ちょっといいたいだけ

主に私立恵比寿中学とukka(ex:桜エビ~ず)について書いています。

2022/5/29 ハマフェスY163 Live STADIUM presented by Tresen&関内デビル 横浜スタジアム

なんやかんやで春ツアーにまだ行けていない*1ので久々ライブが見れるっていうことで、行ってきました横浜スタジアム。しかもチケットは発券手数料のみ!最高!ハマスタには四半世紀前に行ったことがあるような気がしますが、もう記憶がないので初のハマスタと言っても過言ではないですね。

イベントは14時からということで、ちょっと早めに出れば中華街でランチができる感じだったので、昼前に到着して中華街を練り歩いて中華ランチをキメてからハマスタへ。13時50分くらいにハマスタに到着したら、丁度マスターが歌ってて「アレ?時間過ぎてた?」と思いましたが、開演前に横浜市歌?と歌ってたとのこと。

初日の情報で自分の席の位置が大体分かってはいたんですが、思った以上に上手寄りで、これはだいぶ厳しいなという感じでしたね、あと何列か後ろでももうちょい中央寄りが良かったなと思ったりしました。人間というものはいくらでも贅沢になる生き物ですね。発券時にはだいぶ興奮したんですが。席を探して座ったら、予想通りかなりの急角度でステージを見る感じでした。

この日の横浜は晴天、最高気温31℃ということで熱中症待ったなしでしたが、風がそこそこあったような気もしますし、湿度もそこまで高くなかったような気もしますので、耐え切れないほどではなかったです。個人的には2019年のTIF以来?になる野外フェスだったので結構心配ではありました。とはいえ、5月だからまだ真夏ってワケでもなかったですが。それでも暑かった。

いよいよイベントはじまりまして、オープニングからエビ中登場*2でバイト衣装が見れて非常に良かったです。デビルネーム含めての自己紹介で、心菜ちゃんが「桜木心菜こと桜木花道です」と何重にもバグってた気がします。ちなみに角度的に下手の袖のテントの中がバッチリ見えていたのですが、距離があり過ぎた上にバイト衣装だったので誰が誰だかよく分かりませんでした。目が悪い。ステージに出てきて、安本さんの髪色が落ち着いてるなと思いました。

前半はTresenチーム、最初はファーストサマーウイカのライブから。ファッサマさんとは別の場所で別の形で出会いたかったと思っていたので、ライブ見れて良かった。全く音楽を聴く習慣が無くなっているのでファッサマさんのオリジナル曲については本人も言ってましたが、こちら全然知らなくて申し訳ないという気持ち。ファッサマさん自体はBILLIE IDLE時代の2019年以来でした。*3
最後に皆さんがご存知の曲がないのでカバーをするということで、「WON’T BE LONG」をTresen*4メンバーと歌いましたが、全くもってバブルガム・ブラザーズの曲のつもりで聴いていましたが、倖田來未verだった*5そうで、ジェネレーションギャップ!と思いました。

TresenメンバーのMCを挟んで、Sakuさんがアコギを持って来て弾き語りで2曲、1曲目はラジオで作った曲だったって言ってたかな?それと「やさしさに包まれたなら」を歌っていました。

続いてTresenチーム最後は元Tresenメンバーのサイプレス上野サイプレス上野とロベルト吉野でゲストとして登場。最近グラゼニのアニメを見ているので、グラゼニのOPが聴けて興奮しました。レコード投げまくってるのは丁度人の影になっていてあんまり見えなかったので残念でしたが楽しかったです。

Tresenチームのコーナーが終って、関内デビルチームと合同のMCコーナーでは、関内デビルお馴染みのゲームをやってましたが、疑惑の判定で関内デビルチームが完勝していました。関内デビルチームのゲストTEAM SYACHIも登場して、秋本帆華ちゃんがエビルに出たりエビ中のコロナ禍で代打バイトをやったりといった縁で今回は呼んでもらったみたいな話だったり、エビ中との対バンは久しぶりだとか(これは最後のMCだったかな?)という話*6をしていました。

一旦ハケて出囃子からTEAM SYACHIのライブスタート。位置に付いたところで鼻の下に指を持って来ていたので、ティッシュ*7でもやるのかねと思ったらティッシュがはじまったので驚きました。*8途中でデス声ヘッドバンキングがあったので、如何なものかなとは思いましたがティッシュを見る機会もなかなか減ってきているので楽しかったです。
そこからは現在進行形のSYACHIでしたが、アンセム*9で袖にいたカム姉さんとマスターを連れてきて一緒に踊ってました。個人的にはSYACHI(チーム有り無し含め)のライブを見るのははじめて、最後に見たのはチームしゃちほこ時代の2016年の俺の藤井だったようです。

そしていよいよエビ中の出番となって、「ebiture」からのスタート。衣装は昨年の大学芸会の色分け衣装。暑そう。バイト衣装のままで良かったのに!

