ちょっといいたいだけ

主に私立恵比寿中学とukka(ex:桜エビ~ず)について書いています。

「私、ほんと生誕祭大好きマンじゃん?」20210415 真山りか生誕ソロライブ「まやまにあ -Level.5-」 Zepp tokyo

2020年度分の生誕は1月開催の予定ということで、毎回大学芸会のリハと被って開催されていた事を考えると、今回はコンディションに期待できる!と思い、興奮気味にFC先行から順に応募し続けてハズレ続けて、キャパ半分の世界線ではこのまま行けないんことになるんだな……と枕を涙に濡らしていましたが、そうこうしている間に開催の延期が決まり、持っていないチケットの払い戻しなどの発表があり、結局手に入らんかったな……となっていたら、ド平日開催ながらも奇跡の昼公演の追加が決まって、こちらはFC先行一発で当たったので、とりあえず行ける!ということで気持ちを上げてきました。昼公演を見ることが決まったということで有給の申請を行い準備は万端です。どうせ休むので、だったら夜も何とか見たいな、と思っていましたが、チケットが入手できぬまま日々を過ごしていた中で、昼公演の一般発売日に夜のチケットも一般販売があるらしいとのこと。夜もなんだかんだで確か一般販売をしていなかったんですよね。

そんな話を一般発売日の当日Twitterで見て、そういえば夜の一般なんてものがあったよな!夜は配信かな……と思っていましたが、昼に行くことによって夜の配信が見にくいことになっていたので、とりあえずぴあを見るかと思って真山さんのチケットページを見たら、夜のチケットが買えるじゃないですか、ちょっと待てよ例の配信チケットと間違えるやつか?と思い再確認するも、配信とは別の入り口がある。そんなわけでクリッククリックで進んで行くと1階席のチケットを買うことに成功、なんなら昼のチケットよりも良い席でした。諦めたらそこでゲームセットだよ。

せっかくの有給、昼夜のチケット入手に成功、これはキテる!と思っていましたが、年度替わりで所属プロジェクトの異動があり、環境が変わったばかりでなんだかんだありましたが、家を出るギリギリまで仕事をすることでなんとかちゃんと見ることができました。
そんなわけで、家を出てもできる仕事をしながら電車に乗って青海に向かいます。こんなはずじゃなかった……んですが、実際にはテキストベースのやり取りができる程度なのでまあ良いです、着信音もバイブも切りました。青海駅までは予定通りに、MEGA WEBは相変わらず色んなことを思い出すな……とか考えながら立ち止まって、今は名前だけでステージがない、懐かしのステージ跡地を眺めたりしながらZeppへ。既に開場済みで並びもない状態だったので、そのまま会場内に入って行きます。手指の消毒、手の平での検温、電子チケットの提示、PASMOでドリンク代を払って(最高)ドリンクコインを受け取り、閉まったバーカウンターを横目に入場しました。ドリンクは終演後のみの引き換え(最低)だそうです。
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会場内に入って自分の席を探しに行くと見事に「この座席はご使用いただけません」という紙が貼ってありまして、さらに隣の席に座っている人の荷物が置かれておりました。意味が分からんなと思いながら、スタッフに声をかけると、その席はあの辺ですと場所を案内されたので、人の話を聞かないタイプの人だなと思って、もう一度同じことをいうと、自分の席のところに行ってくださいともう一度言われたので、状況が理解できる頭があるならまず謝罪なのでは?と思いましたが、もう日本語が通用しないので、呆れた苦笑いで自席の辺りに戻り待っていると、そもそも間違って隣の席に座っていた人が正しい席に移動して、席に貼られた紙が剥がされてやっと着席。さすがにこの程度のことでは焦らない(そもそも開演まで時間もありましたが)ですし、怒りもしないですが、ちゃんとしてほしいですね。
客入れのBGMは私のイメージの中の(今の)真山さんが選曲したセットリストが流れているという感じがして、こういうところは非常に安定感があるなと思いました。

1部に関しては、視界はそこそこ、ステージに向けての角度がキツい感じでしたが特にストレスもなく、ソーシャルディスタンス席は見やすいことは間違いないですね。チケットさえあれば(チケットさえあれば)この席の割り振りが最高です。着席中は完全に隣の空き席の前に足を出してました。

