ちょっといいたいだけ

主に私立恵比寿中学について書いています。

2012年の私立恵比寿中学(早すぎる活動総括編)

リーダー宮崎れいなの転校で幕をおろした昨年から、さまざまな更なる変化の続いた今年2012年の私立恵比寿中学の活動についてまとめます。

まず今年はももいろクローバーZがラインナップから外れ、実質メインアクトとなったなかのZEROホールでの3Bjrライブで幕を開けた。ここでは去年お姉さん方に感じた違和感に似たものを発散しており、1ステージ3曲ながらも固定して活動しているグループとしてパフォーマンスで格の違いを見せた。
その後、中3組(現中4組)の受験に伴う活動のセーブ期(前年の初ワンマンライブから、この頃のHMV大宮ロフト辺りのインストアライブまでが面白さのひとつの頂点だったという可能性は高い)を終えて、春。満を持してのメジャーデビューとなる。

メジャーデビューのレコード会社は数社の争奪戦の末にソニーグループのデフスターレコーズに決定。デビュー曲に仮契約のシンデレラをひっさげて、スプリングデフスターツアーをラゾーナ川崎からスタートさせた。この頃は先のイベントまで一気に発表する手法の変化もあり、会場や日程によって客数にバラツキがあったり、イベントライブもほとんどの会場で1イベント、ライブ2回回しが可能だった。

このツアーでは発売週がGWになるということで、GWに開催されたイベントを皆勤すると景品がもらえるというスタンプラリーが開催された。(皆勤者には好きなメンバーのサイン入り手形が贈られた)
その他、このツアーではこれまで使っていなかった規模の会場でのイベントが増えた、初日のラゾーナLaQuaガーデンステージ、そしてツアー中に組み込まれた赤坂BLITZ。(BLITZ開催の発表は3Bライブ)着実に規模を拡大していった。

その中でメンバーのインフルエンザ発症により、初めての池袋サンシャイン噴水広場でのイベントになるはずが、中止となったりららぽーと柏の葉での平日イベントが荒天の為中止(東京での5月の日降水量が83年ぶりに更新される天候だった、GWスタンプラリーではこの日のスタンプが免除となった)になったりというアクシデントもあった。

発売日のLaQuaガーデンステージでは、初期メンの真山りか瑞季による結成からデビューに際してのコメントがありまるでツアー最終日のような空気になった。次の日の関東でのツアーラスト、ツアー初日を飾ったラゾーナ川崎では当日に放送のあったエビ中出演のMJを特典会中にメンバーが特典会そっちのけでワンセグで見てるという事態も起こった。

春ツアーのファイナルは「最後といったら尾張(終わり)名古屋でしょ」という渾身の駄洒落で名古屋、近鉄パッセ屋上。当時ではちょっと考えられないくらいの集客でイベントは行われ、最後にメンバー、スタッフ、参加したファンを含めての乾杯でメジャー初のツアーは幕を閉じた。(この時にSMD森槙一郎氏
の人気が爆発した)

仮契約のシンデレラオリコンデイリーチャート最高位:2位/オリコン週間チャート最高位:7位)

ツアーの序盤に発表された、エビ中初のミュージカル恵比寿リトル歌劇団イースタンサブカル物語」が開催、鶯谷キネマ倶楽部でオールスタンディングというミュージカルの概念を覆す試みでちょっとした物議をかもした。


内容的にはウエストサイド物語を下敷きにしたベーシックなもので、ツアー終了から約二週間でできる最大限のものではないかという印象。
次にこういった機会があるとすれば、キチンと時間をとってやれば良いものができるのではないかと思わせる演技力、表現力だった。ミュージカル衣装のままイベント最後にはミニライブがあり、普段とはちょっと違う雰囲気のパフォーマンスを見る事が出来た。

そして、赤坂BLITZで発表された初のホールコンサート、日本青年館へ向かう中で、HKT48指原莉乃主催のゆび祭りにも出演、校長が一番のクジを引き、ガッツポーズで最初に出演。この日限りのヴィジュアル系メイクを披露。持ち時間の10分のうち約半分を残す形で放課後ゲタ箱ロッケンロールMXだけで帰るというオモシロを武道館でやってのけた。当然お約束の「ライブハウス武道館へようこそ」も星名美怜から飛び出した。

日本青年館ではスベった演出と良いパフォーマンスで、ライブ自体の評価は分かれるかもしれないが、ここで披露されたオリジナルのユニット・ソロ曲、そして本編終盤のロングバージョンのイントロ(この間、客席に背を向けた状態から回り舞台で正面に向く演出が最高だった)の付いた仮契約のシンデレラ等の見どころも多く全てのオリジナル楽曲をやったということもあり、インディーズ期〜メジャーデビュー後までの大きな節目となるライブであったことは間違いない。

