ちょっといいたいだけ

主に私立恵比寿中学とukka(ex:桜エビ~ず)について書いています。

2021032 私立恵比寿中学 Dive/Connect @ Zepp Online Vol.20(配信)

ギリギリまでどうするかなと思っていたんですが、見られそう*1だったので見ることにしました。


「Dive/Connect」はソニー*2の仕切りでやっているプロジェクトということで、他にやってるメンツを見るとソニーのバリバリメジャーアーティストもやっているので配信クオリティは高いんだろうなという感じでしたね。構成的にはライブ約1時間、トーク約30分ということで、トークはちょっと蛇足だなと思っていましたが。
配信開始前にサイトに入って時間が来るとちゃんとしたOP映像*3が流れて、MCスマートスピーカーのダイスケ*4の仕切りから、TKO木本さんこと(スーパーサポーター)のワイプで始まったのでちょっと心配にはなりました、ここで「ライブを一緒に見る」と言っていたので、なるほど事前収録したものになるんだなとなりました。芸人同士の安定感のあるアイドリングトークから本編のライブへ。

いつものように「ebiture」から、板付きの「あたしきっと無限ルーパー」ではじまって、「あなたのダンスで騒がしい」に流れていったところで、まるで大学芸会みたいだなと思ったり。ライブ中の激しい動きでも画質が安定していて流石ソニーだなと思いました。
「あたしきっと無限ルーパー」は大学芸会でくらいしかやらないというイメージがあるので聴けてラッキー、この曲好きなんです。続いて「あなたのダンスで騒がしい」のイントロがはじまって出席番号順のショート自己紹介が入りました。
「あなたのダンスで騒がしい」は、あんまり見れる機会が無いからありがたい。「トレンディガール」収録の曲は「青い青い星の名前」が比較的セットリストに入るので、「Playlist」楽曲として再生された「トレンディガール」以外になるとなかなかライブで披露されることがないんですよね。「結ばれた想い」もそうなんですが。*5

大学芸会名物の曲繋ぎで「愛のレンタル」に流れて行ったので、前半やっぱり大学芸会っぽいと思いましたが、大学芸会ならこんな激渋セットリストにはならないなとも思いました、さらに「踊るロクデナシ」で、2019年の秋ツアー以来に踊っていた*6んではないでしょうか、これもまた渋い。あんまりライブで見た記憶がないから、振付に全然イメージがありませんでしたが、ちょー良かったです。*7


イントロから興奮の「パクチー」で、いよいよ普段やらない曲ばっかりだなってなりましたね。

私立恵比寿中学「パクチー」(オンラインライブ「Dive/Connect @ Zepp Online」より)
この曲のカメラは全体を映すことが多かったので「曇天」のコンテンポラリーもこのカメラワークでやってほしかったなと思いましたが、今回の「曇天」のカメラワークは良いショット*8もいっぱいあったのでそれはそれで仕方ないなと思いました。「曇天」でのコンテンポラリーに関してはFCの動画で個人フィーチャーのものが上がっているのでそれを見てくださいということか。

この辺りで、大学芸会というよりはFCイベントの続きみたいな感じだなという気持ちになってきて、男装パート、ロリータパート、通常パートの3部構成だったのではないかという感覚に。どのパートも普段あまりセットリストに入らない曲が多めになっていましたし。

この日(撮影時)のZeppは簡素なステージ、ステージ上にはフットライトとトラスが組んである程度*9でしたが、これといったセットが無いことが、この日のライブとの相性が良かったように感じました。Zeppなのでホールよりもステージの広さも限られてギュっとした感じで、シンプルに照明とカメラワークで演出しているのにピッタリでしたね。

そして「全力☆ランナー」も久々だったな。ポツポツとはやっていると思うんですが、2018年頃の曲というイメージが強い。この辺りもFCイベントの続きを感じる選曲というか、それはそれとして、やっぱり松野さんが好きだった曲という印象が強いので、特別な曲のひとつになっているように思います。背中で手首から先をくるくる回すのも良いよね。