さて、紆余曲折ありましたが、真山さんの生誕ソロがはじまります。*1
ステージの上にはソファと電気スタンド。*2客電が落ちると「コツコツ……」と靴音のSEからステージに現れて、セットのソファーに座っての「曇天」でスタート。なるほど、今年はこういう感じか!と思いましたね。作り込んできたなという印象。
そのまま「愛のレンタル」だったので、「生誕祭を10倍楽しめるトーク」の柏木さん予想ニアピンだな!と思いました。*3この辺りまではほぼソファに座って歌っていたんじゃないですかね。「愛のレンタル」はフィーチャー曲なのでやってくれないと困ります。
最初のMCから「曇天」スタートをやってみたかった、さらに「愛のレンタル」でどうしていいか分からなかったでしょ?と言っていましたが、そんなこともないんじゃないかなと思いましたが、本人が嬉しそうだったので問題ないです、主役ですからね。「曇天」スタートからセットリストを作ったみたいな話をしていたような気もします。あとはステージ上に絨毯を敷きたかったといってましたね。

「私っぽくない曲」、みたいな曲振りからの「紅の歌」で、確かに真山さんは柏木さんの全ツッパリみたいな歌い方じゃないから確かにイメージではないですが、真山さんはエビ中のどの曲を歌っても結果エビ中なのでエビ中の曲はどれも「私っぽくない」ことなんかないんですよ。

「イー・アル・サディスティック」も年1ですが、いつも聴くたびにこんなに暗い曲だったっけ?と思う。ひとつの年中行事です。
ここで1部では「老醜ブレイカー」いよいよジェネレーションギャップを感じられる方に入りつつある真山さんはこの曲を今後どういうテンションで歌っていくんだろうなという風に思いながら聴いていました。

ここで部屋のチャイムが鳴り、ギターを背負った客の三沢崇篤さん*4が登場してアコースティックコーナーに、まずはORIGINAL LOVEのカバーで「接吻 -kiss-」がはじまってこの選曲は藤井さんですかね?と思いながら聴いていました。懐かしい曲。続いてaikoのカバーで「ココア」で、この曲は知らない曲だったんですがaikoだっていうことは分かったので、aikoの強さを感じましたね。この2曲はエビ中ではなかなかできない恋愛ソングという括りだそうです。どっちもポップだけどエロいのでそうですよねぇっていう感じではありました、このライブは「曇天」から始まっていますが。あとグループ名を軽くdisってたのはこのあたりですかね。

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2曲アコースティックが終ったところで、急な空腹に襲われた真山さんは三沢さんに焼きそばパンを買ってくることを頼んでパシらせました。急遽思いついて入れた演出だったそうですが、これ2部でもやるよ!と言っていました。

三沢さんが焼きそばパンを買いに行っている間に、みんなでパラパラ踊るよっていうことで、振付の中のパラパラパートのレッスンです、振りを説明する時に鼻歌で歌っていたのを途中でやめて、わざわざ「NIGHT OF FIRE」に変えてそれに合わせながら練習して「Shen-Shen Passion Night」を歌い踊りました。「あなたのダンスで騒がしい」はライブで聴けると嬉しい曲、「トレンディガール」再評価*5もありましたが、川谷絵音提供曲ではこっちの方が好き。一瞬の溜めからパッと開く振りが好きです。

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焼きそばパン到着からのアコースティックコーナー後半では、昔から好きな曲をということで「誘惑したいや」を歌いまして、おふざけの後にやる曲じゃないっていうくらいの出来で、これはどうにか今回会場に来れなかった人にも見れるようにしてほしいです。「誘惑したいや」も自分の中で特別な曲のひとつ。

続いて椎名林檎のカバーで「ありあまる富」を歌ったんですが、これが非常に良く、この曲自体は初めて聴いたので誰の曲なのかなと思いながら聴いていたんですが、曲紹介では曲名しか言わなかったので、終わった後に曲名で検索しました。私の知らない椎名林檎*6だったので、椎名林檎計り知れないなと思いながらも、真山さんが歌わなければこの再評価も無かったのかと思うと、カバーってやっぱり面白いよなと思いました。というか、椎名林檎の再評価以上に真山さんの歌う「ありあまる富」が本当に良かった。

