ちょっといいたいだけ

主に私立恵比寿中学とukka(ex:桜エビ~ず)について書いています。

20190622「MUSiCフェス」横浜赤レンガパーク特設会場

この数日間、そこまで天気が悪いことも無かったのに寄りによって崩れるのとか、まあそうなりますよねっていう感じでアレだよなってなりました。アレとはなんなのかは私の中でもまだ答えが見つかっておりません。アレです。

MUSiCフェス」に行ってきました。

金曜日に何も用意できなかったので、一応家にあったカッパとタオルだけカバンに入れて、リアルに最低限の装備で行くことになりました。天気が悪くて気温が高いとかなったら命の危険を感じるなという軽装備だったんですが、まあ気温の方は杞憂に終わりました。

でも、雨は降りました、本格的に。

さて、そもそも何時くらいに会場に着くのが正解なのかっていう話ですが、まず横浜赤レンガが遠いんですね、それはもう仕方ない話なのですが、例えば始発に乗ったとしてもっていう感じですし、そもそもフェスに始発で行ってポジションキープするとか無粋も良いところな気がしたので、開場のちょっと前に到着するようなイメージで家を出ました。そもそもあまりに早いと店が開いていないので、飲み物も買えない……と思いましたが、結果的に店が開く時間までは待てないことが分かったので、コンビニで軽食と飲み物だけを買って横浜へ向かいました。

電車に揺られて日本大通りを目指していましたら、これは確実に赤レンガに向かっているだろうという人がいたので、ついて行けば会場まで行けるなと思って安心をしていたら、馬車道でその人達が降りてしまい、馬車道だったか……と思いましたが、そのまま日本大通りまで行きました。焦って電車を降りる気力が無かったからです。

結局、日本大通りの駅にも目的地が同じ人達はいて、ぼーっとついて行ったら、何故か馬車道の駅までまで歩いてしまい、何がどうなってるんですか?となったので、ここで地図を見ました。そんなワケで馬車道経由でぐるっと回って25分くらいかけて赤レンガに着きました。既にリストバンドの交換もはじまっていて、並んでいる人もいなかったのですんなり交換して入場列へ。

早朝に来ていた知り合いと挨拶して7時の時点で既に結構人がいたという話を聞いたのですが、もうそういう世界には生きられないのじゃよ……と思って、開場30分前くらいでしょうか、入場列に並んで一人会場を待ちます。この時点で並んでいるのは半分くらいはお姉さんのファンの方々のように感じました。実際は妹分的研究生が3割、お姉さんが4割、主催者が3割かな。それぞれがふんわり重なってるからそこまでバキっと別れてはいないんでしょうけど、Tシャツ事情的にはそんな感じでした。

さて、朝買ってきたパンを電車で寝てしまったので、この並び中に食べたり赤レンガってもしかして初めて来たのかもなと思いながら写真を撮ったりしていると入場がはじまりました。リストバンド着用して手をあげて、カバンの中を見せろとのことでした。ビンカンの持ち込みはNGです。

ゲートをくぐって観客エリアに入っていくと、結構芝生のゾーンだったり、中段くらいの柵辺りに陣取る人も多くて最前エリアにそんなに人が多くありませんでした。7時に来た人たちが2列目くらいにいたので、スキマを通って行ったらその後ろくらいに行けてしまったので、そこで見ることにしました。目標はポリシックスまで。

いつものクセで下手側に来てしまったのですが、気づけばスクリーンは上手側のみで櫓が被って丁度よく見えないっていう感じ、下手にもくださいよ!と思いましたが、時すでに遅し。入場から待ってる間に雨が降り出して、ザザザと本降り。ステージに校長が出てきて苦笑い、一度袖に入ってからカッパを着てまた出てきて苦笑い。笑ってる場合じゃないよ!と、びしょ濡れになりながら恨めしくステージ上を見ていました。

このまま荒天で中止もあり得るという話をしていたら、ペットボトルがステージに出てきたので開催が決定、あとはどこまでできるのかっていう事ですね。はじめてしまえば勝ちだなという空気が見えます。

主催の皆さんがステージに登場して開会宣言です。選手宣誓的なことをしていましたが、これどこで誰が何をやっても大概スベるのでもう勘弁してあげてほしいなと思いました。はじまります。

