居くんかよ、と思いました。りこちゃんだけ運動量が多いので、それもまた面白かった。

「元気しかない!」のブレイクで喧嘩*20が勃発して「サドンデス」で決着ということになりますが、このあたりの流れ面白かったのですが、問題は「元気しかない!」が半分しか披露されないというところです。ダンスサドンデスの部分については、バンドも含めてサドンデスで、最後に真山さんとドラムが残って、最終的にはリズムを刻み続けるドラムが優勝するという流れ。生バンドだからドラムが止まると音が無くなるのでドラムが勝つのは必然だったのか……という感じでした。

本編最後は「ジャンプ」、柏木ちゃんのやりすぎももはや面白を超えているような気もしましたね。

ジャンプ Live at バンドのみんなと大学芸会2019エビ中のフルバッテリー・サラウンド
結果的にアイドルに求められている曲なのかどうかという側面はどうしてもあるタイプの曲だとは思いますが、そのフィールドで枠にとらわれずやっていこうという意思を感じる曲ですし、私はこの曲には力があるなと思いました。バンドの演奏も相まってさらに迫力があったように思います。

結構早いなっていうタイミングで焦り気味にアンコールがはじまって、今回のイベントTシャツでバンドメンバー含めて登場、柏木さんがやりたい曲があると言いはじめて、他に人にも歌いたい曲はあるか?と聞くものの、本人が歌いたい曲をやりたいとなってはじまったのが「歌え!踊れ!エビーダダ!」で本日何度目になるかという「おお……」という感じでした。やっぱり5人でやるにはパート割が多牌なので大変そうだなと思ってしまいました。懐かしさとレアリティでなかなかの感じでした。続いて「ポップコーントーン」で久しぶりに聴いた気がしますが、もう震えるわっていう。やっぱり好きな曲です。アンコール最後は縦一列に並んで「感情電車」でした。

たっぷり3時間のライブを全編バンドと見せられるのは、やっぱり10年で培った地肩だなと思いました。特にこの数年は派手な結果こそないものの、着実にステージが上がっている感じが見て取れるレベルなのは凄いなと思います。ストリングス入りのバンドセットが入って違和感なくできてるのは本当に良いなと思いますね。

初日が終って思ったことは、2日目見る人にはネタバレ見てほしくないなということでした。まあそうは言ってもなんですが。それくらい驚きと感動があったライブでした。このレベルのライブが明日もまた見れると思ったら、正直これは凄いなと思いましたね。*21もう1回あるんですよ!ただ幕張は遠いんですよね……。*22

セットリストはアンコールと多少本編もいじってくるかなと思っていましたが、大きくは変わらないだろうという予想(バンドですので)でしたが、本編は3曲変更になって、アンコールも全3曲が別の曲になりました。

初日の「結果オーライ」が「踊るガリ勉中学生」になって、イントロでピンとこなかったですが曲に気づいた時には低めの声が出ましたね。「踊るガリ勉中学生」も5人でやるの大変そうですけど、この曲も好きだなぁと思って聴いていました。ただもう年齢的には頻度が減るのも仕方ないなという曲ですね、またたまにはやってください……。*23
続いて「フォーエバー中坊」が「キャンディロッガー」に差し変わっていて、この曲もなかなか聴くことが無いのですが、やっぱり他の曲と被らないので良いですよね。毎回やってよっていう感じではないですがセットリストにあると面白いです。
ロッコ曲の「フレ!フレ!サイリウム」が「涙は似合わない」に替わって、「絶対負けない!」をステージ中央で全員で言って、上下に別れて行きました。