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フジファブリックのカバーの「虹」も良かった、こっちも聴いたことが無い曲だった*7ので、誰のなんていう曲かなぁ、と思いながら聴いていたんですが、いよいよ曲紹介で「虹」と言われたんですが、「虹」という曲は山ほどあって、普段だと歌詞の一節とか憶えて検索するんですが、うわーいい曲だなーと思いながら聴いていたら歌詞を憶えていませんでした。*8

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これで名残惜しくもアコースティックコーナーが終ってしまい、続いては今何故か海外からもメッセージが届く*9らしい「蜃気楼」も年イチ行事です、これも歌い出しはソファに座っていましたが、終盤のところは立ち上がって踊っていたような。

立ち上がった勢いでというわけでもないでしょうが「春の嵐」、「HOT UP!!!」でだいぶ盛り上がって、「HOT UP!!!」に至っては、普段から安本さんパートのカバーに入ることが多い真山さんなので大変そうだなといつも思っていて、今日も普段通り大変そうだなと聴いていましたが、普段よりも歌うパートがさらに増えていて(当たり前)ちょっと心配になりました。

「イエローライト」は今回のツアー*10でも大切に歌っているという話をしていましたが、私はまだ見ていないので語る言葉がありません。安本さんが帰ってきても「イエローライト」は6人で歌う事は無いのかもしれないなとか、何か色んな感情がありましたが、私の中では「イエローライト」は未完成の曲のままで、そういう意味でも語る言葉がありません。

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ソファに座ってアカペラで歌った「私立恵比寿中学の日常(Epilogue):蛍の光(Demo)」で心臓が握り潰されるかと思いましたが、なんとか生き残ることが出来ました。これまでもピアノ伴奏とか、アカペラとか何度か披露されている曲ですが、この日の真山さんは一人でも凄かったです。
最後に「行かなくちゃ……」と歌ってステージからハケていくという演出*11で、この迫力たるやっていう感じでした。*12まじ心臓に悪い。

主役の消えたステージには「Mayamature」が鳴り響き、再び登場した真山さんは「終わりだと思った?」みたいなことを言っていましたが、「Liar Mask」をやらないわけないでしょう?ということでラストは「Liar Mask」でした。年に1度のLiar Maskチャンスなのでとにかく聴かないと1年が過ごせないので良かったです。
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MCの回数も多かったですし、結構MCの尺もあったので、全体尺が2時間くらいと思った以上に長くて嬉しかったですね。
1部が終って、出口でいろはすを受け取り2部の開場まで1時間くらいMEGA WEBでぼんやりしていたんですが、そういえばここで真山さんに斬られたり、震災から丸1年でガラガラのイベントだったり色んなことがあったなと思っていました。今はそのステージすら置かれていないんですが。
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小1時間ほど時間を潰して2部の開場時間になったのでZeppの前に戻ってみましたが開場していないとのことだったので、またMEGA WEBに戻ってヤリスクロスの展示車を見て過ごしていたら15分くらい経ったのでもう1度戻ってみると開場しているようだったので入場しました。入場の手順は1部と同様、ドリンクの交換も終了後なのでもはや椅子に座っているしかないんですが、この日は外がそこそこ寒かったのでもう何もできません。さあ早く始まっていただきたい。

さて、2部はどのくらい変えてくるのかな、と考えていましたが思った以上に曲を入れ替えられていたのでちょっと驚きました。1部の「曇天」から「愛のレンタル」良かったよなーと思っていたら、いきなり「踊るロクデナシ」がはじまったのでおおーとなりました。これもまたいい流れだし、意外な選曲。*13

「紅の詩」に替わって「テブラデスキー~青春リバティ~」は、私が大好きな振りをソロでは踊れないという現実にショックを受けたような気がします。「老醜ブレイカー」に替わって「I’ll be here」*14は普段から2コーラス目をほぼ担当しているのでそんなにかなと思っていましたが、やっぱり普段と違うパートを歌っていると、ここはこうなるんだなーみたいな瞬間がありましたね。面白いですよね。

アコースティックコーナーの前半は1部と同様、焼きそばパンの件も予告通り、パラパラからの「あなたのダンスで騒がしい」*15を挟んでアコースティックコーナーの後半です。