さて、雨の降る中、桜エビ~ずのOAスタートです。
リハか音出しかでワナビーが聴こえてたという話を聞いていたのですが、「エビ・バディ・ワナ・ビー」からスタート。とはいえ配信曲で固めてくるのかと思ってたので、ちょっと意外でした。ここは勝ち負けじゃないのかっていう感じです。続いて「タリルリラ」は2017年から2018年の配信曲が揃ってくるまでのキラーコンテンツ、「おねがいよ」はなんだかんだいって強い曲。満遍なく各メンバーの見せ場があるので曲調とは乖離しているけど、自己紹介的な感じはあるかも。ここで水だったかな?ということで、今日はMCが無いんだなと思いました。良いと思います。
「さいしょのさいしょ」は初めて見た。曲だけを聴いた印象だと、ちょっと歌詞はエモみに寄り過ぎてるし、そこそこサラっと聴けるタイプの曲だからそんなでもないなというか、12曲目で満を持してっていう感じでもないなと思っていたんですが、振りが入ると全然印象が違っていて、途中に入る全員が別の過去曲の振りをするところとか、まあやっぱり夏のアイスと冬のチョコレイトの件とか、良いバランスになっていて結局アイドルっていうのはこういうことなのかなと思いました。ちょっとエモみが出たところで「それは月曜日の9時のように」で楽しくなってました、とにかく曲が良いよ。そして最後に「リンドバーグ」という隙のないOA、最後にグループ名だけの自己紹介をして帰っていきました。
結局、桜エビはかなり良かったです。良い場所で見たっていうのもあるかも知れないけど、大きいステージでも自信をもってやってる感じがあった。

前が一人分空いたので、2列目に移動してHERE。桜エビの途中から雨がやんできて、HEREの最初は降ってなかったのに、尾形回帰が「雨やんだ、俺がサニーボーイ!」とか言い出したからまた雨が降ってきた。サポートのドラムが9㎜の人でカッコ良かったですね。松野さんに向けての曲とパフォーマンスでそんなことをしたら雨が降るよなって思いました。ファミえんの櫓の上以来で見ましたが、歌ってるところはロックスターでしたね。

さて、私の本番が来ました。ニューロティカです。港カヲルも出るということでこれは確実にコラボがあるな*1ということでやる気があったということと、最後までポジションキープすることを想定していなかったので、ここでエビが見れればまあいいかっていう思いもありました。ここで誰も求めていない私の話をしますが、この日ニューロティカのTシャツを着てこようかなと思いましたが、手元にあるものがリコ中山さんが生まれる前くらいのものであったり、季節感(主にクリスマス)が押し出されていたりするものが多かったので辞めました(ジェームスが加入してからのものが無い)。それはそれでまあいいんですが、私1989年からニューロティカを聴いているんですよ。90年代後半からですが、ライブにもそこそこ行ってます。メロン記念日との対バンとかも行ってましたし、本当に好きなので今日のこの日を楽しみに待っていました。普段のライブ中は腕組みして最低限の動きしかしてませんが、この時ばかりは両手を挙げてましたよ。パオパオーっつって。ニューロティカが35年歌ってる「 DRINKIN' BOYS 」を30年聴いている私がこんな次元に存在しているのかっていう謎の世界線でした。予想通りに「元気しかない!」を歌いに出てきて、かほちゃんがあっちゃんのメイク*2してきて興奮したし、港カヲルがケツ出してたのも許せる*3、私にとっての奇跡的な時間になりました。それでは「嘘になっちまうぜ」と「飾らないままに」を皆さん是非聴いてください。*4

嘘になっちまうぜ
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飾らないままに(MV撮影は中島たくみ!)
www.youtube.com

ニューロティカの興奮のまま、魔法少女になり隊を見ていると、「ちちんぷい」のセルフカバーがはじまって最後のワンコーラス辺りでエビが出てきて、「ちちんぷい」はなんだか知らないけど泣けてくるんだよなーと思いながら見てました。

SUSHIBOYSは若いな!と思いながら見ていたんですが、充電用の自転車に似た装置が結構早い段階で走っていくのが面白かったです。

一緒に見てた人のおこぼれでPOLYSICSは良い場所で見れましたので、非常に興奮をして見ていました。もう10年単位でライブを見ていなかったので、懐かしいというほどの感じではありませんでしたが、やっぱりカッコいいよなって思いました。フミが昔から好きです。

この辺で一歩詰めろとかなんとかという感じになっていたことと、かなりびしょびしょになっていたこともありましたので、予定通り一旦下がりました。この時に後ろに下がる人はほぼほぼいませんでしたが、ガンガンに突っ込んでくる人、下がる人をかき分けて前に出ようとする人が結構いたので判断的には間違いなかったなと思いました。上手の後ろの方でももいろクローバーZを見て、100年ぶりに労働賛歌でスクワットしました。曲数が少なかった割に知っている曲が多かったので、なんとなく微妙な気持ちにはなりました。何が正解で何が不正解は分かりませんし、フェスですし、DMB*5も連れてきていましたし、タクヤが「ほれた?」ってやってましたし、3年半ぶりに見るももクロは迫力ありました。そして、エビ中が出てきて「COLOR」をやりました、まあ遠かったですが、まあ良かったよなっていう風には思いました。前線に残っていれば、それこそ1000年ぶりくらいに近距離で見れたなとは思いましたが、自分のどうでも良い美意識の問題ですので、それは致し方ないです。あーりんはTIFで見ます。そして、ももクロの出番終わりに「なにがなんでも」が流れて、これはいじられてるのか?と思いました。