「ラブリースマイリーベイビー」では始まるライブは夏を感じさせるよね!晴天に似合う!そのままの勢いで「イヤフォン・ライオット」で存在しなかった去年の夏が再生されて夏を感じるよね!MVのイメージとおんなじ空の下で聴いたの良かった。夏のエビ中はとても良く、ファミえんが辺鄙な場所だったり距離的に微妙だったりしても、一旦はどうやって行こうかを考える理由はそこにあるなと思います。まあ行けたりけなかったりするわけではありますが。2020、2021とファミえんが2回飛んでるのは本当に由々しき事態だなと思いました。*10

そして「ハッピーエンドとそれから」をライブで初めて聴いてやっぱり泣いちゃったな。『私立恵比寿中学』で一番好きな曲。こちらが勝手にしっとりしたところで「オメカシ・フィーバー」になりまして、オメカシを気に入ってる人がいるんだろうなーっていう頻度でセットリストに入っていますね。正面から見ないと面白いところを見逃すタイプの曲なので、角度厳しい中で見たので本当ならもっと楽しめるのにな、と思いました。「YELL」も野外には合いますね。3周回って良い曲だし、君らしく行くしかないですね。

「さよなら秘密基地」は初めてライブで見て、ここは本当に難しいことを求められる場になったなと思ってしまいました。やっぱりこの曲めちゃめちゃ難しくないですか?ライブでどうすんだろと思ったりもしましたが、当たり前ですがライブでやってました。目の前で。「Anytime, Anywhere」はもはや安定感すらあるような気がしますが、この曲も難しいよね。この曲ってどんな場面で歌われるのが正しい*11んだろうと思ったりもしますが、曲が良いから逆に色々考えてしまいます。かほちゃんが列の先頭に立って水を飲んだら「感情電車」です。青い空に溶けていくかほちゃんの歌声は今この瞬間に変わるものが無いなという風に思います。今この瞬間というものを感じられるイベントは素晴らしい。5月のイベントにしてはちょっと過酷にはなりましたが、楽しい時間になりましたね。
最近は野球を見にはなかなかいかないですが、スタジアムには年に1回や2回は行ってたのに、コロナ禍以降で初めて来たかも、野外ライブ初めて来たかも、フェス初めて来たかもって思うと、ハマフェスはエポックメイキングな出来事になるのかもしれないなと思いました。相変わらずエビ中はいろんなところに連れていってくれる。

アルバム『私立恵比寿中学』から4曲でした、その内先行配信曲が3つだったのでツアーに行けてない*12私にとってはまだまだ弾が残ってるっていう気がしてます。ツアーでもまだやってない曲があるという噂(まだここまでのセットリストは見ていません)なので、TDCが非常に楽しみです。

今回は縦一列のフォーメーションから始まる曲がなんか3つあったので、それは多すぎるでしょう?と思ったり思わなかったりでした。9人になったので、縦一列が長くなったなと斜めから見ると強く感じました。

今年のライブはFCイベントに行けたきりで、ツアーは前述のとおりまだ、対バンライブも手が出ない状況でしたので、アルバムが出てからも柏木さんが転校を発表してからもオーディション開催が発表されてからも初めてのライブでした。2月以降にあった諸々を含んでの今を感じることができたような気がします。早くツアー行きたいです。そして精神と時の部屋ことIDOL SQUAREの6人エビ中*13を経験した心菜ちゃんを見れて良かったです。8人まではちょいちょいあったかと思いますが、柏木さん抜きの6人に1人ツッコまれる経験をしたらもうライブで怖いものもなかろうと思ったりします。IDOL SQUAREに関しては、来月CSで放送があるので楽しみです。精神と時の部屋の様子を見たい。

そもそも当日のギリギリまでチケットも買えた*14し、発券手数料のみの1枚330円で見れるのはお得すぎた気がします。*15今年一番の暑さと屋根のないスタジアムということで、そこそこの過酷さもありましたが、全席指定で椅子もありましたし夏フェスのリハビリには丁度良かったかも。夏フェスに行く予定はないですが。*16
帰宅して風呂に入ったら日焼けで顔が痛かった、懐かしい感覚、夏ですね。