後半は「ありあまる富」から「虹」で、どちらも1部が良かったので、もう1度聴けて良かったなと思ってたんですが、「誘惑したいや」はやらないんだな……2部は1曲削られてるんだ……という気持ちだったんですが、「結ばれた想い」がもう1曲アコースティックで披露されて、これの意外性はソロでやるの?っていうところでしたね。比較的一人でも歌えるような歌割の曲なように思いますが、ラップな感じがあるので、そこを1人で歌うんだなーっていう意外性を感じました。

続く「蜃気楼」から「愛のレンタル」で2部でも聴けたよ!となりました。この後は1部と同じだったんですが、1部2部を通してMCが多かったので色んな事を喋ってはいたんですが、大まかにいうと良いことを言っているのですがイマイチまとめるのが上手くないんだよな、そういうところがこの人らしさだなと思いながらとりとめのないMCを聞いていました。そんな話の中でも生誕ライブへのモチベーションの高さを語る場面があって、前年のライブが終ると次の生誕では何をやろうって考えて、思いついたネタをあっためていたりと本当に来年も楽しみにしていますという気持ちになりました。今年度分の生誕は来年1月を予定しているそうです。*16
21時までにイベント終了しなきゃいけないという事で、最後に急に焦っていましたが、それも面白かったかなと思います。
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1部から飛ばしてた感じがあったので、不思議はなかったんですが2部の「蜃気楼」の前くらいにはパンクしていたような気がします。*17

2部もつつがなく終わって*18、本日2本目のいろはすを受け取って退場、そのまま駅に向かって電車に乗り込んだらインスタライブがはじまって、まだ電車だわ!と思いながら、そっと閉じて帰宅しました。

順調に無事帰宅できたので、Zepp tokyoも意外と行きやすい会場になりました(有明と同じ理由)。順調に帰宅はできましたがニコニコチャンスはありませんでしたので、有料の振り返りに関しては見ていませんよ!(後から無料部分は見ました)

こうして振り返ってくると、何度もこれは凄い!が起こっているので、感覚が麻痺してるのかもしれないんですがとても良いライブでした。特に今回は全体的に感情への揺さぶり*19が凄くて、感想が「楽しかった」だけではない何かという感情でした。とにかく良かったという意味です。

5/5の「私立恵比寿中学メジャーデビュー9周年記念ライブ」は1部も2部も現地では見れないという事になりそうですので、個人的な6人体制のラストは4/30の横浜になると思います。緊急事態宣言も出そうなのでこれも見れるのかなぁ……という感じにはなっていますが、とりあえずやるんなら見に行くっていうところですかね。

なんだかんだでクジ運はひとつも良くなりませんね。*20それが運命なのでそれはそれで仕方ないんですが、生で見たかったですね。ニコニコに初めて課金してしまうかもしれないですね……。
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20210415
真山りか
真山りか生誕ソロライブ「まやまにあ -Level.5-」
Zepp tokyo

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Liar Mask

Liar Mask

  • 発売日: 2014/11/26
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蜃気楼

蜃気楼

  • 発売日: 2014/11/26
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playlist

  • 発売日: 2019/12/18
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*1:円陣はちょっと前に聞こえてました

*2:Zeppが自宅という設定で、絨毯敷きにレザーソファ、電気スタンドの間接照明で天井にはミラーボールです

*3:柏木予想は、「愛のレンタル」「I’ll be here」「ちがうの」で「I’ll be here」の前後に「曇天」が入りそうという予想でした、結果「ちがうの」以外は1部2部を通すとセットリストに入っていました

