さて今年もやってきました、ちゅうおん2025です。とはいえだいぶ趣の違うちゅうおんになっております。

例年開催されていた秩父ミューズパークから、会場をカルッツかわさきに変更し、翌日には初の地方開催となる愛知*1でのちゅうおんも予定されています、と。2日間開催自体は何年かやっていましたが、今年は別会場でさらに地方*2でという大きな変化、正直、雰囲気込みでこそのちゅうおんだというのがありますので、実際どうなるのかなとは思っていました。
さて、もういい加減に覚えたらいいんですが、カルッツかわさきは思ったよりも駅から遠いんですよね、予定より一本早い電車に乗ったのに思ってたよりもそこそこな時間に到着。結構歩きますよね。そして階段を上がった入り口の前には既に入場待機列が形成されていました。
入場待機列には15分くらい並んだでしょうか、並んでいる時に流されている前物販が終わったことを告げる音源の「中のロビーでの販売になります」のイントネーションが気になって気になって仕方なかったです。
個人的には川崎に来ることはそこそこありますが、反対側の聖地ラゾーナ*3側に出ることが多いので、カルッツに来るのはもしかするとMOVE*4以来?ホントに?
開場して中に入ると一階席への入り口はすぐそこ、おそらくはじめてのカルッツ一階席、MOVEの頃ってまだコロナ引きずってる時期でしたっけ?2階の鋭角な位置から見た記憶があります。近いけど遠いみたいな。今回は一階席ですが余裕の20列超えなので扉がC扉だなーとか思いながら自分の席を探します。
今回の席の位置は秩父換算すると芝生席の1列目くらいだったでしょうか、席番を見た時に受けたインパクト*5よりは悪くなかった、通路側でしたし。そう通路側だったので一旦どっかで時間を潰そうかと思った*6んですが、まあロビーに座るところもないので諦めて席に座って開演を待つことに。
前回来たときは会場に入ってから時間があったので川崎球場跡地をボンヤリ眺めていたような気がします。今回はもう暗いから何も見えませんでした。
影ナレで曲間(きょくかん)を曲間(きょくま)と読んでいたので気になりました、その後恐らく違う人も影ナレをしていたのにみんな曲間(きょくま)と読んでいて、これが日本語が変わる瞬間か!と思いました。
ちなみに客入れのBGMはソロコーナーの選に漏れた曲なのかな?という感じのバラバラな曲でした。
客電が落ちると虫の声が聞こえてきてまるでちゅうおんの雰囲気、なんてことはなく、秩父の日暮れの寒さや、野外の(主に湿った)空気感がないちゅうおんはやっぱり異質なものに感じました。ただエビ中バンドのメンバーが入ってきて音がボロボロと鳴り始めるとやっとちゅうおんかも?という気持ちになってきました。
ライブがはじまると、この曲知っているな……(旧)ジャニーズだったかな……と思いながら聴いていると、サビが来て嵐だー!ってなりました、曲は知ってるけどタイトルは知らないというラインの曲だったけど、曲が分かって楽しくなってきた、勝手な話ではありますが、カバー曲は自分が知っていることが一番重要で、知らない曲との出会い(これも当然悪くないんですが)よりも知ってる曲との再会の方がことカバー曲に関しては良いに決まっていると自分の中では強く感じております。
M01
Troublemaker / 嵐
M02
自由へ道連れ
M03
勿忘 / Awesome City Club
「自由へ道連れ」を含んではいますが、全体カバーブロックと言っても過言ではないでしょう。
曲中に自己紹介を含める構成*7はよかったと思います。そのまま勢い「自由へ道連れ」が始まったのもとても良かった。続いてサビは何となく知ってるけど誰の曲かも分からんなと思ったら、バンド名はうろ覚え、曲名は全く記憶にない始末。音楽から遠い場所*8に生きているからです。私が何となく知ってる曲はたぶん世間ではだいぶ売れているんだろうと思います。
M04
BLUE DIZZINESS
反ブルディジ派の追求をかわすため、批判が集まりにくいちゅうおんに混ぜていくみたいなうがった見方をしてしまいましたが、私は反ブルディジ派ではないので、イントロ聴いてアガってました。イントロが好きな曲。
M05
キャンディロッガー
ブルディジでもちょっと引っかかりましたが、これはちゅうおんなのか?というフラッシュバックを起こしました。ただ「言いたいやつには言わせとけ」、ですよね〜。
M06