20220529 - King of Literary exhibition


livestadium.jp
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2022/5/29
ハマフェスY163 Live STADIUM
ハマフェスY163 Live STADIUM presented by Tresen&関内デビル
横浜スタジアム

*1:4/17のTDCに行く予定でした

*2:関内デビルチームは下手だったので、かなり遠くに見えましたが……

*3:GWにマルイ新宿とTIFで見てました

*4:植松哲平、Saku、平沢あくび

*5:途中のMCコーナーで、ファッサマが大阪の音楽番組で倖田來未と遭遇して、イベントで歌うことを伝えようと思ったけど思い留まって隠れてやることにしたそうなのでSNSで書かないようにというようなことを言ってましたが、フリでしょう?

*6:ガッツリ対バンをするのは2015年のふじいとヨメの7日間戦争「俺のエビしゃちライブ」 以来と思われます

*7:ザ・ティッシュ~とまらない青春~/エビ中

*8:MCで7年前にカバーしたという話がありましたが、それも「俺のエビしゃちライブ」の時

*9:抱きしめてアンセム/チームしゃちほこ

*10:今年こそとは思いますが、日程的に今年は土曜しか行けないんですけども

*11:正しくないなんてものは存在しない

*12:茨城に行ってスタミナ冷やし食べたかったよ?ちなみに常磐線で水戸のひとつ北に向かった勝田駅ひたちなか海浜公園でお馴染みの)の駅前にある現代っていうお店がおススメです

*13:新型コロナの為、4/24開催の「IDOL SQUARE」で真山、安本、星名、小林、中山、桜木の6人エビ中が実現した

*14:初日(5/28)は早々に売り切っていた、会場には行ってないので実際の客入りは分かりませんが

*15:アリーナの真ん中から後ろ辺りは結構空席がありましたが、最終的にどれだけ発券されたんですかねー

*16:ファミえんは2日目の日に予定があるので、行ければ初日だけという感じですね

この世界の歪みの原因が分かった(私立恵比寿中学 7thアルバム「私立恵比寿中学」を聴いて)

フラゲ日に到着したアルバムですが当日は諸々あって聴いたのは発売日になりました。*1
発売日にとりあえず1周は聴いたものの、その後落ち着いて聴く時間が無かったこともあり、なかなか感想がまとまりませんでした。

そんな中でも今回のアルバムで感じたのは、昨年リニューアルしてからの私立恵比寿中学から想像していたイメージとは違っているなというところでした。思っていた以上に2021年5月までの私立恵比寿中学と地続きだったからなのかなという気がします。
今回のアルバムに関しては、メジャー初期のシンメトリータイトルシリーズ*2の頃のノリが多少あるかなと予想していたところがありましたが、ほぼ無かったので、ちょっとここまでストレートに来るのかという感じでした。

シンメトリータイトルシリーズといえば、Interludeも含めて曲数が多かった*3ので、暴投に近い変化球もバンバン入っていた感覚もありつつ、そんな中でもその時々(年齢、時代)を示すようなまとまりがあったように思います。もうちょっと中高生に寄る曲があるのかなと思ってましたが、そいう意味では今回は本格派過ぎるほど本格派で、最初の感想は「セルフタイトル、背負っちゃったな……」という風に思いました。

曲数もコンパクト、トビ抜けたオモシロ要素も控えていて、これまでに何度かあったようなメンバーフィーチャーみたいなところも人数の増加と曲数のバランス的に無しということで、内容的にはバチバチの正統派なのに、グループ的には逆に変化球になってるような印象すらありましたね。これはこのグループが積み重ねてきた年月とやってきた活動の幅がそうさせていると思うので、面白いなと思いました。

アルバム自体が発売する前に発表されていた曲の割合が多すぎたなっていうのが気になりました。収録のタイトルリストは事前に出ていたのでこうなるのは分かっていたはずなんですけど、あんまり事前には気にして見てないんですよね。手元に来て聴いてみてもう聴いてる曲多いなと改めて感じましたね。一番欲しいところが薄くなっちゃったな。

既出曲は比較的前半にまとまっているので、「トキメキ的週末論」からは新曲が続くんですが、5曲分なのでミニアルバムのような感じになってしまったかなという風に思いました。やっぱり(完全な)新曲が少ないので若干物足りなさが残る。とはいえ、全体的な曲の並びに関しては違和感なく良い曲順になっているように思います。既出曲含めて良いアルバムだなという感じ。ただTHE FIRST TAKEでやった2曲の音源化自体はありがたいなと思うものの、このアルバムの流れからするとやっぱり適当ではなく、10曲目までをリピート*4する形で聴いています。