アンコールについては前日と同様で柏木さんが昨日とは違う歌いたい歌があるんだけどという流れから「COLOR」です。あ、この曲知ってるなといつも思う曲でした。相変わらずピンときてないのは私の心が汚れているからです。「永遠に中学生」は着席指定ではもはや肩組みなどは発生しないので安心して見ていられます。相変わらず、卒業しない式のあの場面を思い浮かべますが、その部分が5人しかいないのは本当に少ないので、なんとかなりませんか……となります。
幕張2DAYSの最後の曲は、前日の「感情電車」を受けてか「なないろ」で終わりました。「なないろ」で青に染まるアリーナを見て、こういう事になってるんだなという風に思ったりはしました。普段ペンラの色とか無関係なので気にしないんですが。*24
本編の曲はDAY2、アンコールはDAY1が好みだなと思いました。

さて、「生バンドでライブします」って、もう結構ライブハウスレベルの会場でもやられていて、なんというんでしょうか、そこまでの目新しさみたいなものは既にないと思うんです。ただ、アリーナでホーンもストリングスも入って、アレンジきっちり効かせて、しかも歌が負けてないライブっていうのは相当なもんだと思うんですよね。ただそれは普段から見ている人にとってのことなので、外向きにはどうなのかなっていう感じはありました。
色んな人が見に行きやすい土曜のチケットが早々にソールドアウトしたことで、より内向きになってしまった気がしてしまいました。私が嫌いな言葉ですが「見ればわかる」*25というレベルのライブなので、どこかのチャンネル*26で世間に届いてほしいなと思いました。

安本さんの不在を忘れさせないための演出みたいなものが随所にちりばめられていましたが、安本さんがいないから成立しないなんていうことは存在せず、安本さんがいたらもっと凄いとただ思うだけなので、そんなに不在に対してのうんぬんかんぬんみたいなところへ拘らないでほしいなと思いました。これは安本さん不要論ではなく、もう一枚強いカードを手札に持っているんだから、それをチラつかせるのは今の場の状況で上手いプレイング*27なのか?っていう話です。
ここに集まっている人達っていうのは、安本さんがいないことを忘れるような人達ではないと思いますけど、そんなに信用ないのかなって思ったりはします。逆にこういう演出があることで安本さんが忘れられていないと安心する人もいるかと思いますので、別にこの演出が悪であるという話でもありませんが。実際にVTR出演しているわけですし、過剰に触るのはどうかなと思いました。過剰という意味では「6人で」っていうのも口には出さずに心の中にしまっておいてよと思ったりはします。柏木さんは熱い人だし、背負っているのは当然なんですが。*28

今回は年越し*29の中継*30があるので、大学芸会は放送無いのかなと思っていましたが、配布のチラシに2月に放送がある*31ことが記載されていたので良かったです。

金曜は家に着いたのが23時半くらい*32、土曜は23時前ということでやっぱり遠かったので、去年も思いましたが、今年ももう幕張でやるのはやめてくだされーと思いましたが、またやるというなら行くんだろうなと思います。まあそれはパシフィコでも一緒なんですけど……。

さて、またさらにどこに向かっていくのか*33という感じのエビ中ですが、人としての可愛さがあるからもっと幸せになってほしいし、もう困難は勘弁してほしいなと思いました。星名さんも今年は無事完走ということで良かったです。去年に続いて5人での大学芸会にはなってしまいましたが、あまりあるステージだったかと思います。あとは安本さんがちゃんと復調して戻ってきてくれればいいなと思います。「playlist」の曲だって、まだ半分しか披露されてないけど、安本さんの声で聴きたいパートいっぱいあるよ。

そんな感じです。

※20191230 youtubeでアップされた動画(ジャンプ)を追加

20191220、21
私立恵比寿中学
バンドのみんなと大学芸会2019「エビ中のフルバッテリー・サラウンド」(DAY1・DAY2)
幕張メッセ イベントホール
otn.fujitv.co.jp

seesaawiki.jp
seesaawiki.jp

natalie.mu
skream.jp
エビ中10周年ビッグマッチ!幕張メッセ・イベントホールにてフルバンドで大学芸会を開催! | WWSチャンネル
エビ中、フルバンドの大学芸会2daysで1万人熱狂 緑と青のペンライトに感激 | ORICON NEWS

playlist(通常盤)(特典なし)