ボイジャー
かほりこ*9パート*10がやすりこ*11に変わっていたところには思想を感じられましたが、そうでもないですか?ここをえまゆな*12にごっそり振り替えることだってできるのに、ということです。アイツと一般人25歳パートの全般的な割り振り結果を考えると、姉メンにパートを割られることは珍しいという感覚になったので。
M07
曇天
M08
ナガレボシ
M09
春の嵐
所謂ちゅうおんブロック。
「春の嵐」は初めてのちゅうおんでの披露だという話をしていましたが、秋に桜の歌を歌わないだろということで納得、「春の」嵐ですし。「曇天」と「ナガレボシ」は曲の持つベクトルが全く違うと思うので一緒くたにするのはちょっと違うかな?という風に思ったり思わなかったり。「曇天」のコンテンポラリーファンである私にとっては、そんなにライブで聴く曲じゃない気もしますので、ちょっと残念。*13
M10-1
Over Drive / JUDY AND MARY (小久保)
BFF(関内デビルのカバーコーナー)でやったことあったのでは?と思ったらやってましたね。それどころか歌声喫茶(エビ中放送部のコーナー)でもやっててこれはカタい選曲だなと思いました。
でも意外と小久保はYUKIちゃんの感じでもないんだよなと思いました。
M10-2
打上花火 / DAOKO×米津玄師 (仲村)
はじまった瞬間にDAOKOだ!と思いましたが、曲名が出てこなくて、花火……花火……と考えていたらパッと光って咲いていました。
M10-3
Your Song / LOVE PSYCHEDELICO (桜木)
懐かしい!なんのCMだったっけ?と思いながら聴いてました。Something(エドウインの女性向けジーンズ)だったかなと思ってましたが、あとで調べたらセイコーLUKIAのCMでした。今でもセイコーLUKIAってブランドあるんですね。検索してそれに驚きました。DAOKOで令和感じましたが、また平成に引き戻されました。ASAYANでCM見てたイメージだったんですが違いましたっけね。
M10-4
月のしずく / RUI (真山)
これ柴咲コウ先輩の曲じゃん!と思ったら、こっちが緊張してきました。バグることなく歌い上げていたので良かったです。
M10-5
みんな空の下 / 絢香 (桜井)
(抜けてました)これもサビまで来ると知ってる曲だ!と思いましたが、さすがにサビに来る前に分かりました。ただ求めていた曲調じゃなかったので、こう来たか〜ってなりました。エマちゃんにはロックを歌ってほしいので。
M10-6
やさしくなりたい / 斉藤和義 (中山)
川崎(球場)と言ったらFMW、FMWといったら大仁田、大仁田といったら大仁田興行、大仁田興行のエンディングといったら「やさしくなりたい」ということでイントロでおお!となりました。懐かしい!リコ中山は男性曲しかやらない取り決めでもあるんですかね。まあ私は好きなんですけど。
M10-7
GO FOR IT !! / 西野カナ (風見)
カナやん聴かない人生だったのであの盛り上がりにはついていけませんでしたが、聴いたことある〜と思いました。ののかちゃんのこの日のルックス*14からこういう曲が来るかというのはありましたね。
M10-8
ブルーバード / いきものがかり (安本)
Aメロよく知らないタイプの曲ですが、サビからなのでこれは知ってるぞ!となりました。安本さんがひどく盛り上がっていて楽しそうでよかったですね。ダンスが新浜レオンみたいだってなって、新浜レオンってそんな説明なしで出していい名前なんだなーと思いました。紅白に出ています。
M11
君のままで
M12
SCHOOL DAYS
M13
全力☆ランナー
M14
イート・ザ・大目玉
M15
オメカシ・フィーバー
俄然通常営業なのでは?という選曲なんですが、通常営業の中でも良い曲の方なので楽しく聴いていましたが、これはちゅうおんなのか?とまた思いました。
「イート・ザ・大目玉」の真山・仲村パートで真山さんが上手端からセンター付近のユナ仲村を見つめながら歌っていましたが、全く気づく素振りがなかったので真山さんが中央に歩み寄って行くもまだ気づかず、さすがにと周りのメンバーも気付かせようとするもユナ仲村は朗々と歌い上げていたので、結局パートが終わる瞬間くらいまで気づかずに歌っていました。面白かったです。
ユナ仲村、真山さんのファンじゃなかったっけ?