そして、早くもセカンドツアーがはじまり、今年の夏はセカンドシングルの通称塩ツアー、そしてHMV主催のアイドル乱舞(仙台、福岡、名古屋、札幌、渋谷)、TIF(初日のみ)、めざましライブ、ガールズファクトリーへの出演と内外に向けての超多忙スケジュールをこなしていくことになる。アイドル乱舞で訪れた仙台、福岡、札幌はエビ中としては初めての地方となり、いよいよ東名阪を超えた全国区での活躍がはじまったといってもいいだろう。その中いくつかのイベントで欠席者が出ることとなり、体調管理の難しさも露呈していくことになる。

楽曲的には完全タイアップのロックリーとたむらぱん作の大人はわかってくれないの両A面のバランスも良く、中でも「大人はわかってくれない」がエビ中にはひさしく無かったおちゃらけのない曲ということで、新たな評価を得た。デビュー曲の仮契約のシンデレラに続いて、楽曲に恵まれているのは間違いない。

春のツアーでは無銭イベントだった大阪、名古屋もライブハウスでの開催となり、春に中止となったサンシャイン噴水広場でのイベントも開催し、大盛況でリベンジを果たした。

春はGWの都内会場だけだったスタンプラリーが地方を含む全日程となり、全通者が集まったツアーファイナルの名古屋クアトロ(なぜ名古屋なのかは……)でジャンケン大会が開催、勝ち抜いた9名には中野サンプラザのチケット、敗者には好きなメンバーのサイン入り足形(……)が贈られた。

■Go! Go! Here We Go! ロック・リー/大人はわかってくれない(オリコンデイリーチャート最高位:2位/オリコン週間チャート最高位:7位)

最終的には「聖地」BIG HOP印西でのツアー追加公演が行われることとなり、遠征しない派の関東のエビ中ファンにもツアーファイナル気分を味わう事が出来た。この日は頑張ってる途中の初披露もあったが、実際にはもう完全に切り替わっていて、ロックリーのツアーというよりも、絶盤ベストの販促への流れになっていたように思われる。

この際、初めてエビ中券を使いきれない人が多数出たため、エビ中券の3rdツアーへの持越しという事故が起こる。これは春のツアーから導入された共通エビ中券の弊害で、当日売りのエビ中券の枚数と予想できない共通券の使用が合わさり起こったものと推測される。(この日のエビ中券販売は早い段階で切り上げられたにもかかわらずこの状況になったため)

BIG HOP印西は千葉ということで、一応首都圏といわれる会場の中でも都内からのアクセス難易度が高いので会場未定の日程があると冗談で「印西じゃないの?」と名前が出されていただけで、特に聖地ではない。実際この追加公演までに2回しか開催されたこともないので。
比較的抑えやすい会場であることから「場所の決まっていない日程はとりあえず印西を抑えて、別の場所が決まったらバラす」という話があり、ネタに使われやすいという面も大きかった。

秋の大イベントとして長崎稲佐山特設ステージで行われたクローバーEXPOにも参加、当日は天候がギリギリ持ったが、翌日に予定されていた福岡キャナルシティでのイベントは台風で中止に。

10月はツアー期間の9月までと打って変わって対バンライブ1本のみ。

月が変わって所属のスターダスト芸能3部で行ったオーディションファイナルのゲスト出演翌日から、3rdツアーがららぽーと柏の葉でスタート、この時点では「梅」の音源のみ披露でパフォーマンスは無し、初披露は次週のZepp Tokyoまで待つことになる。去年のワンマンライブ体育祭、文化祭に習って、サブタイトルに体育祭、文化祭を冠したZepp Tokyoは体育祭での学年別の団体競技、文化祭での作品掲示と公開ディベートでそれぞれ色を出した。

ツアーとは別のイベントとして、GUN★MASTAR FESでは共演のきゃりーぱみゅぱみゅをイメージしたこの日限定の衣装で登場。さらに原宿渋谷をベロタクシーで走る東京エビ伝、代々木公園野外ステージでのミニライブで絶盤ベストのキャンペーンを行った。
結果オーライ、大人はわかってくれないの楽曲提供者のたむらぱんのツアーファイナルにゲスト出演、たむらぱんと生バンドで提供の2曲をパフォーマンスした。

まだ今年を締めくくるイベント、中野サンプラザを残しているこの段階で、エビ中の2012年を総括するのであれば、新しいファン層の増加とメディアアイドル化が進んだ1年だったと考えられる。当日開演前に行って楽しめるアイドルではなくなった代わりに地上波のTVや全国のラジオ出演、雑誌にも連載やグラビアなど幅広い活動をするようになっている。去年までの最大数百人に向けた活動から、4桁、5桁そしてそれ以上の層へ向けた活動にシフトしていることは、ライブチケットのプラチナ化、全国規模でのライブビューイングイベントの開催などに現れているだろう。