*4:2019年の大学芸会のバンドでギターを担当

*5:アルバム「Playlist」における

*6:東京事変以降の椎名林檎はほぼ聴いたことが無い

*7:私のロック史は2000年代初頭で途切れています……

*8:結果、2部ではアーティスト名と曲名を紹介してくれたので分かって良かったです

*9:InstagramのDMとかで来るようです

*10:私立恵比寿中学 Best at the moment series「6Voices」

*11:「電気を消して」の件は、この時点で電気スタンドが消えた状態だったから歌わなかったのかなと思いましたが、その時本当にそうだったかよく覚えてません

*12:正直、これで転校しますっていう話にでもなるんじゃないのかっていうくらいの迫力でした

*13:真山さんの好みの曲の傾向からすると意外でもないのかもなとは思います

*14:柏木予想の的中

*15:パラパラが騒がしいという意味でしょうか……自分でやらせたくせに

*16:例年12月は体調を崩すそうです

*17:無料部分でオカマヤマになったという話をしていました、結局……

*18:私は毎年、生誕ソロで転校の話が出るんじゃないかと思ってしまうネガティブ野郎なので、翌年の生誕へのモチベーションの話を聞いて生き返る思いでしたが、「蛍の光」のバキバキの空気感でもしかしたら……と今年も考えてしまいました

*19:麻痺しているんじゃないかという感情すらも揺さぶられました

*20:今回はクジ運も何も、FC先行の申し込みに失敗するという凡ミスをしている時点で現地で見れることはないんだろうなという風になっているので精神的には終わっています、当落の日に手に汗握っていたけど全くメールが来ないからなんでだろうと思ったら、申し込みのメールも無かったっていう

2021032 私立恵比寿中学 Dive/Connect @ Zepp Online Vol.20(配信)

ギリギリまでどうするかなと思っていたんですが、見られそう*1だったので見ることにしました。


「Dive/Connect」はソニー*2の仕切りでやっているプロジェクトということで、他にやってるメンツを見るとソニーのバリバリメジャーアーティストもやっているので配信クオリティは高いんだろうなという感じでしたね。構成的にはライブ約1時間、トーク約30分ということで、トークはちょっと蛇足だなと思っていましたが。
配信開始前にサイトに入って時間が来るとちゃんとしたOP映像*3が流れて、MCスマートスピーカーのダイスケ*4の仕切りから、TKO木本さんこと(スーパーサポーター)のワイプで始まったのでちょっと心配にはなりました、ここで「ライブを一緒に見る」と言っていたので、なるほど事前収録したものになるんだなとなりました。芸人同士の安定感のあるアイドリングトークから本編のライブへ。

いつものように「ebiture」から、板付きの「あたしきっと無限ルーパー」ではじまって、「あなたのダンスで騒がしい」に流れていったところで、まるで大学芸会みたいだなと思ったり。ライブ中の激しい動きでも画質が安定していて流石ソニーだなと思いました。
「あたしきっと無限ルーパー」は大学芸会でくらいしかやらないというイメージがあるので聴けてラッキー、この曲好きなんです。続いて「あなたのダンスで騒がしい」のイントロがはじまって出席番号順のショート自己紹介が入りました。
「あなたのダンスで騒がしい」は、あんまり見れる機会が無いからありがたい。「トレンディガール」収録の曲は「青い青い星の名前」が比較的セットリストに入るので、「Playlist」楽曲として再生された「トレンディガール」以外になるとなかなかライブで披露されることがないんですよね。「結ばれた想い」もそうなんですが。*5

大学芸会名物の曲繋ぎで「愛のレンタル」に流れて行ったので、前半やっぱり大学芸会っぽいと思いましたが、大学芸会ならこんな激渋セットリストにはならないなとも思いました、さらに「踊るロクデナシ」で、2019年の秋ツアー以来に踊っていた*6んではないでしょうか、これもまた渋い。あんまりライブで見た記憶がないから、振付に全然イメージがありませんでしたが、ちょー良かったです。*7


イントロから興奮の「パクチー」で、いよいよ普段やらない曲ばっかりだなってなりましたね。

私立恵比寿中学「パクチー」(オンラインライブ「Dive/Connect @ Zepp Online」より)
この曲のカメラは全体を映すことが多かったので「曇天」のコンテンポラリーもこのカメラワークでやってほしかったなと思いましたが、今回の「曇天」のカメラワークは良いショット*8もいっぱいあったのでそれはそれで仕方ないなと思いました。「曇天」でのコンテンポラリーに関してはFCの動画で個人フィーチャーのものが上がっているのでそれを見てくださいということか。

この辺りで、大学芸会というよりはFCイベントの続きみたいな感じだなという気持ちになってきて、男装パート、ロリータパート、通常パートの3部構成だったのではないかという感覚に。どのパートも普段あまりセットリストに入らない曲が多めになっていましたし。