「MUSiC」「playlist」と6人で積み上げてきて土壌の上に建っているという意味では、表現の難易度が高い曲が多い気がしました。新メンバーに対して殊更に気を遣うような活動はしていかないよっていう宣言なのかもしれないですが。

そういう意味では、これが今のエビ中のスピード感だというのは分かります。ただ逆にこのアルバム以外の活動はとてもいいバランスで動いている感じがあったので、凄く突き放されたような感覚がありました。リセットをかけることが正解ではないと思いますが、これに振り落とされないでついて来いよっていうのは凄い。本人振り落とされてるかどうかも気づかないままでやるしかないと思いますけど。

比較的古い曲もやる*5グループなので、新曲では先端を突っ走りながらさらに高く積み上げて、旧曲で足元を固めていくような形になるんでしょうかね。もうちょっと新しいメンバーに対して入り込める幅を作ってくるかなと予想していましたが、完全に前に向いて進んで行くという風に感じました。今回の録音に関しては能力的な問題は感じなかったですが、なかなか厳しいですね。
この通過儀礼対して、新メンバーには振り落とされないようにしっかり食らいついていって!頑張って!とは思いますけど、「それって私が求めていたことなのか?」という気持ちもないではないですね。

natalie.mu
なんてことを書いていたら柏木さんの転校がアナウンスされました。*6
転校は2022年末のライブでということなので、ワンチャン、アルバムもう1枚がある可能性はありますが、普通に考えたらこれが最後のアルバムになりますね。
柏木さんが加入してからのエビ中、メジャーでのエビ中、この数年のエビ中における集大成としてこの形になったという風に考えると、「私立恵比寿中学」がこうなったことにも理由を感じますし、なんでこんなに潔い突き放し方したんだろうというところにも繋がってきますね。

正直、新メンバーが入ったことで「まあ1年くらいはメンバーチェンジは無いだろうな」というところで安心してましたが、その時は思った以上に早く来たというか、発表が早かったな*7という感じ。これから夏までツアーがびっちり入っていることで、次の展開は既に新メンバー加入後1年を超えるということを忘れていましたね……。

加入から半年近く大きく動けていなかった*8、その後再び9人が揃ったのが大学芸会))こともあって、もうすぐ1年という感覚も無かったですね。

2015年末に突発性難聴でお休みに入ったところから、何度かの休養と復活がありながらも常に万全とは言い難い状態で7年も走り続けてきたことを考えればここまでよく来てくれたなという風にも思いますし。それ以降も(本当に)色んなことがあったグループを支えてくれていたところは大きかったなと思います。特に6人になってからのグループカラーを作っていたのは柏木さんだったんじゃないかな。

どんな芸能でも通年で仕事はするもんなんだろうけど、特にアイドルは活動にオフシーズンがないから。一度タイミングが狂ってしまうと追いつけないっていう感覚になりそうだなと思いました。柏木さんの体調を考えたらやっぱりグループでの活動は気持ち的に続けていくのは難しいんだろうなという風にしか考えられないな。最終的にステージに戻ってはきてるけど、柏木さんの場合、基本的には根本解決されてないよね。

柏木さんのことはアルバムのことに合わせて書いちゃうような出来事でもないと思うのでちょっと迷いましたが、そこをはずして書くのも難しいのでこのままいってしまいますが。ひとまずはスタダに残って体調を見ながら歌う活動をしていってくれるようなので、一度行って見たいなと思っていながら見に行くことのなかった(生誕)ソロライブに行きたいですね。今年のは丁度終わっちゃいましたけど。

人数が増えたことで各人パートが分散したことと、ユニゾンが若くなったことに関しては比較的ポジティブに捉えています。ただ想定していた自分の頭の中作品とこのアルバムとのズレはどうしてこうなったんだ?とか、「ハッピーエンドとそれから」がバカみたいに良いなとか、「さよなら秘密基地」が好きだなとか、色々とアルバム自体に思うこともあったんですが、この一件で印象が吹っ飛んでしまったな……。

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あとはあの「スターダストライト」*9がもう成立しなくなっちゃうのか……寂しいな……。取り残された私たちは、この世界の歪みの原因が分かったようなふりをして歩いていくしかない。
natalie.mu