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私立恵比寿中学 1st ワンマン LIVE [DVD]

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*1:18:00スタート、ですが幕張で遅くまでやられてもそれはそれで困りますが……

*2:今回のロゴステッカー

*3:といっても、Eブロックの中段くらいです、ステージ寄りなので角度は鋭角気味

*4:客入れの時に流れている曲は本編にはないのが通例なので、客入れで流れていると「今日はこれ無いのか……」みたいになります

*5:ギター3本、ドラム2台の編成だったかと思います

*6:柏木さんの難聴以降初めてじゃないでしょうか?(未確認)

*7:その後はそこまで気になる場面はありませんでしたが

*8:私はちゅうおんアレンジの「YELL」が好きなんです

*9:令和元年、一番スベった曲

*10:初披露

*11:一部ステージのメインモニターにも歌詞は出ていましたが、演出に寄ったものでした

*12:ブログやinstaの更新はありましたが、エビ中のステージで姿を見せるとは思っていなかった、まだそういう時期じゃないと思っていました

*13:肩の落ちた後ろ姿も、表情などもいつも通りという感じでした

*14:転校でもなく、復帰でもなかったという意味で、何もなかったと思いました

*15: 「フユコイ」、「まっすぐ」、「星の数え方」、「曇天」

*16:勝手にちゅうおんルールが発動していた

*17:「曇天」のコンテンポラリーダンスが好きなんです

*18:真山、安本、星名、柏木はティッシュ辺り、かほりこはLuck to the futureの会場VTR

*19:1曲目で最奥のスタンド前まで移動して、2曲目でステージに戻ってくるみたいな感じでした

*20:「バンドが元気ない」「それよりも真山が元気ない」「元気あるよ!」「揉め事はアレで決めよう」という流れ

*21:初日のOPで五五七ニ三ニ〇がはじまった時もそうですが、幕間のVTRで安本さんだと確定した瞬間の会場のどよめきは凄かったです、2日目は初日の1/100くらいでした

*22:千葉近辺の方には申し訳ないですが

*23:ここで「梅」が差し変わった!と思ったんですが、続いて「梅」がはじまって、やっぱり「梅」やるのか……と思いました

*24:すじがねファンです視聴者の集いかと思いました、いやそういう集いですが

*25:「見ればわかる」っていうのは、見に来させる(来場させる)という一番高いハードルのことを無視しているので、あんまり意味がないと思っています

*26:フジテレビNEXTという意味でも、フジテレビNEXTを否定しているわけでもありません

*27:遊びじゃないですよ

*28:当然、VTRで出演したことについては良い意味でのサプライズだったし、本人がその状態にいるということなので良かったとは思います

*29:私立恵比寿中学 カウントダウン学芸会「ねずみ年の幕開けはエビチュー」

*30:フジテレビONEで中継

*31:フジテレビNEXT 2020年2月22日(土) 22:00~23:30

*32:ほぼノーミスで乗り換えてその時間だと結構絶望感があります、18時開始なのに……

*33:良い意味です

これから先はどこに向かって行くんですかね(私立恵比寿中学 6thアルバム「playlist」を聴いて)

私立恵比寿中学の6thアルバム「playlist」を聴きました。
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本日12/18、私立恵比寿中学 6thアルバム「playlist」が無事に発売されました。*1
フラゲ日であります12/17に家にも届いていたんですが、弊社の忘年会でしたので、帰宅が日付を跨いだ後でしたので発売日に初めて聴きました。
とはいえ、夜のうちに聴いたのは「ちがうの」と「SHAKE! SHAKE!」くらいまでで、結局は普通に昼間に通して聴くことになりました。
曲調がバラついている割にあんまりつっかかりを感じることもなくスルスル聴けちゃうなというのが、数回通しで聴いた感想ですかね。