この日(撮影時)のZeppは簡素なステージ、ステージ上にはフットライトとトラスが組んである程度*9でしたが、これといったセットが無いことが、この日のライブとの相性が良かったように感じました。Zeppなのでホールよりもステージの広さも限られてギュっとした感じで、シンプルに照明とカメラワークで演出しているのにピッタリでしたね。

そして「全力☆ランナー」も久々だったな。ポツポツとはやっていると思うんですが、2018年頃の曲というイメージが強い。この辺りもFCイベントの続きを感じる選曲というか、それはそれとして、やっぱり松野さんが好きだった曲という印象が強いので、特別な曲のひとつになっているように思います。背中で手首から先をくるくる回すのも良いよね。

「君のままで」では一部の安本さんパート(サビのソロパート)を全員で歌っていて、ここに5人の力強さというか、安本さんの不在を逆に印象付けるというか、エールというか、色んな意味合いを感じました。聴いていて「アレ?こここんなパートだったっけ?」となったので引っ掛かりが凄くあったので色々と思いを巡らせた瞬間になりました。*10
ここからの繋ぎ演出としてアウトロ/イントロをソロダンスで繋いでいって、かほちゃんがゴールドの布でカメラを覆って、柏木さんがそれをとると衣装が変わって*11いて、それまでの白を基調としていた照明に赤みが入り、「自由へ道連れ」がはじまるという配信ライブならではの演出が入って、これはカッコ良かった。「自由へ道連れ」は鉄板曲なんだけどカバーなんだよなって思っちゃうのですが、もはやエビ中の曲という事でよろしいですか?ってくらいやってるな。

この流れで来ると逆に意外という感じの「春の嵐」ですが、振り返ってみるとこの曲もコンテンポラリーなので、このセットリストに入っていても違和感がない。(後から思う逆引きですが)
エビ中と世間を繋ぐ曲のひとつである「I'll be here」では相変わらずの柏木無双なわけですが、真山さんのことも褒めてくださいと毎回思う曲になってしまいました……。

これもまたイントロで興奮の「参枚目のタフガキ」で、後半のトークパートでライブを振り返る時にこの曲で最後を〆るのは過去にないんじゃないか?みたいな話になって、でも昔ツアーでよくこの曲はやっていた*12と言っていましたが、流石にこの曲で〆てることはありませんでした。最後の手の振付が〆る動きになってるからという話でした。カメラに順番で向かっていくところなんかは配信ライブならではですよね。

「動きで魅せるエビ中」がテーマだったということで、選曲の基準がダンス(動き)重視で、確かにダンスが印象的な曲を寄っていた感じなので、個性的なセットリストになって面白いライブになってましたね。Zeppに何台カメラ入れてんだよと思いましたが、単純にカメラ数が多いだけではなくかなり精度が高い出来上がりだったんじゃないでしょうか。有料配信ライブってこうあってほしいな、という内容になっていたような気がします。

ライブ映像を見て意外とこういうパッケー作りが得意な人達だったんだな、という風には思いましたが、今回は演出がいつもの近藤キネオさんではなく「I'll be here」の振付けを担当したU-SKさんだとか。セットリストはメンバー考案だったそうで、U-SKさんに渡したらどういう演出になるかみたいな化学反応を求めて曲選びをして行った面もあったとか。

実際は一番気にしていたのはトークパートの内容ですかね。
相手が勝手知ったるTKO木本さんでしたし、木本さんが思った以上に「アイドル」エビ中に興味がある人だったので良かった。「ハイタテキ!」が好きだとか、このセットリストなら「PLAY BACK」が入っていても良かったのでは?*13とか。
フリートークの中ではメンバーの初恋の話を振ったり(若干戦慄が走る雰囲気もありましたが)、「なんやねん」のノリとエビ中ファミリーのノリとでうまい具合に引き出していたような気がします。流石、メンバー認定エビ中のお父さん。*14お父さん、娘の恋愛話にツッコむなよとは思いましたが。30分予定のトークパートを45分くらいやってくれたので、そういった意味でもスーパーサポーターの木本さん(と、コネクトナビゲーター・ダイスケことグランジ遠山さん)に感謝という感じもありました。