「君のままで」では一部の安本さんパート(サビのソロパート)を全員で歌っていて、ここに5人の力強さというか、安本さんの不在を逆に印象付けるというか、エールというか、色んな意味合いを感じました。聴いていて「アレ?こここんなパートだったっけ?」となったので引っ掛かりが凄くあったので色々と思いを巡らせた瞬間になりました。*10
ここからの繋ぎ演出としてアウトロ/イントロをソロダンスで繋いでいって、かほちゃんがゴールドの布でカメラを覆って、柏木さんがそれをとると衣装が変わって*11いて、それまでの白を基調としていた照明に赤みが入り、「自由へ道連れ」がはじまるという配信ライブならではの演出が入って、これはカッコ良かった。「自由へ道連れ」は鉄板曲なんだけどカバーなんだよなって思っちゃうのですが、もはやエビ中の曲という事でよろしいですか?ってくらいやってるな。

この流れで来ると逆に意外という感じの「春の嵐」ですが、振り返ってみるとこの曲もコンテンポラリーなので、このセットリストに入っていても違和感がない。(後から思う逆引きですが)
エビ中と世間を繋ぐ曲のひとつである「I'll be here」では相変わらずの柏木無双なわけですが、真山さんのことも褒めてくださいと毎回思う曲になってしまいました……。

これもまたイントロで興奮の「参枚目のタフガキ」で、後半のトークパートでライブを振り返る時にこの曲で最後を〆るのは過去にないんじゃないか?みたいな話になって、でも昔ツアーでよくこの曲はやっていた*12と言っていましたが、流石にこの曲で〆てることはありませんでした。最後の手の振付が〆る動きになってるからという話でした。カメラに順番で向かっていくところなんかは配信ライブならではですよね。

「動きで魅せるエビ中」がテーマだったということで、選曲の基準がダンス(動き)重視で、確かにダンスが印象的な曲を寄っていた感じなので、個性的なセットリストになって面白いライブになってましたね。Zeppに何台カメラ入れてんだよと思いましたが、単純にカメラ数が多いだけではなくかなり精度が高い出来上がりだったんじゃないでしょうか。有料配信ライブってこうあってほしいな、という内容になっていたような気がします。

ライブ映像を見て意外とこういうパッケー作りが得意な人達だったんだな、という風には思いましたが、今回は演出がいつもの近藤キネオさんではなく「I'll be here」の振付けを担当したU-SKさんだとか。セットリストはメンバー考案だったそうで、U-SKさんに渡したらどういう演出になるかみたいな化学反応を求めて曲選びをして行った面もあったとか。

実際は一番気にしていたのはトークパートの内容ですかね。
相手が勝手知ったるTKO木本さんでしたし、木本さんが思った以上に「アイドル」エビ中に興味がある人だったので良かった。「ハイタテキ!」が好きだとか、このセットリストなら「PLAY BACK」が入っていても良かったのでは?*13とか。
フリートークの中ではメンバーの初恋の話を振ったり(若干戦慄が走る雰囲気もありましたが)、「なんやねん」のノリとエビ中ファミリーのノリとでうまい具合に引き出していたような気がします。流石、メンバー認定エビ中のお父さん。*14お父さん、娘の恋愛話にツッコむなよとは思いましたが。30分予定のトークパートを45分くらいやってくれたので、そういった意味でもスーパーサポーターの木本さん(と、コネクトナビゲーター・ダイスケことグランジ遠山さん)に感謝という感じもありました。