アルバムの全体像というか、収録曲も曲順も先に出ていたので今更なんですが、「ちがうの」から始まるの良いですよね。事前に発表されてた3曲の中では1番好きというか、通して聴いてもこの曲は良いなと思います。歌詞がダサいとの噂もありましたが、歌詞カードを見ていないので良く分かってないです!*2
とりあえず、最後のラップがオモシロにならなかったことは大きいと思います。これも10年の重みなんじゃないかな。*3

かほちゃんがど真ん中に立っているような「SHAKE! SHAKE!」は、この曲以外のかほちゃんの歌にも表情は増えているんだけど、変わらない魅力みたいなものが彼女にはあるので、ステージ上で太陽であり続けるためにトイレで泣くのも許してあげてほしいなと思いますけど、この曲では太陽として真ん中で光り輝いているのでこれはよいかほちゃんです。周りでガチャガチャとラップとかしていますが、かほちゃんがいるから安心感と安定感が凄い。

「愛のレンタル」は途中でジャズっぽい部分があったり、全般的に漂うおしゃれっぽさと大人の雰囲気みたいなものを考えると真山さんは好きそうだよなっていうのに非常に納得感がありました、真山さんてこういう人なんだよなっていう。*4曲中の展開とか凝った感じの作りが、大人の「仮契約のシンデレラ」かなって感じがしました。*5


私立恵比寿中学 『ジャンプ』MV
丁度見に行けたパシフィコ横浜でライブ初披露*6だった「ジャンプ」ですが、1階の最後方から見ていても圧というか迫力を感じました。MVも安本さんがいなくて残念でしたが、6人目の存在を随所に感じる作りだったことと、この曲は安本さんの今の歌い方があっているなと思った*7ので、音源で安本さんの歌が聴けると納得がいくというか、安本さんに振られているパートが安本さんであるべき曲だなと思うので、安本さん入りのライブが見たい曲です。柏木さんの歌い方が面白くなっちゃっているのが、この曲調に合わせてだと思うんですが、やり過ぎてて面白いです。

歌い方の癖が強いというか、曲自体の癖も結構ある「I'll be here」ですが、柏木・真山の対応力が光りますね。柏木さんはこういうの好きなんでしょうけど、やっぱりこういう表現になると星名さんとか、かほちゃん、りこちゃんはそれっぽさが薄れる感じがありますね。そういう意味でも表現力がみんな上がっている中でも向き不向きとか、それぞれの味というかの違いが見えて面白いですね。全員が同じような表現になっても面白くないし意味がないので。
それにしても、改めてまたみんな声が変わったなと思いました。

「PANDORA」は、ツアーで初披露後にYoutubeに上がった映像は数回見て全然ハマらないというか、ちょっと苦手な系統の曲だなと思っていたんですが、実際ライブで見たら、なるほどと思うところが多い曲でした。そのワンクッションが入っての音源なので全然違和感がなくなってましたね。星名さんの超音波みたい*8な声も味わい深いし、実際ライブで見ると出し物として完成度が高いなと思いました。この曲も安本さんの今の歌い方が意外と生きる曲だと思うので、これも安本さんありで見たい曲ですね。*9

「I'll be here」と「PANDORA」の並びの対比はだいぶ面白いなと思います。
万能の武器を持っている柏木・真山と特殊能力の塊みたいな星名・中山・小林と、実力はありながら新しい武器が馴染んでない安本さんが戦っているような感じです。

これが噂の!と思ったのが「シングルTONEでお願い」で、私は比較的山下達郎は通ってきていないんですが、それでも感じるそれっぽさっていうのがやっぱり面白いっていうか、ゴリゴリのCITY POPをエビ中に歌わせるっていうのが面白いんだけど、曲に関してはイメージよりもテンポが速いというか、山下達郎的な人が女性シンガーに提供した曲みたいな感じでパロディの質が高いというか、面白く感じました。最後がフェードアウトなのもそれっぽいような、そんな気がします。