吉澤嘉代子はリラックスエリア(そんなものはない)で見ましたが、「曇天」もやってくれたし、かほちゃんをゲストに呼んで「日記」もやりましたし、良かったですね。「曇天」の歌い出しの部分を真山さんが完全再現していることが分かって、そのクオリティの高さに思わず笑ってしまいました。かほちゃんとの「日記」は呼んでおいて全然歌わせないのか!?と思いましたが、さすがにそんなエッジの効いたことはなく、2コーラス目をかほちゃんが歌って、その後2人で歌っていたので安心しました。そして、出番の最後が「日記」でゲストがハケるのに続いて吉澤さんも帰って行ったので、それはそれで新しさあるなと思いました。*6

岡崎体育ゲスの極み乙女。に関しては、会場の外でくつろいでいたのでノーコメントです。

フジファブリックがはじまるところで会場内に戻って、芝生エリアの奥で見ていたら、「お願いジーザス」セルフカバー前のMCのタイミングでメンバーが関係者エリアに出てきて見ていた。MCでたぶん自分たちにも起こった出来事と重ねて、色々あったことを乗り越えてフェスを開催するようになるなんてすごい、尊敬するみたいなことを言っいて、その後のフジファブリックの「お願いジーザス」 の良さと相まってエモいっていうのはこういう事だと思いました。そして、去年のちゅうおんでエビ中がカバーした「若者のすべて」を最後に演奏して、今日のベストアクトだったと思いました、良かった。

大トリの私立恵比寿中学さんも同じ場所で見ましたが、新譜の曲をやるのは良いとしてその他のセットリストが結構謎というか、「えびぞりダイアモンド!!」と「仮契約のシンデレラ」が入ってきてこそ10周年ですが、結構意外な曲を意外な曲順でやっていったので、どうしてこの選曲になったのかな……と考えながら見てしまったので、ちょっとブレたというか、こちらの問題ですが不思議だなと思っていました。とはいえ、「なないろ」が横浜で見れたことは大きいし、「 幸せの貼り紙はいつも背中に」も良かったなと思いました。パフォーマンス自体は良かったですし、持ち時間も多かったので、これはこれで良かったですがこのセットリストのコンセプトを教えてほしいなと思いました。新曲スタートだったので星名さんが躍っていたということでやっと戻って来た!と思ったら、途中からお立ち台になってしまったので、ちょっと残念ではありました。でも、全編ステージ上にいたので、ちょっとずつは進んでいるのかなと思っておきたいです。

全般的には思った以上にお客さんも入っていたし、後ろの方で見ていても全体的に盛り上がっていたと思うし、成功といっていいのではないでしょうか。これで校長が左遷されなければいいですね……。天気以外は大体良かったのでまたやっていただいても良いと思いますが、梅雨にやるのは意味わからないですし、もうちょっとチケット代を勉強していただけると良いなと思いました。遠いから赤レンガは嫌だなと思っていましたが、雰囲気だったりなんだったりは良かったので場所はまた赤レンガでもいいです。ちゅうおんに比べれば……。

帰りの電車で9年前に一緒にエビ中見ていた人達と同じ電車になって途中まで帰ってきたんですが、まああんまり変わってないな歳はとったけどっていう感じでした。エビ中のMVPは中山莉子さんです。最近は毎回優勝している中山さんですが、この日も良かったです。なんなんですかね、私はロックボーカリストだと思ってるんですけど、とにかく力がありますね。
natalie.mu

最終的には、私の自己実現フェスでした。

※20211027 誤字の修正、期間限定配信映像のyoutubeリンクを削除(配信が終了したため)

MUSiC

MUSiC

MUSiC

MUSiC

  • 発売日: 2019/03/13
  • メディア: MP3 ダウンロード
playlist(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

playlist(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

*1:何故なら、ニューロティカ港カヲルが揃ってやる曲が他にないので

*2:井上です

*3:個人的な見解で、怒る人もいると思いましたけど

*4:ギターは前のメンバーですが

*5:ダウンタウンももクロバンド

*6:後で考えればももクロもそうでした