*1:届いた日には「シン・EVERYTHING POINT2/2」だけ見ました

*2:1st「中人」、2nd「金八」、3rd「穴空」

*3:各アルバムでInterludeなどを含めて16曲程度

*4:個人的に購入したのが限定盤ABだったので両方とも12曲収録のものでした

*5:インディーズ曲、メジャー初期の曲もセットリストに入れてくるタイプ

*6:丁度時間ができて繰り返し聴いていたタイミングだったんですが、思わずイヤフォンを外しましたねぇ……

*7:今回については発表が早かったことに関してはポジティブに捉えています

*8:お披露目の予定だったファミえんが中止、9人が揃ったのが秋のちゅうおん((夏に莉子ちゃんが休み、ちゅうおん後に柏木さんが休み

*9:2021年大学芸会の「スターダストライト」

20220212 私立恵比寿中学 FC会員限定イベント「エビ中会員限定ファン感謝デー2022」 パシフィコ横浜 国立大ホール

今年も2月はパシフィコ横浜に行くことになりました。FCイベントです。

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今年も晴れました

FCイベントとしては2019年から4年連続通算5回目*1のパシフィコ開催です。一昨年はコロナ禍直前ギリギリに滑り込んで、去年は客席半分*2で開催、今年は去年よりも情勢が厳しい*3ですが、今年はフルキャパでの開催になりました。

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聖地巡礼

一昨年引っ越しをしてからというもの、何度も言ってますが横浜まで行くのが楽*4になったので、早く家さえ出れば余裕で横浜まで行けるのでパシフィコは行きやすい会場になりました。家を早く出れば良いとはいえ、午前中に横浜はそこそこキツいです。*5

物販に行く予定もないので開場してから着けばいいかなという時間に出発、移動中には水曜日に買えずに木曜に買った*6週刊プロレスをたっぷり読み込み、電車も定刻でみなとみらい駅に到着、Twitterには開場が押すとのTweetがありパシフィコ横浜国立大ホールの裏側*7にトンビに気をつけながら*8降りていくと長蛇の列でした。
珍しく知人に会い、ちょっと立ち話をしていたんですが、あまりに列の進みが悪いので11時40分頃列に加わりました。
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会員カードと身分証明と電子チケットの3点を検温と手指消毒の後に提示して入場するスタイル*9で、そりゃなかなか進まないよなと思いました。結局入場したのは15分後くらいで着席が開演時間の3分前くらいでした。
まだまだ自分の後にも列が続いていたのでどうしたものかなと思っていましたが、開演時間も遅れるというTweetがあり、15分位は遅れそうだなーと思いながらディズニーのサントラみたいな曲を聴きながら待っていると、10分遅れくらいで客電が落ちました。意外と早かった。
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そういえば、ここ最近はアプリによる電子チケットになったことで席番の発表が開催ギリギリになったり、良いことばかりではないですが、ご時世的にかなり直前まで来場を諦めた人のために払い戻しを受け付けるなどもありました。
その分なのかなんなのか、これまた直前までチケットの販売受付をしていて恐らく当日券も出るんだろうなということで、席番が分かったチケットを払い戻して当日券買い直そうかという気分にもなりました。
とりあえずはそこまですることもなく、FC先行で当たった1部の1階20何列と2部の2階10何列の席でそのまま見ました。一階は10列目くらいからだったので実質15列目前後だったような気がします。絶望するほどではなかったですが、目が悪いのでできればもう少し前が良かったです。

ステージにはジェラピケっぼいモコモコのバジャマの真山さん*10が登場、ナレーションでFCイベの出し物を考えているとのこと。しかし、脳まで筋肉になりかけている真山さんにはいいアイディアが思い浮かばず、今日は真山さんの部屋に遊びに来るメンバーに考えさせようということになったようでした。筋トレしたらバカになるみたいなのは令和にはフィットしてないですが、久々のキネオ演出で全般的には奥行きを感じさせるところがありました。

というわけで、パシフィコ横浜のステージは真山邸となり、パジャマパーティを楽しみにメンバーたちもパジャマで登場しました。お姉さんメンバーは適当な場所に座って勝手に始めていましたが、新メンバーの3人は勝手が分からず入口付近で固まってました。
星名さんが9人で集まったら歌いたくなっちゃったなと言って勝手にBluetoothを繋いで新メンバーも呼び込んで横一列に、こぶしを振りかぶっているポーズを見て「おお!」ってなりましたね。
いつぶり*11だろう、「エビ中一週間」からスタート。興奮するよね。
仮契約のシンデレラ」、「誘惑したいや」と続いたので、いよいよ昔の曲*12ばっかりで進んでいくのか?と思いましたが、「ラブリースマイリーベイビー」が来たのでそういう話でもない*13なと思いました。ラブスマ9人でやってるのいいよね!当然8人の時とフォーメーションが違うのでやっぱりちょっと違うけど、5人のラブスマを見ていて流石に寂しさを感じていたので、横に広がったり3人組で動いたりする時に迫力があって良い。

