ちょっといいたいだけ

主に私立恵比寿中学とukka(ex:桜エビ~ず)について書いています。

宮崎れいなの存在感

2013/3/5新宿ロフトプラスワンで行われました、
私立恵比寿中学職員会議に行ってきました。

「イベントの空気感が違う」と国語教師/近藤キネオさんが何度か言っていましたが、
集まっている客層が大分変わったのでそれも当然かなと思いました。

これまでの職員会議でも話題に上がらないことはなかったのですが、
校長の話の中に転校していったメンバーの名前が多く出てきた気がします。
特に元リーダーの宮崎れいなさんの名前です。*1

校長が話したいくつかのエピソードで、
「れいながいた頃」、「れいなに言われた」という言い方で。

校長にとって宮崎れいなとはなんだったのか?

彼は彼女にリーダーという役割を与えています。
彼女はグループの中では初期メンバーの1人ではありますが年長でもなく、
個人的にはなんとなく気ままな人という印象でした。

昔からの気の合う仲間と遊んでいるのが楽しいし、
新しいメンバーとかどこかめんどくさい。そんな感じだったのかなと思います。

実際、彼女は転校に際して、新しいメンバーとは
なかなか打ち解けられなかったという趣旨の発言をしています。

私は彼女に「群れを率いるタイプではない」という印象を持っていました。
ただ、彼女は変わります。
それはリーダーという役割を与えられたからだけではないとは思いますが。

きっかけはどこにあったのか?それは私にはわかりません。
もしかするとコミュニティFMでのレギュラーで毎週新メンバーの1人、
星名美怜と仕事をしていくうちにだったかもしれません。

ある日ブログに上がった、柏木ひなたとシャボン玉をしている写真
2人の表情に全てが詰め込まれているのかもしれません。
全てはもう確かめることのできないことではありますが。

彼女によって一番変わったのは、もしかしたら校長だったのかもしれません。
体育会系(水泳部の部長だったらしい)だった流れで、毎回仕事の後に
反省会をしていたことを「このチームには向いてなかった」と語っていました。
このチームに向いてないと思ったのは「れいながいた頃」だったそうです。

校長は「この現場についてキレたのは2回しかない」の内1回が、

打ち合わせをした時にメンバーを集めた台本読みが早々に終わった、
当時なるみ(宇野愛海)が栃木からわざわざ来てたのにすぐに用事が済んでしまったことに対し
れいなが「意味ないじゃん」といったことに対して、メンバーが引きつけを起こすほどキレた

だったそうです。

でも、そんな彼女を校長はリーダーに選んだ。
それは2人にとっての成長物語のはじまりだったんじゃないでしょうか。

冬ツアーZepp札幌一部での廣田あいか途中退場に絡めて彼はこういう話をした。

ある時、イベントで体調を崩していたれいなに「今日はもう休んで帰っていいよ、
あとは他の人で何とかするから(意訳)」と伝えた、
それはマネージメントの立場からすれば当然の判断で、その状態で
無理をさせられないという意味合いだったが、彼女の捉え方は違っていて、
その言葉を受けた彼女は「自分はいなくてもいいんだ」と解釈してショックを受けたという。
その彼女の反応を聞いて、校長も逆にショックを受けた。

これは校長にトラウマとして残っているのでしょう。
こうしたやりとりから彼は「(年頃の)女の子は難しい」と漏らしてはいましたが、
この件から、運営の独断でステージを休ませることを辞め、
最終判断を本人に任せる部分もあるそうです。

これは、最終的には本人のやる気の問題だという部分と、
体調の管理等を含めた責任感を求めているのかな?と思います。
彼女たちは恐らくファン(私)が思っている以上にプロで、意識も高い。

ただ、本人がやるといっても客観的に無理だと判断した場合は、
当然止めることもあり、ただ本人に任せっきりにしているだけではないそうです。

校長がこれまでしてきた話では、エビ中の担当マネージャーになったのは
約三年前(ぁぃぁぃとほぼ同期だとすると)*2、当時年長の現「春から中5組」が中2、
まだメンバーには小学生もいた時代です。

これは完全に想像でしかありませんが、
れいなとの関係性で、大人とも子供とも違う微妙な年頃の女の子との
対峙の仕方を構築していったのではないでしょうか?

「以前、彼女たちに何をしたいかを聞いてみたいといっていたが?」
という質問に対して、校長は

メンバーに何がしたいかは聞いていない
中学生にその質問をぶつけるのは難しい、今自分が「どうしたいんだ?」
って言われても答えられない(意訳)

という返答をしていた。
毎回反省会をしていた当時の体育会系の校長のままだったら、
この返答は変わってたんじゃないかな。

あれから1年経って「何がしたいのか聞けない」校長と、
1年前に「何がしたいのかを決めて転校していった」れいな。

校長にとって彼女との関係は、変化のきっかけでもあり
成長そのものでもあったのかなという風に思います。

校長とれいなの物語は途切れてしまったけど、
れいなに与えた「リーダー」という役職は他の誰にも与えないままです。
そして今、校長は人生最高の充実感を感じてエビ中を率いているそうです。

色んな意味で成長した今のエビ中は、あなたの目にはどう映ってますか?

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初のライブハウスワンマンのOP

最後の「さあみんな準備はいい?いくよー!」が忘れられなくて、
新しい会場でのライブが発表された時など、ことある毎にこの動画を見直しています。

20130831/追記
20140227/一部言い回しを修正
20140930/一部言い回しを修正

*1:宮﨑れいな、機種依存文字なので宮崎と記載しています

*2:2010年春頃?