その他、木本さんとのなれそめ(実は「エビ中なんやねん」ではなく、2013年のイナズマロックフェスだったとか)とか、「春の嵐」で冒頭の真山ソロの時に前を横切るが、「風」のイメージで走っているのに映像で見ると「ねずみ」が走っているようにしか見えくてギャップが大きくて笑ってしまった。校長にも「あそこ走るんだよね?」と指摘されていたとか。衣装チェンジしてベレー帽をかぶったりこちゃんに、柏木さんが潰れたソラマメ被ってるみたいと言って笑っていたとか。「パクチー」は初期のダンス曲だったとか。初恋エピソードとか。*15またエビ中でDive/Connectをやってほしいと木本さんのリクエス*16トークパート終了。

最後にエンディングで木本さん*17エビ中*18、ダイスケ*19が選んだレコメンド曲からファン投票で選ばれた「曇天」が流れて終了。

今回の配信ライブパートを全体的に見てみると、選曲的には普段セットリストには入りにくい曲も多く選曲されていて、この辺りがFCイベント的であるのと同時に配信ライブ特有のファン向け・内向けの内容になってしまっていないか?と思いましたが、普段あまりやらない曲でも出し物としては外向きになっているので、色んな人が見れる機会があると良いなと思いました。*20

ということで、このクオリティなら配信見れるなというのと、これが約1週間でインターネットの闇に葬られると思うと残念でなりません。
さて、ツアー*21もなんとかはじまるみたいなので、パパの意味を変えないよう、感染症たいしゃくしてがんばってまいりましょう。
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2021032
私立恵比寿中学
Dive/Connect @ Zepp Online Vol.20
有料配信

seesaawiki.jp
www.diveconnect.net

*1:ちなみに平日の20時開始は私にとっては見れるかどうかギリギリの時間です、休みをとればいいんですが

*2:©Sony Music Solutions Inc.

*3:「Dive/Connect」のもの、開始前の待機画面も動きがあってちゃんとしてるなって思いました、本配信の時もそうだったのか分かりませんが、アーカイブではライブ映像も組み込まれていました

*4:CV:グランジ遠山

*5:2019年の秋ツアー以降やってないと思われます

*6:何故か「ちゅうおん」のセットリストには入りがち

*7:間奏、アウトロの左足を上げるしぐさのフリ

*8:りこちゃんのソロショットとか

*9:この配信イベントでは基本このセットみたいですね

*10:サビ以外の安本さんパートは基本かほちゃんがカバーしていました

*11:大学芸会2020前半の衣装から、大学芸会2019前半の衣装

*12:恐らく「私立恵比寿中学JapanホールKeikiiiiツアー2016」で、全公演で披露している

*13:「PLAY BACK」の振りでステップの部分が見たかった

*14:かまいたちは親戚のお兄さん

*15:かほちゃんは3日連続で同じ人に告白されたことがある(断った)、星名さんは幼稚園の時にバレンタインであげたチョコを抱えながら寝るくらい喜んでくれた男の子の話を聞いて意識してしまい喋れなくなってしまった、柏木さんは何もない、りこちゃんはラブレターが下駄箱に入っていたことに気づかず上履きの中に入ったまま履いていた、真山さんは保育園の時にHカズユキくんという子が好きでチョコを渡してホワイトデー前の卒園の時にお返しをもらって嬉しかった、木本さんは交換日記をしていた子を親友が好きなって嘘を吹き込まれて終わるというダークな内容

*16:Youtube開設、エビ中とコラボしたい、サウナを校長と入るなどの告知

*17:曇天

*18:自由へ道連れ

*19:君のままで

*20:配信後にSonyMusicのYouTubeで「パクチー」のダイジェストが配信されていますが、せっかく丁度いい尺のライブ(約1時間)なので、全編とは言いませんがもう少したっぷり目に人目に触れるようにしてくれればなと思いました、2時間尺だったら好きな人しかなかなか見ないとは思いますが、曲毎の切り出しとかだとライブ感というか構成の面白さみたいなものが伝わらないような気がしますので、15分~30分くらいまで何曲かはフルで入ってるくらいの感じなら理想的ですよね

*21:私立恵比寿中学 Best at the moment series「6Voices」