先に聴いた人に1曲だけハロプロの曲が入ってるって言われたので、藤井さんが選曲したという曲かなと思ったら、やっぱり「 オメカシ・フィーバー」でしたね。曲の入りからハロプロだったので笑ってしまいました。藤井さんこの3年くらいずっとハロプロ流行ってますね。特に好きなタイプのハロプロっぽい曲ではないですが、別に苦手なタイプでもないのでこれはこれであり、というかアルバム自体のバランサーになっているかなと思いました。

私立恵比寿中学で作詞をしたという「HISTORY」ですが、ある意味で歌詞の仕上がりがこのくらいの感じで良かったなと思いました。逆に言うとガッツリ補詞が入った整った出来上がりになっていたらどうなっていたのかなっていう感じがありますね。断片的な言葉の集合であって、ひと連なりのものにはなり切っていないと思うので。ほつれたスニーカーとかかとの擦り切れたスニーカーが同じスニーカーと見れれば、全体のまとまりが良いかなと思うんですが、ちょっとそうは感じないし、靴のエピソードを2つ入れるのはどうかなと思いました。
神様の存在を信じられないという意味の表現には言葉の重みが違うなと思います。そして見ていてくれる人はいるというのも実感なのかなと思いました。とはいえ、臭い10年前のスニーカーは捨てた方が良いと思いますけど。加水分解もしますし。

「PANDORA」と「 オメカシ・フィーバー」は今回のアルバムでは色が違うというか大人にはなり切りませんよっていう意味合いで入っていると思うので、その後に「シングルTONEでお願い」*10、「HISTORY」で空気を戻しているところで全体的な大人っぽさみたいなところは作っているなと思います。

そしてこのアルバムを締めくくるのは「トレンディガール」になりますが、エビ中10周年で*11出すシングルということ、主演ドラマの主題歌ということで、爆発的*12な曲を期待していたところがあったので、ちょっと弱すぎるなというところだった「トレンディガール」も良曲というか、「そこまで悪い曲じゃないけど弱い」という感じから、状況が一周回った今*13、良い感じに聴けるようになったなという気がします。
イントロが変態なので掴みはあるけど、曲終わりに余韻が残らないのがアルバムの最後に入る曲としては優秀になったなという感じです。締めくくりにと書きましたが、聴いてみたら全然締めくくってなかったという。
川谷絵音っていう人は活動が精力的すぎて、話題が常に押し流される*14というところは想定外だったんだろうなと思いました。

10曲で約43分は物足りないかなと思いましたが、スルっと聴きやすくてそのまま流しっぱなしにしやすくて、これはこれで完成度が高いなと思いました。*15これは「トレンディガール」の終わり方と1曲目が「ちがうの」であるというplaylistの妙もあるなと思いました。

昨今の楽曲群は所謂「アイドル」っていうものに対するカウンターであるという意味ではあの頃とさほど変わらない精神性があると思っているし、そこにおふざけというかオモシロを載せなくてもカウンターたり得る存在になっているというところがエビ中の現在地だなと思います。
結果的に上がってしまった実力*16と普遍的な楽曲*17を持つことになってしまったエビ中がこれで売れるかどうかはまた別問題なんだよなと思います。残念ながら私が好きな音楽はそこまでの大衆性ががあると思っていませんが、私が好きな音楽になってきているという感覚があります。

このアルバムを持ってアイドルを卒業したとか、アーティスト様だ!みたいな話には、ちょっとというか大いに違うんじゃないかと思っていますので、そういう感想を持たれた方がいればなるほどなとは思いますが、そういう意味での変遷は「エビクラシー」の時点で通り過ぎた話だという感覚です。ただアイドルであるからこその活動であったり作品であったりするということで、私立恵比寿中学というものをアイドルの枠から外すのはもう諦めてよっていう感じです。アイドルの手法でやってるうちはアイドルで良いかなという風に思っています。*18