M16
まっすぐ
今日も「まっすぐ」はうるっときてしまって冷静ではいられなかったです。
M17
ラヴ・パレード / ORANGE RANGE
最後は立ってみんなで!とか、みんな歌って!とか、そういうのは自分たちの曲でやった方がいいと思いますよ、誰のファンが来てるのかを考えてほしいというのと、申し訳ないですがオレンジレンジにつきましては、上海ハニーと太陽とひまわり(これは冗談です)しか分かりません!
全体のセットリスト的にはちゅうおんらしさは薄めでバンドセットで映える曲が選ばれている感覚、だから楽しいことには間違いないけど、これはちゅうおんなのか?という気持ちにはなる瞬間があったなと思います。
ホールのステージということで結構フリーに踊ったり、本来の振り付けで踊ったりする場面もあり楽しいライブではありました。
ちゅうおん的なところについては「あえて」やっているという感じがあって(開演時の虫の声とか)なんとなくちょっと違うよなという感覚があって、やっぱり雰囲気でないなと思いましたが、秩父まで行かなくて良い*15なのでこれはこれでいいところもあるなと思いました。そうなってくるとオケラディスコでいいんじゃないか?ディスコじゃなくてもいいんですけど。ただバンドに弦楽四重奏は入れていただきたいなとは思いました。
さまざまな変化のあったちゅうおんですが、今回コーラスに男性が入ったところはアリな変化かなと思いました。
今年はライブを見る機会が少ない*16ので、余計に感じてることなのかもしれないですが、今年の真山さんはビジュアルが仕上がっている、過去最高なのではという風に思っています。近くで見たいよな!おい!
カバーメドレーを含めても2時間弱?くらいで非常にスッキリとしたライブでした。これまでならここから終電を気にして家まで何時間かかるかなと駅までのバスに乗り込み、そこそこ混雑した西武線で帰るということになっていたわけですが、帰りはトイレ行きたいなと思って速攻で川崎の駅まで行ってトイレに寄って帰宅しました。まあ川崎もそこそこ遠いんですけども。
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2025/11/02
私立恵比寿中学
ちゅうおん2025
カルッツかわさき
natalie.mu
20251102 - King of Literary exhibition
*3:仮メジャーデビュー調印式(2012/03/04)が行われた聖地、Mr.デフスター元気かな……
*4:2021/06/12
*5:20列越えのショック
*6:太っているので人が来るたびに大きく避けなきゃいけないので自分も面倒だし、通る人にも邪魔で悪いので
*7:「Troublemaker」のアウトロで名前だけの自己紹介
*8:法に触れそうな長さの残業
*9:一般人・中山
*10:「励まされたよ、ありがとう」の件
*11:安本・中山
*12:桜井・仲村
*13:NOコンテンポラリーでの披露が多い気がしています
*15:交通費も半分以下
*16:今年はチケット価格の高騰とより対バン系・イベント系ライブにより行かなくなったため