基本的な構成もこの辺りのセットリストも両部共通でしたが、最初の小芝居の流れや諸々が1部から2部にかけてスッキリしていった気がします。これは設定への説明がそんなにいらないのでは?という判断だったのかな。

1ブロック終了後のMCでは客席の秘密結社メンバーの我々をも巻き込んでのパジャマパーティだという感じで、みんな知ってると思うけど改めてロングの自己紹介、そして新メンバーのロングバージョンは初披露になりました。

心菜ちゃんは「花は?(桜木!)女は?(心菜!)エビ中のへそ出しマーメイド、出席番号13番桜木心菜です」
小久保さんは「Hello i'm junior high schoolstudent You know?(i know!)You know?(i know!)マイペースが好きです出席番号14番小久保柚乃です」
和香ちゃんは「のんのん(ののか!)のんのん(ののか!)のんのん(ののか!)まる!風に吹かれる白い雲になりたい、出席番号15番風見和香です」
※()内がレスポンス、正式な表記は不明

キャッチの部分は良い*14として、最近そんなにやってなかったしコールアンドレスポンスありの自己紹介ルーティンは辞めるチャンスだったんじゃないかなーとは思いました。今どうせできないんですし、今後のことは分かりませんが。一連の自己紹介になったことで心菜ちゃんの出席番号後の「の」が無くなってましたね。小久保さんが星名さんのことを「星名さん」っていうの面白かった。

次のブロックが1部と2部で曲が差し替わっていて1部では「ハイタテキ!」「イート・ザ・大目玉」「MISSION SURVIVOR」で、2部が「シンガロン・シンガソン」「HOT UP!!」に「MISSION SURVIVOR」ということで、両部入れたので「イート・ザ・大目玉」と「HOT UP!!」が見れて良かったです。「ハイタテキ!」と「シンガロン・シンガソン」も甲乙つけがたい。タオルを回すのはご時世に合っているのかいないのか。

こんなに騒いで近隣住民からのクレームは来ないのか?という話の流れから、パシフィコ横浜国立大ホールと同じ規模の真山邸の家賃は2兆8000億(2部は2兆8500億)と言っていましたが、賃貸らしいので日本一高い賃貸の可能性があるなと思いました。都内の一等地のビルよりも高そう。初めて真山邸に来た新メンバーに1人ずつ何かやってよということで、ソロを披露することに。何をやるのかな?と思っていたら、心菜ちゃんがセンターに出てきて聴き覚えのあるイントロ「ぐらりぐら想い」。これは心菜ちゃんから感じるパーソナルイメージに似合う良い選曲だなと思いました。あの頃の小林歌穂*15が歌うのは曲とのギャップが面白さとしてあったと思いながらも、今にして思うと歌唱難易度が高い曲だったんだなと。心菜ちゃんのダンスの表現力は素晴らしかった。
入れ替わって出てきた小久保さんはこの流れで何を歌うのかな?と思いを巡らせましたが、「ペコペコリーナ」でした。ステージの全体を行ったり来たりして目一杯走り回って後ろに座るメンバーの横にも座ったりして結構な暴れっぷりでしたね。思い巡らせた中で浮かんだ第一候補はコミックガールだった*16んですが、ペコリでなるほど納得。あの頃のリコ中山の狂気を彷彿とさせながらも小久保さんの持つ抜け感に違いを感じる出来。これはこれで今のリコ中山もなかなかやってはくれない曲だとは思うので。コミックガールもなかなか聴ける機会が減ってしまったのでチャンスがあればやってほしいな。*17
最後に和香ちゃんは大本命の「また会えるかな」で、やっぱりあの時の安本さん*18と比較してしまうところですが、甲乙つけがたい表現力でありながら、まだまだ原石という感じを残しながらも曲と彼女のバランスがぴったりと合っている感じでこれも素晴らしかった。
ちなみに2部は同じ曲で風見→小久保→桜木の逆順で披露、構成的にはこっちの順番の方が良かったような気がします。何故なら新メンバーソロの後に黒ひげ危機一髪でお姉さん達の中からひとり客席リクエストの曲を歌うというコーナーが続くので、「またあえるかな」からのギャップが凄いので。