結局のところ「HISTORY」の歌詞にある「ステージの上ではなんにでもなれるって」が全てですよ。

私は「MUSiC」の感想をまるでベストアルバムみたいだな、と書いたんですが、この「Playlist」は私の慣れ親しんだアイドルのアルバムの手触りだなという風に思いました。ひとつひとつの曲をとれば「これはアイドルの楽曲ではない」だったり、「アーティストのアルバムだ」みたいな感想は当然だなと思いますが、アイドルのアルバムって等身大から背伸びしたところ*19が表現されているところが真骨頂だと思うので、このアルバムはもうちょっと少女っていう感じでもなくなってしまったけれど、エビ中の等身大からちょっと上に向けて作られ、アルバムとしてまとめられているという風に思います。*20

エビ中らしさとは変わり続けること*21だという確信が持てたところですが、「MUSiC」に続いてだいぶ拓けた場所に来てしまったので、これから先はどこに向かって行くんですかねっていう感じです。
私は期待を持ってついて行くだけなんですけど。

20191218 6th playlist - King of Literary exhibition

playlist(通常盤)(特典なし)

playlist(通常盤)(特典なし)

natalie.mu

以下、あとで読むインタビューです
entertainmentstation.jp
utaten.com
skream.jp
www.stardust.co.jp

*1:当初、12/11の発売予定でしたが諸般の事情から1週間の延期となりました

*2:彼氏と別れた女の子の歌みたいですね

*3:「目印の熱いショートキス」とかは確かにダサいですね!

*4:老醜ブレイカー感というか……

*5:私と契約してください→ずっと僕と踊ればいい

*6:直前から先行配信されていた

*7:ふんわりしたメインとなるメンバーが安本さんの曲であるとのこと

*8:高音という意味で褒めています

*9:Youtubeの映像は安本さんが参加している6人のライブバージョンです

*10:普通にCITY POPが好きなのであんまり気にしてないですが、これも飛び道具ですがアルバムの全体像からすると本筋よりだなと思います

*11:この一発で紅白出演まで視野に入れた楽曲で

*12:売り上げ・話題的に

*13:紅白もドラマも期待した結果にはならなかった

*14:川谷絵音という人は話題の中心に居続けるが、周辺の状況は非常に流動的で速度が速いので、一緒にユニット活動でもしないと話題性の加護を受けることはできなかったんだないう風に思いました

*15:過去作のinterludeだったり、72分めいっぱいに収録されているものだったりにも良さは当然ありますし、新曲は何曲あっても良いと思っている派です

*16:10代の子達が10年動き続けたらそりゃパフォーマンスはあがりますよねっていうところではあります

*17:エビ中じゃないと成立しない曲というものは減ったと思っていますが、この状況でやるのはエビ中しかできないというかやらないよなっていう意味ではエビ中じゃないと成立しないものに結果的になっていると思います

*18:そういう意味では「HISTORY」の歌詞はちょうどいい落としどころに落ちたような気がします、悪い内容ではないが良い歌詞ではないという評価です

*19:作家やプロデュースの大人が思うアイドル≒少女がフォーカスされているという意味で

*20:最年長と最年少にそこそこ年齢のギャップがあるんですが、年長者の幼さが良いバランスになっていると思うので、これは選ばれた人間の妙と、積み重ねてきた時間の妙です

*21:ある時点から、いつもその時々のエビ中が一番エビ中らしいんだという考え方になってきました、だから「エビ中らしさ」というものは幻想であって、それぞれ(メンバー・ファン・運営)がどう思っていても常に更新されていくものだと思っていて、「過去のエビ中らしさ」は、「その時点でのエビ中らしさ」でしかないので「今この瞬間のエビ中らしさ」とは常にズレが生じていると思います、逆に個人に対してはそれぞれの個が持つ「らしさ」が強くなって行っていると思います