その他、木本さんとのなれそめ(実は「エビ中なんやねん」ではなく、2013年のイナズマロックフェスだったとか)とか、「春の嵐」で冒頭の真山ソロの時に前を横切るが、「風」のイメージで走っているのに映像で見ると「ねずみ」が走っているようにしか見えくてギャップが大きくて笑ってしまった。校長にも「あそこ走るんだよね?」と指摘されていたとか。衣装チェンジしてベレー帽をかぶったりこちゃんに、柏木さんが潰れたソラマメ被ってるみたいと言って笑っていたとか。「パクチー」は初期のダンス曲だったとか。初恋エピソードとか。*15またエビ中でDive/Connectをやってほしいと木本さんのリクエス*16トークパート終了。

最後にエンディングで木本さん*17エビ中*18、ダイスケ*19が選んだレコメンド曲からファン投票で選ばれた「曇天」が流れて終了。

今回の配信ライブパートを全体的に見てみると、選曲的には普段セットリストには入りにくい曲も多く選曲されていて、この辺りがFCイベント的であるのと同時に配信ライブ特有のファン向け・内向けの内容になってしまっていないか?と思いましたが、普段あまりやらない曲でも出し物としては外向きになっているので、色んな人が見れる機会があると良いなと思いました。*20

ということで、このクオリティなら配信見れるなというのと、これが約1週間でインターネットの闇に葬られると思うと残念でなりません。
さて、ツアー*21もなんとかはじまるみたいなので、パパの意味を変えないよう、感染症たいしゃくしてがんばってまいりましょう。
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2021032
私立恵比寿中学
Dive/Connect @ Zepp Online Vol.20
有料配信

seesaawiki.jp
www.diveconnect.net

*1:ちなみに平日の20時開始は私にとっては見れるかどうかギリギリの時間です、休みをとればいいんですが

*2:©Sony Music Solutions Inc.

*3:「Dive/Connect」のもの、開始前の待機画面も動きがあってちゃんとしてるなって思いました、本配信の時もそうだったのか分かりませんが、アーカイブではライブ映像も組み込まれていました

*4:CV:グランジ遠山

*5:2019年の秋ツアー以降やってないと思われます

*6:何故か「ちゅうおん」のセットリストには入りがち

*7:間奏、アウトロの左足を上げるしぐさのフリ

*8:りこちゃんのソロショットとか

*9:この配信イベントでは基本このセットみたいですね

*10:サビ以外の安本さんパートは基本かほちゃんがカバーしていました

*11:大学芸会2020前半の衣装から、大学芸会2019前半の衣装

*12:恐らく「私立恵比寿中学JapanホールKeikiiiiツアー2016」で、全公演で披露している

*13:「PLAY BACK」の振りでステップの部分が見たかった

*14:かまいたちは親戚のお兄さん

*15:かほちゃんは3日連続で同じ人に告白されたことがある(断った)、星名さんは幼稚園の時にバレンタインであげたチョコを抱えながら寝るくらい喜んでくれた男の子の話を聞いて意識してしまい喋れなくなってしまった、柏木さんは何もない、りこちゃんはラブレターが下駄箱に入っていたことに気づかず上履きの中に入ったまま履いていた、真山さんは保育園の時にHカズユキくんという子が好きでチョコを渡してホワイトデー前の卒園の時にお返しをもらって嬉しかった、木本さんは交換日記をしていた子を親友が好きなって嘘を吹き込まれて終わるというダークな内容

*16:Youtube開設、エビ中とコラボしたい、サウナを校長と入るなどの告知

*17:曇天

*18:自由へ道連れ

*19:君のままで

*20:配信後にSonyMusicのYouTubeで「パクチー」のダイジェストが配信されていますが、せっかく丁度いい尺のライブ(約1時間)なので、全編とは言いませんがもう少したっぷり目に人目に触れるようにしてくれればなと思いました、2時間尺だったら好きな人しかなかなか見ないとは思いますが、曲毎の切り出しとかだとライブ感というか構成の面白さみたいなものが伝わらないような気がしますので、15分~30分くらいまで何曲かはフルで入ってるくらいの感じなら理想的ですよね

*21:私立恵比寿中学 Best at the moment series「6Voices」