1部は黒ひげがちゃんと刺さってないという事件があって、結果最後まで剣が刺せることになって、順番が最後だった真山さんがスタバジャンケンのエピソードを話しているうちに負けが決定して、お品書き*19から選ばれた一曲を歌うことに。真山さんは「黄緑のアレ(電車のマイム)」*20はやめてくれ*21と言っていました。選ばれたのは「キミに39」。リクエストコーナーでは選ばれがちな曲ということでしたが、だいぶはっちゃけられておりました。2部はりこちゃんが1周目の4人目で飛ばして「LiarMask」が選ばれた瞬間に「(風呂で)練習したけど、漢字が読めない(からあきらめた)」と言いながらだいぶオリジナリティのある歌詞で歌われておりました。お姉さんたちが盛り上がって途中から全員参加のLiarMask*22になって、途中まで新メンバーたちは座っていましたが、真山さんが参加を促して間奏からの南流石を踊らせていました。最後のポーズだけバッチリ決めていてモニターにアップになっていてウケました。1部も2部も盛り上がりました。はじまる前に真山さんと小久保が新メンバーはLiarMaskを知ってるのか問題を話していたら、何かで見て聴いたから知っていると答えてましたかね。それじゃあ振り付けはわからんやろと思いました。

また9人での歌に戻って、意外な「春休みモラトリアム中学生」でしたが、HERE関連で色々とあった*23のでここでは色んな意味を込めてやろうという感じでしょうか。*24
ステージ上の夜も深くなってきたということで「Lon de Don」でうとうとしてると、ステージ上の時計(ライブスタートは21時頃を指していた)の時間を見て、りこちゃんが「もうこんな時間、メイクして準備しなくちゃ!」と叫んで「オメカシ・フィーバー」で起きると、「元気しかない!」に。本当は歌ってる場合じゃないところで、皆さん仕事があるエビ中さんたち、かほちゃんが一番早く出なきゃいけないということで支度をするために退場、続けてダメダメな話をしていると真山さんがオチない話をして詰められると「私も支度しないと……」と出ていく背中に桜木・小久保が「(真山さんがこの場から)逃げてます」と投げかける、和香ちゃんが「これなにかはじまってるんですか?」と疑問を投げかけるも無視で、そのスキにりこちゃんが用意に時間がかかるタイプなのでと言って退場、星名さんも早く行った方が良さそうなんでと退場。残るは安本・柏木と新メンバー、柏木ボスの集合で中央に集まって新メンバーにインタビューから、エビ中ダメダメあるあるを言って安本さんからOKが出ると抜けるというシステムで新メンバーが順次出ていくとセット*25の向こうで服やボールが飛び交う様子が見える。小久保さんはひたすら黄色い靴下を探し続けていましたが、安本さんが早くハケさせて!と訴えて退場すると入れ替わりでチノパンに紺ポロシャツ、ハンチングに赤い法被を着て自転車を押して出てきたかほちゃんが鶴の恩返しの紙芝居を披露。ぽじいさんとぽばあさん。
紙芝居が終ったところで、それぞれ色んな職業のコスプレ*26でステージに戻ってきて「元気しかない!」の続きから再スタート。最後の点呼の後に星名さんの「今日も元気いっぱいさあ働くぞー!」から「イヤフォン・ライオット」と「Anytime, Anywhere」で〆。

今年もFCイベントらしいイベントで楽しかったです。久しぶりにFCイベントで指定席(着席指定じゃない)券を買ったので、1部では一応ソロ曲リクエストの時に参加券があったような気がして楽しめました。90分強の予定とのことでしたが、最終的には2時間くらいだったので満足感のあるイベントでした。毎年コスプレのイベントになってるけど、もう募集したらいいんじゃない?とか、新メンバーのやりたいことやろうかということで真山さんが小久保に聞いたら「メイド服着せたい、でも自分は着ない」というアレな返答から、柏木さんの新メンバーの自習とかもいいねと。新メンバー来年くらいに自習だとちょうど良さそうですよね。

今回新9人で初披露となった曲のパート割もなかなか良かったですが、今回やった曲でライブ定番になりそうもない曲*27とかもあるので、今度見る時にはもう忘れてそうですね。

いつの頃からかずっとエビ中に感じてきた多面体の感覚が新メンバーにはひとりひとりから感じるところがあるなと思っています。当然、三者三様でありながら過去のエビ中の色んな面を写して反射させているような気がして、この子のここは誰それっぽいな、でもここは違う誰かに似ているし、じっくり眺めると誰とも違う何かがあるな、とか何重にも何層にも面白いですね。これからもどんどん誰かのどこかに似てくるだろうし、オリジナリティも出てくるだろうし、それがグループの新しいアクセントになっていくだろうし、それを感じてお姉さんメンバー
達にも影響を与えたりしていくんだろうから期待と希望しかないな。

まだまだ新メンバーに割り振られたパートが耳に馴染んでいないので、耳を滑る感じがしていますが、その違和感も楽しめるのは今だけだなと思うので、これから何度か見ていくことでまた新しい聴き味が生まれていくんたろうな。
旧9人時代の曲もパートがシャッフルされているので元のパート割とは若干変わった割り振りになっていると思いますし、なんだかんだでそこまでパート割りにこだわってはいないんですが、今新メンバーに割り振られたパートが半年、一年後にどんな風になっているのかを見たいなと。

ここは内向きでいいイベントなので春のツアーからは全方位に向けてバンバン打って出てほしいなという風に思いました。ただホールツアーとはいえ、首都圏会場が2000人規模なのでこれから興味を持った人はチケットをとるすべがない可能性はあるなと思いました。パシフィコか国際フォーラム辺りを最後に追加してくれたらいいのになと思っています。東京ガーデンシアターはフルキャパだとちょっと大きいですかね。恐らくツアーの終わりから間もなくファミえんがきそうな日程ですし。

イベントのチケットは前売りでほぼ完売だけど、当日券が出て完売は当日というのが本来は一番美しいと思うのですが、まあとりあえず申し込んだところは当ててくださいというお気持ちです。
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昼と夜の間にパシフィコの展示場のロビーで日向ぼっこしてたらなかなかいい時間が潰せましたし、帰りもあんまり止まらない電車を待って乗ったら座って近所まで帰れたので今回は完全勝利の可能性が高いですね。フルキャパでやるなら以前のチケット料金水準に戻してくださいとは思いました。
という感じで以上です。

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20220212
私立恵比寿中学
FC会員限定イベント「エビ中会員限定ファン感謝デー2022」
パシフィコ横浜 国立大ホール
seesaawiki.jp
natalie.mu

*1:2016、2019~2022

*2:チケット発売(FC先行)が緊急事態宣言直前で開催自体は緊急事態宣言解除直後で切り抜けた

*3:東京・神奈川はまん延防止等重点措置中

*4:楽なだけで時間は東京横断分かかるし、電車賃もいいだけかかります

*5:去年も同じことを言ってましたが、あの頃のように始発とかではないし、都内からなので文句を言うなレベルですが、普段テレワークをキメているので、なかなか朝の電車に乗ることがないので

*6:雪が降ってたので買いに行けなかった

*7:基本入り口になってるのって、裏側ですよね?

*8:この件も去年と同じですが

*9:去年の2部と同じですかね

*10:ショートパンツで良いだけ足を出した状態で

*11:2021/11/6の秋田分校でやってたので全然最近やっていました!自分が見たのに限っても2020年のFCイベント「じゃあベストテン2020」でもやってましたのでたったの2年ぶり!そんなに空いてない!ちなみに去年のファミえんでやる予定だったのかな?(https://seesaawiki.jp/ebc/d/20210822_0

*12:どこからどこまでが古い曲なのかはちょっと分かりませんが

*13:ラブスマが新しい曲なのかという部分もありますが

*14:エビ中のへそ出しマーメイド」最高

*15:2014年11月初披露なので14歳

*16:あんまりやらなくなっちゃったのでたまには見たい楽曲

*17:お姉さんたちのお品書きにはたぶん入ってましたのでやらないわけではないらしい

*18:2012年7月で14歳になったばかり

*19:過去のソロ曲、ユニット曲、一部グループ曲約30曲の中から選曲が可能、選ばれたメンバーののソロ曲はNG

*20:ぁぃぁぃといく日本全国鉄道の旅

*21:漢字が読めないから

*22:星名さんが大好きなやつ

*23:エビ中++で共演していた、この曲の作詞作曲の尾形回帰の育休宣言(バンドの活動休止)と共演(2016年春ツアー千秋楽)当時のドラマー宮野大介さんの死去

*24:そこまで披露回数は多くないですが、ほぼ毎年やっているので特別ではないのかもしれませんが

*25:真山邸の壁

*26:真山:交通整理員、安本:デザイナー、星名:警官、柏木:医者、小林:紙芝屋のおじさん、中山:タクシー運転手、桜木:キャリアウーマン、小久保:パン屋、風見:ホテルマ

*27:モラ中とか元気しかない!とか